「Sweet Home〜俺と世界の絶望〜」シーズン1
両親を亡くし、一人で古い団地「グリーンホーム」に引っ越してきた高校生のチャ・ヒョンス(ソン・ガン)は学校でいじめられてばかりの毎日で自殺する事ばかり考えていました。
ヒョンスは飛び降りようとしていた団地の屋上で同じく「グリーンホーム」の住人イ・ウニュ(コ・ミンシ)を見かけます。
ある日、同じ階に住む住人が大量の鼻血を出し、醜い怪物になり人々を襲うようになりました。
襲われた人間もまた怪物になり、瞬く間に街中に広がり、地獄と化していきます。
グリーンホームの住人たちも次々と襲われ、怪物となっていきます。
いつ、誰が怪物になるのか住民たちはお互いに疑い合います。
ウニュの兄で医大生のイ・ウニョク(イ・ドヒョン)がリーダーシップを取り、ユン・ジス( パク・ギュヨン)ハン・ドゥシク(キム・サンス)、パク・ユリ( コ・ユンジョン)、ソ・イギョン(イ・シヨン)、そしてパムソム特殊災難基地から逃げてきたピョン・サンウク(イ・ジヌク)など生き残った人々は外から怪物が侵入しないように要塞として密室のグリーンホームで集まって生き残る手段を考えていました。
外には怪物がうろついていて、1歩出るとすぐさま襲われて怪物となってしまう世界となり、密室となった団地では住人たちは食料も尽き果て始め、一人、2人と怪物となり、いつ襲われるのか、いつ自分が怪物になるのか、誰が感染しているのかと疑心暗鬼に囚われて緊張の続いた生活が始まりました。
ヒョンスも怪物に襲われて大量の鼻血、失神の初期症状が出ますが、なぜか怪物にならず、外見上は人間の状態を維持し続けながら、怪我をしても再生能力がある特殊感染者と呼ばれる半怪物状態になります。
生き残った人達は外見は人間のままでいるヒョンスをどうすれば良いのか悩み、隔離しながら怪物が出ると戦いに行かせるようになり、次第にヒョンスを仲間と認めるようになっていきます。
「Sweet Home〜俺と世界の絶望〜」シーズン2
怪物化は人間の強い欲望を反映して怪物となり、見た目や行動などが欲望を表していて、欲望に負けずに心の強い物が怪物化しないで見た目は人間でいるのだと分かってきました。
感染では無いと分かり、チャ・ヒョンス(ソン・ガン)のように怪物化しない特殊感染者や、人を襲わない怪物など色んなタイプがいる事が分かり、怪物を分別化しての研究が始まりました。
チャ・ヒョンスはワクチン開発が進むパムソム特殊災難基地で実験台にされるためにグリーンホームから移送されていきます。
残った人たちはグリーンホームを脱出し、街中をうろつく大量の怪物から身を守りながらイ・ウニュ(コ・ミンシ)たちは「安全キャンプ」と呼ばれる軍の特殊部隊が仕切るスタジアムにトラックで移送されていきます。
向かう途中で軍の怪物への攻撃に一人、2人と巻き込まれて、命からがら辿り着いた先のスタジアムには各地から生存者が集まり、特殊部隊のカラス部隊が生存者の安全を守っていました。
グリーンホームの住人であった元特殊部隊出身の消防官ソ・イギョン(イ・シヨン)はトラックに乗らず、研究者だった夫の子供を宿し、特殊感染者の夫は行方が分からず、お腹の中で異常な動きをする生まれてくる子供が怪物なのか、人間なのか不安を抱えながらソ・イギョンは一人で子供を産みました。
生まれてきた子供は自ら相手を怪物にする能力を持っている新しいタイプの怪物で、イギョンは殺そうとしますが、母性も働き、殺せないまま、2人でひっそりと暮らし始めます。
シーズン1 2020年放送(全10話)
シーズン2 2023年放送(全8話)
韓国題「스위트홈(スウィートホーム)
日本題「Sweet Home〜俺と世界の絶望〜」
英語題「Sweet Home」
原作は韓国の同名WEB漫画です。
このドラマを知っていましたが怖そうなんで、ずっと気になりつつ避けておりました。
ソン・ガン出てるから観るかって観始めたら・・・
season1の最初に住人のユン・ジスがエレベーターを待っていると、ベビーカーを押してきた女性が来て、ベビーカーは空なのに女性は「可愛いでしょ」と子供がいるかのように話しかけてきて、一緒にエレベーターに乗るように言うシーンを観て。。。
「あれ?このシーンって観た事があるな。。」
初めの頃を少しだけ観て止めたドラマでした。。
気持ち悪いんだよね。寝る前に観るドラマでは無いと判断して止めたみたい。
今回はソン・ガン目当てに最後まで一気見しましたよ。
イケメンの力は凄いわ。。
で、観始めたけど怖さよりも気持ち悪い。
鼻血はど~~と出るし、ヌルヌル、ベタベタしてるのが出たり、蜘蛛のような怪物や、赤いキモイ触手?が飛び出たりと、とにかく気持ち悪さが先行するドラマでした。
しかも目当てのソン・ガンは始終、泥んこで汚れてて、洋服も汚いし、ボロボロの洋服はついになくなり全裸になっちゃうし。
やっと洋服を着せて貰ったら直ぐに汚れて破けちゃうし。。。
だれか~~ ガン君に綺麗な洋服をあげて~~って何度、思った事か。。。
ソン・ガンの腹筋を見せたい韓国ドラマあるあるですけど、そこまでは観たくないよ。
いくら怪物と闘っているとはいえ、汚すぎ哀れでした。
自分も怪物になっているのに、まだ人間の外見をしていて、人を襲わないからって、一人で怪物を退治に行かせる住民たちの傲慢さに、トボトボと歩いて行くヒョンスが可哀そうって何度思ったか。。
途中でヒョンスが自分で伸びた髪を切るのですけど、バシバシ切っていくので大丈夫かいな?って心配してましたけど、次の登場シーンでは意外と綺麗に出来てました。
ヒョンス、自分で髪を切るの上手ね。。。^^
洋服や顔は汚れているのに髪型だけは妙に決まっているとは。。 ← 気になる所が細かいね。。
season1はチャ・ヒョンス(ソン・ガン)が怪物としての能力は持っているのに人間のままでいるのが何故なんだ?って思ったり、いつ怪物に変身するのかって思ったりしてハラハラですが。
パムソム特殊災難基地から逃げてきたピョン・サンウク(イ・ジヌク)が別の場所からやってきた強盗集団の一味のチョン・ウィミョン(キム・ソンチョル)に体を乗っ取られてしまいます。
season2ではチョン・ウィミョンがピョン・サンウクの体を使って行動しますけど、こちらも中々の進化した怪物みたいで、危なくなるとニョロニョロとスライムみたいにすり抜けていけるんですね。
初めの頃の醜い力だけで単純に動く怪物と違って見た目では分からない能力を持った進化した怪物が多くなってきます。
人間てさ、目が黒くなるだけで怖くなるよね。白目って大事だと気が付きました。。
あのソン・ガンですら、目が黒くなるだけで別人になるんだもん。。
season1では人間対怪物の争いで、season2では欲望のまま生きる人間と、欲望に負けて怪物化した人間とどちらが本当の怪物なのかってのがテーマのようでした。
登場人物も殆ど入れ替えて、今度は軍人と市民との圧力関係も起こります。
軍人の支配によって支配された安全区域。
安全区域とは言っても怪物化は感染では無く、自分の欲望に負けた人が怪物になるので、外からの侵入は防げても、中にいる人はいつ誰が発症するのか?
もう発症しているのか?
season1よりももっと疑心暗鬼になってきます。
人間同士の争いになってきてますね。
season2は主人公だと忘れそうなソン・ガンが殆ど出てこない!!
当時のインタビューでソン・ガンは「今はseason2とseason3を撮影中」だと答えていたのですけど、入隊も迫っていたので「マイ・デーモン」と掛け持ちで撮影とかしてかな?
season2の最後辺りにやっとソン・ガンが登場。
生きてたんだ~って思いましたよ。
チャ・ヒョンスはついに怪物化しますが両腕だけが怪物の手になっていて、広げると翼のようになります。
広げると悪魔の翼にも見えるし、自分を犠牲にして怪物と闘う姿のヒョンスは天使の翼にも見えました。。。
でも、あの大きな翼では狭い場所での戦いには不利ですね・・・
season2では完全に主役はカラス部隊の二等兵のパク・チャニョン(ジニョン B1A4)に代わってましたね。
そして突然に出てきたイム博士(オ・ジョンセ)
ワクチンを開発するパムソム特殊災難基地の博士ですけど、ワクチンよりも怪物の方に関心が強く、新しい進化した怪物に見惚れたりして。。
研究がすすまんよ。。
オ・ジョンセ氏、長い髪型は似合わないな。。。
season2ではチャ・ヒョンスはちっとも出てこないし、場面がコロコロ変わりすぎてて、何か起こりそうだって時に別の場面に切り替わってしまい、前のシーンの事をすっかり忘れていた頃に、またそのシーンに戻り、何が起こったのか教えてくれるって手法なので、記憶も薄れてるし、集中力も散漫になってきて、時系列も分からなくなるし、とにかく分かりにくい。
season1に比べて怪物も、生き残った人々も分かりにくくなってしまいました。
単純に怪物と人間の戦いだと簡単なのに、そこに色んな人の感情とか入れて複雑になってしまったから、あまり気軽に観られなくなりました。
season1みたいに怪物に恐れて、戦い、ワーワー言いながら逃げ惑ったり、疑ったりしてた方が面白かったな。
season2最後にグリーホームで死んでしまったと思われていたウニュの兄で医大生のイ・ウニョク(イ・ドヒョン)が怪物化して出てきて終わりと。。。
やっぱり生きていたんだね。。。イ・ウニョク。
season3を観るしかないよね。。
ソン・ガンの入隊前の最後のドラマだし。。。
ソン・ガン君、2月6日の「GODIVA」のイベントが公式最後のお仕事だったそうです。
sweetなガン君ともしばらくお別れですね。
入隊頑張って約2年後に帰っていて下さいね。。