韓国ドラマ「最悪の悪」

 

 

 

 

「最悪の悪」公式ポスター

 

 

 

 

 

1990年代、元DJのジョン・ギチョル(ウィ・ハジュン)が犯罪組織のリーダーとなり、江南のナイトクラブで「カンナム・クリスタル」と呼ばれる新種のドラッグを販売し、巨大な組織として江南一帯に手を広げ始めました。

中国から韓国へ、そして日本へ流れる国際的な麻薬密輸組織を壊滅させるために、韓国、日本、中国の合同捜査が始まりました。

 

 

地方の刑事パク・ジュンモ(チ・チャンウク)は捜査のためにジョン・ギチョル率いる麻薬組織「江南連合」に潜入捜査に抜擢されます。

ギチョルの信頼を得て、麻薬販売の証拠を集めて3国の販売ルートの証拠集めを命じられます。

始めは悩んだジュンモですが、麻薬保安官でジュンモの妻ユ・イジョン(イム・セミ)はエリート警察官一家の娘で、田舎の刑事で麻薬依存症の父親を持つジュンモはイジョンにも秘密で昇進を条件に麻薬組織に潜り込む事に成功します。

 

 

命がけでギチョル達の信頼を得ていくジュンモですが、イジョンが夫が潜入捜査をしている事を知り、自分も夫の手助けにと捜査に入り込んでしまいました。

そこで犯罪組織のボス、ギチョルとイジョンは初恋の相手で、ギチョルの親の事件のために離れ離れになっていた過去があり、捜査上、イジョンはジュンモの妻の姿を隠して、ギチョルに接近を始めました。

 

 

組織の捜査をしつつ、妻の安全も重要となり、妻とギチョルの仲も気になり、妻がいる事で任務に影響を与えることを心配しつつ、ジュンモは焦り始めます。

一方、ギチョルはイジョンと結婚して平凡な暮らしをしようと考え始め、麻薬組織を信頼しきっているジュンモに引き継がせようとします。

「江南連合」のメンバー達はギチョルが新人であるジュンモを信頼しきっている、そして警察官であるイジョンとの仲に不満を抱き、お互いに疑い始め、分裂が始まります。


 

警察官なのに潜入捜査がバレないように邪魔な者を殺したり、信頼を得るため、妻を守るために誰よりも血まみれになって激しく戦うジュンモの姿を見て、ジュンモを助けようとギチョルに近づいたイジョンが夫の姿を見て複雑な心境になっていきます。

 

 

 

 

 

2023年放送    全12話

 

 

 

韓国題「최악의 악 (最悪の悪)」

日本題「最悪の悪」

英語題「The Worst of Evil」

 

 

 

 

 

1話目から直ぐに血まみれでびっくり。泥まみれでびっくり。

 

 

 

ギチョルとジュンモの疑い合い、探り合いの戦いも良かったけど、どんどんとヤクザ感が増していくジュンモと恋愛ボケになっていくギチョルとの対比が面白かったですね。

 

 

 

平凡な生活を愛する人と夢見るギチョル、捜査のためとはいえ、先頭を切って組織のかなめになっていくジュンモ。

 

 

 

潜入捜査がいつバレるのかドキドキして、戦いでハラハラして、あんなに血吹雪が飛んで、ナイフでグサグサ刺して、ジュンモの血まみれの顔の大きく見開かれた目に狂気すら感じました。

 

 

 

チ・チャンウクのカッコ良さったら。。。

 

 

 

 

「ソル薬局の息子たち」や「笑ってトンヘ」みたいなホームドラマの可愛い青年から、あの伝説の「ペク・ドンス」で『視聴率王子』と言われるようになって・・・

 

「ペク・ドンス」はユ・スンホ君に持ってかれた感がありますが。。。

 

 

 

 

そして爽やかな青年路線から「蒼のピアニスト」「奇皇后 〜ふたつの愛 涙の誓い〜」などで新しい一面を見せ、視聴率こそイマイチでしたが、業界最高の便利屋を演じる「ヒーラー~最高の恋人~」「THE K2」でアクションを披露して、一躍世界のスターになりましたね。

 

 

 

「ヒーラー~最高の恋人~」が大好きで、一番たくさん観たドラマです。

「THE K2」もユナちゃんを守る姿が素敵でしたよ~~

 

 

 

何人かの俳優さんが出てた「ファーストキスだけ7回目」と「コンビニのセッピョル」以外は・・・・(個人的な好みの問題です)

 

 

 

「アンナラスマナラ」の長髪のリウルの圧倒的な美しさ、私的に好みのドラマだらけで、どれもチ・チャンウクは素敵でした。 (ほとんどのドラマや映画を観てるな・・・)

 

 

 

 

そして「あなたの願いを言えば」で短髪にして、元ヤクザを演じて、意外に短髪もいけるねと思ったら、このドラマ「最悪の悪」では警察官ながらヤクザな現場に潜入捜査。

 

 

信用されようと、正体がバレないようにと誰よりも先頭を切って戦うシーンは怖くて、誰よりも悪に染まっていくようでドキドキでした。

 

 

最後には本当にヤクザな世界に君臨してしまうのでは無いかと心配したほどですよ。

 

 

 

麻薬取引の現場を押さえ、警察が登場でジュンモも加わって銃を向けますが、チ・チャンウクったら銃の構えもカッコ良い。。。

 

 

 

最後はジュンモは車の中でギチョルに銃を向けながら正体を明かし、手錠を掛けてギチョルを車の中に残しながら麻薬取引現場へと向かいます。

車の中には手錠の鍵が。

 

 

 

 

ジュンモは本当にギチョルを守りたいためにそうしたのかと思ってましたが、最後にギチョルはジュンモ夫婦の家に入り込んでジュンモとイジョンは本当は夫婦だと知ります。

 

 

 

信頼していたジュンモ、愛していたイジョン、2人に銃を向けたギチョルは最後には自分の頭に銃を向け死のうとしますが、ジュンモがギチョルの胸を銃で撃ってギチョルはイジョンに抱かれたまま息絶えます。

 

 

 

 

ギチョルはイジョンから高校生の時にもらったネックレスも未だに身に付けています。

またイジョンもお揃いのネックレスを持っていました。

ジュンモで無くてもいい気分では無いよね。

 

 

 

しかもジュンモの目の前でギチョルはイジョンを「愛する人だ」とか言っちゃって、いくら潜入捜査とは言え、ヤキモキするよね。。。

 

 

 

夫を助けるってのは名目で入ってきて、危ないから外れるようにとジュンモから懇願されても外れないのは本当はギチョルが気になったからか?

ジュンモだって疑うよね。

 

 

本当にイジョンのために疑われてしまうジュンモなのに。。。

イジョン、鬱陶しい。。

 

 

 

 

潜入捜査で再びギチョルに再会したイジョンは夫を助けるためと言いつつ、だんだんとギチョルに惹かれて行ったのに気が付いたジュンモが平和な夫婦の仲に戻れなくなった原因のギチョルを自分の手で殺したかったのかな?

 

 

 

自殺を食い止めるなら足でも手でも打てば良かったのに胸を狙ったのはわざとではないかと思いました。

ギチョルの血が広がっていく中で夫の事を忘れたようにイジョンは必死に血を止めようとします。

 

 

最後にはジュンモはギチョルのお墓に結婚指輪を外して置いて去っていきます。

階級は上がっても家庭は壊れてしまって何も残らないジュンモは虚しかっただろうな。。。

 

 

 

 

 

最後までジュンモの邪魔になった江南警察署強力係刑事ファン・ミング(ユン・ギョンホ)をどうして麻薬捜査本部が排除しなかったんだろ?

 

あいつのせいでジュンモが窮地に落とされているのに、何度も頼んでもほったらかしで、やりたい放題のブタ刑事。。。

 

 

一番、憎たらしい奴でした。

 

ファン・ミングがジュンモ達に向かって来る時に口の回りで下をぐるりと回します。

あれが更に嫌悪感を抱きましたね。

嫌な奴、全開でした。

 

 

 

チ・チャンウクが番宣で出た番組であのシーンはユン・ギョンホのアドリブだとチャンウク君が言ってました。

 

 

 

沢山のドラマや映画に出てますが、強面の顔なので嫌な役も多いですが、可愛い役や人の良い役も出てますよ。

 

「トッケビ」に出て注目を浴びましたね。

 

 

 

 

もう一人、気になっていたのは中国側の麻薬製造の交渉役のヘリョン役のキム・ヒョンソ/BIBI

音楽家だそうで、演技は今回が初めてだとか。

 

 

韓国、日本の麻薬を取り仕切る相手に堂々と渡り歩くヘリョンがカッコ良い。

 

 

ジュンモを好きになってしまったヘリョン。冷徹なヘリョンが純粋な面を出す相手がジュンモでしたが、本当は警官だと知ってもジュンモを守りたいヘリョン。

 

 

ヘリョンが麻薬捜査で掴まらないように他国に逃げるようにと忠告するジュンモ。

ジュンモの気持ちはどうだったかな?

 

愛?とは違う気がしますが。。。

 

全体的に面白いドラマでしたが、日本に住む在日韓国人のヤクザ達の俳優の日本語が全く分かりません。

何度、聞いても意味が分からない。

 

 

 

 

ただ、日本の麻薬取締本部の取り仕切っている日本人が60歳の高川裕也さんって俳優さんだそうです。

 

 

舞台の出演とかドラマでは「暴れん坊将軍」「リアル鬼ごっこ」「ボイスⅡ」とかに出ているそうです。

 

 

制服姿が凛々しくて、やっぱり日本人なので日本語が安心して聞けるのが最高に良かったわ。