韓国ドラマ「サムダルリへようこそ」

 

 

 

 

 

 

 

チョ・ウネという名でソウルで活躍中の有名フォトグラファー、チョ・サムダル(シン・ヘソン)はある日、アシスタントの裏切りによって、苛めの加害者としてスキャンダルに巻き込まれ、全ての仕事を失ない、信頼していた各関係者も離れて行ってしまい、サムダルは一緒に暮らしていた姉妹と共に故郷の済州島の町「サムダルリ」に8年ぶりに帰って来ました。

 

 

同じ年、同じ時刻に生まれ育ったサムダルの幼馴染で元恋人のチョ・ヨンピル(チ・チャンウク)は、サムダルと共にソウルに行きましたが、サムダルと分かれ、ソウルで済州島の気象庁で予報官の仕事をしていました。

優秀な予報官ですが、高校生の時に海女だった母親を海で亡くしたヨンピルはサムダルリの人々、母の親友のサムダルの母で海女会長コ・ミジャを守るため、上司から本庁に行くように言われても頑なに拒み、本庁が下した気象予報に堂々と反論し、上司も扱いに困る済州島の気象庁エースです。

 

 

サムダルとヨンピルは「サムダルリ」で再会し、お互いに未だに好きだと言えないまま、ヨンピルは心に深い傷を負って故郷に戻ってきたサムダルに幼馴染の頃のように寄り添い、彼女が再び立ち上がれるようそっと助けていくのでした。


 

 

 

2023年放送  全16話   JTBC放送

 

 

韓国題「웰컴투 삼달리(Welcome to サムダルリ) 」 

日本題「サムダルリへようこそ」

英語題「Welcome to Samdalri」

  

 

 

気持ちの良いほど、韓、日、英で題名が揃ってますね~

 

日本題にありがちな「サムダルリへようこそ ~ 再び愛してサムダルリ~」← 架空です。(センス皆無でスミマセン💦)

 

とか、変なサブタイトルが付いていなくて良かった。。。

 

 

 

最終話は自己最高の12.3%の視聴率だったとか。

 

JTBCみたいな有料放送では10%台を出すのはかなり良い視聴率だったとう事で。

 

なんと言っても有料放送加入世帯基準視聴率ですからね。

 

 

 

 

全体的にはどこかで観たような?って感じがあるですけど・・・

 

「海街チャチャチャ」とか「わたしたちのブルース」みたいに、済州島のサムダルリの町の超個性的な住民と美しい風景と・・・

 

そして。。。済州の気象庁??

 

 

「気象庁の人々 社内恋愛は予測不能?!」 ←このサブタイトル・・・を思い出すよね。

 

 

演出家の方が「椿の花咲く頃」(2019年)、「気象庁の人々 社内恋愛は予測不能?!」のチャ・ヨンフン氏だそうです。

 

 

 

16話あるから進展が遅いし、じれったいし、途中で飽きる部分もあるけど、脇キャストが強烈で面白く観られたし、チ・チャンウクだから見続けられたし、チ・チャンウクだから勿体ない気もするし。。

 

 

 

 

チ・チャンウクは「最悪の悪」で麻薬の組織に潜入捜査する役柄で繊細だけど泥臭い役柄でアクション俳優としてカッコ良く出てたのに。

 

「サムダルリへようこそ」みたいなヒーリングロマンスドラマ?に戻った?

 

 

「ヒーラー〜最高の恋人〜」や「THE K2」みたいな恋愛要素を少し含んで、しかも「アクションシーンもある役柄が好きですけど。←誰も聞いてない・・・

 

 

 

 

チ・チャンウクはもう36歳だって!!!

 

いつまでたっても笑顔が少年ぽぃ。

 

チ・チャンウクを始めて知った「ソル薬局の息子たち」(2009年)の頃は22歳ぐらい?

あの頃と変わってませんね~

人なっこい感じと穏やかな笑顔と少年ぽさと。

 

 

 

「サムダルリへようこそ」では疲れ果てたチョ・サムダルを優しく見守る笑顔が私の汚れた心を洗ってくれたわ。。

 

 

特に最終話でやっとお互いの気持ちを素直に出して、反対していた親の許しも得て、恋人まっしぐらの時にヨンピルにスイスの気象機関に栄転の話が出て、本当は行きたいヨンピルを行くように説得するサムダルに向ける笑顔が最高に良かったです。

 

 

ここのサムダルを見つめて、自分の事を考えて話してくれるサムダルに静かに向けるヨンピルの優しい目と笑顔は絶対に見逃せないシーンですよ。。。

 

 

 

チ・チャンウクを語ると長くなりがち。。。

 

 

 

 

サムダル役のシン・ヘソンは「生まれ変わってもよろしく」の魔性感が無く、気性が荒そうで、実は繊細で人の事を気遣いすぎる純情な役柄で、わたし的には「生まれ変わってもよろしく」の方が良かったな。

 

 

癖が無い、ちょい地味系のお顔立ちのシン・ヘソンさんは済州島にいる時は素朴感があるけど、ソウルにいる時はトップに上り詰めたアーティストには見えないな。

カリスマが無い感じ?

 

この役はシン・ヘソンで無くても良いと思うけど。。

 

 

 

 

お母さん役、おばさん役に欠かせなくなったサムダルの母で海女会長コ・ミジャ役の| キム・ミギョンはどれだけドラマで観た事か。

 

 

大体はキャラが強い役が多いですね。

このドラマでも娘たちを怒鳴ってばかりいるし、心臓が悪いのに心配して海に潜るのを阻止しようとする娘たちを押しやって頑固に海に入ろうとしますけど。

 

 

何故にそんなに頑なに海に入ろうとするのか?

海女としてのプライド?海女会長としての責任感?海が好き?

 

 

 

海が荒れているのに獲った貝が少ないと、ヨンピルの母親の親友のオ・ミジャが止めるのも聞かず、再び海に入ろうとするサムダルの母コ・ミジャ。

 

結局、2人は一緒に潜り、ヨンピルの母親だけが亡くなり、無理やりに海に入った自分が生き残り、最愛の妻を亡くしたヨンピルの父親チョ・サンテ(ユ・オソン)に未だに憎まれており、罪悪感を抱えたまま現在に至り。。。

 

 

 

もしかしたらサムダルの母コ・ミジャは自分のために亡くなった親友の夫と息子のためにも海で最後を迎えるのが自分に課された贖罪だと思っていたのかな?って思いました。

 

だからこそ、頑なに海に潜る事に拘ったのかな?って。

 

 

 

長女のチョ・ジンダル(シン・ドンミ)は財閥のASグループの代表、財閥2世チョン・デヨン(ヤン・ギョンウォン)と結婚しますが、チョン家の人々が使用人たちにパワハラをする事に気が付き、チョン家の嫁なのにチョン家を内部告発(内部って言うのか?)してしまい、財閥のスキャンダルを世間に知らせて、チョン・デヨンとも離婚してしまう正義を貫く、正義に反した事が許せない強い女性で。

 

 

 

 

その元夫は財閥2世で会長の父親の言う事が絶対であり、いつも叱られてばかりの弱いチョン・デヨン。

離婚後もジンダルの事を愛しているのに、愛しているが故、ジンダルにも逆らえない見た目と違って気が弱く、優しい人でして。

 

 

 

ジンダルとよりを戻したいけどジンダルをまた不幸にしたくない。我慢させたくないと思っているチョン・デヨン役はヤン・ギョンウォン。

 

「愛の不時着」の北朝鮮兵士役で人気が出ましたね。

 

 

財閥2世のチョン・デヨンは何をやってもヘマしてしまうとても可愛い役で、つい応援したくなります。

ジンダルとは最後にい方向に向かってましたけど、再び結婚まで至るかどうかは分からない感じでしたね。

 

それでもジンダルの側にいられれば幸せって感じで、がんばれ!デヨンって言いたい。

 

 

 

 

三姉妹の末っ子でシングルマザーの未亡人チョ・ヘダル役は「ホテル デルーナ」「美男堂の事件手帳」のカン・ミナだって!!

 

始めは分からなかったけど役者名を見て驚き。

 

いつの間に子持ちの未亡人役を演じるようになったんのか?

違和感がなく、綺麗で若いお母さんって感じでした。

 
 
 
サムダルとヨンピルと一緒に夢見てソウルに行った幼馴染の「5レンジャー」の仲間で一番にサムダルリに戻って来て、今は済州地方気象庁警備員、ラッキーコンビニバイトをしているワン・ギョンテ(イ・ジェウォン)。
 
出来ちゃった婚で戻って来た、誰もが名前で二度見するチャ・ウヌ(ぺ・ミョンジン)。
 
 
そして貧しかったゆえに友達と一緒にソウルに行かずにサムダルリに残り、家業が繫栄して成金となったブ・サンド(カン・ヨンソク)
実は子供の頃からサムダルが好きだったけど告白すらできないで、優しすぎてヨンピルのライバルにすらなれなかった、サムダルとヨンピルが再び恋人になるのを見守るしかない悲しいサンド。
 
 
 
正直、ヨンピルのライバル役には弱かったかな?
顔面が強いとかではなく、笑顔が良いとかではなく、一途とかでもなく、ヨンピルには勝てないって負のオーラが出まくってました。
 
一度もライバル出現ってドキドキしなかったな。
 
 
 
ドラマとしてはストーリーが分かるし、最後の終わり方も分かるし、ドキドキ、ハラハラもしなかったけど、済州島の美しさを堪能できました。
 
 
次は済州島にでも行きたいな~
 
 
 

海女部隊が頼もしくって、面白くって、海の女は強い。。

 
 
このドラマの本当のメッセージは
 
「平穏に見える海の中でも危険と隣り合わせ。
無理せずに、欲張らずに、上がって息を整えなさい。」
 
 
済州島の海女さんたちの言葉だそうです。
 
 
無理をせずに、身の丈に合った生き方をし、苦しくなったら呼吸を整えて生きよう。。
 
 
 
 
 
 
チョ・ヨンピル(チ・チャンウク)の名前はヨンピルの母親が亡くなる前の少女の頃から好きだった歌手のチョー・ヨンピルから付けた名前で、ドラマの中でチョー・ヨンピルの歌を少女時代のテヨンやドギョム(SEVENTEEN)が歌っているとか。
 
 
わたし的にはCNBLUEのヨンファがバラエティー番組「トロットの神がやってきた」で歌った「ショートカット (おかっぱ頭)」の曲が流れて来て聞いた歌だ!
 
って思ったらチョー・ヨンピルの歌だそうで。。。
 
 
OSTのリメイク曲は、韓国の代表的な歌手チョー・ヨンピルさんが直接選んだそうです。