韓国映画「THE Call ザ・コール」観終わりました

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年、幼い時に火事で父親(パク・ホサン)を亡くし、父親が亡くなった火事は母のせいだと思っているソヨン(パク・シネ)は病気で入院中の母(キム・ソンリョン)との関係はあまり上手くいっていません。

母と口論になったソヨンは不在にしていた実家の洋館に久しぶりに訪れます。

 

 

スマホを何処かに無くしてしまった事に気が付き、家の物置から旧式のコードレス電話を探し出し、自分のスマホに電話します。

スマホを拾ったらしい女は返す代わりにお金を請求すると言い、また連絡をすると電話を切ってしまい、スマホの電源を切ってしまったようです。

 

 

直ぐに旧式の電話に見知らぬ女から掛かってきますが、どうやらスマホを拾った相手ではなく、「母に殺される」「助けて欲しい」などと意味不明な電話が何度も掛かってくるようになります。

 

 

ソヨンは家の壁に秘密の階段がある事を見つけ、今まで知らなかった地下室を発見し、古いぬいぐるみや日記などを見つけます。

20年前の日記には「1999年8月27日、霊を撃退するためにお母さんが私に火をつける」と書いてあり、古びた一枚の写真が出てきます。

 

 

近所でイチゴ農家をしている親しいソンホおじさん(オ・ジョンセ)に見せると、写っている女性は「ヨンソク」で母親が霊媒師だったと言いますが、何故かそれ以上の事を言わず知らないと逃げて行ってしまいます。

 

 

電話の相手は現在、ソヨンが住んでいる「ヨンチョン里4番地」の洋館に20年前に住んでいたヨンソク(チョン・ジョンソ)で、20年の時を超えて古びた電話で過去にいるヨンソクと現代にいるソヨンが繋がったのでした。

しかし、その電話は過去にいるヨンソクからしか繋がらない未来に繋がる電話だったのでした。

 

 

1999年を生きるヨンソクは28歳で、2019年に生きるソヨンも28歳。

意気投合した二人は頻繁に古い電話で話すようになりました。

ヨンソクは実の母親を亡くし、霊媒師の養母ジャオク(イエル)から虐待を受けて暮らしていると告白。

ソヨンもまた母親と上手くいっていないと打ち明け、2人は少しずつ距離を縮めていくことになるが…。

 

 

始めは未来にいるソヨンが現在の電話のスマホの進化の話や、20年前に人気だった歌手の現在の姿などを楽しく話していたのでしたが、父親を恋しがるソヨンのためにヨンソクが「1999年11月27日」ガスの止め忘れから起きた火事を未然に防いだことで、20年前に亡くなったソヨンの父親は20年後も生存し、ヨンソクが行動する事で未来に変化が起きる事を知りました。

 

 

父親が生きていて、母も元気で優しく、足に残っていた火傷の跡がすっかり消え、生活も一変し、幸せなソヨンはヨンソクからの過去からの電話に出ない事が多くなってきました。

相変らず、20年前のヨンソクは同じ環境のまま不幸な生活を送っていて、未来と繋がる唯一の古い電話に出ないで自分の事を忘れがちなソヨンが憎らしくなってきます。

 

 

 

 

 

 

公開2020年11月

 

 

韓国題「콜(コール)」

日本題「ザ・コール」

 

 

 

原作はイギリス映画の「恐怖の黒電話」2011年公開のリメイクだそうです。

 

 

 

過去と繋がる電話と言えばドラマ「シグナル」を思い出しますね。

「シグナル」は過去からの電話で事件を防ぐお話でしたが。

 

 

 

2021年の「シーシュポス: The Myth」以来、久々にシネちゃんを観ようかなと思って、何も知らずに観始めた「ザ・コール」ですが。。。

 

 

 

始めてシネちゃんを意識したのが2007年の「宮S -Secret Prince-」でした。

 

当時、SE7ENが好きだったので、何度も観ましたけど、シネちゃんは多分、17歳ぐらいだったのでは?

 

凄くきれいな子だなって思ったシネちゃんも30歳を超えて、お母さんになってしまったのね。

 

 

 

 

ドラマはチュ・ジフンとユン・ウネが出演している大ヒットドラマ「宮 -Love in Palace-」の続編として、「宮 -Love in Palace-」のスタッフが集結して第二弾として「宮S -Secret Prince-」の制作を発表しましたが、「宮 -Love in Palace-」の制作側といざこざがあって「宮 -Love in Palace-」とは別物として作られたようです。

 

 

別物として作られましたけど、やはり世界観は似ていて、どうしても「宮 -Love in Palace-」と比較されがちですが。

「宮 --Secret Prince-」は駄作だと言われていますね。知っている人も少ないのでは?

 

 

 

確かにSE7ENが出てないと私も観なかったドラマでした。

 

ヒロインのヤン・スニ役の女優が演技が下手すぎて・・・

これがシネちゃんだったら結果が違ったかも。。。

 

 

話がたいへん逸れました。。。

 

 

 

 

そしてヨンソク役のチョン・ジョンソは「ペーパー・ハウス・コリア 統一通貨を奪え」で「トウキョー」の役で出ていましたが、ちょい強めの役が似合う女優さんですね。。

今は「バレリーナ」が話題になっていますね。

 

こちらも観ようかな。。。

 

 

 

 

 

2019年に生きるソヨンと、1999年に生きるヨンソクが20年の時を超えて、同じ家で古い電話で繋がり、ヨンソクが生きる20年前のソヨンに起きる事件を防ぐことによって2019年に生きるソヨンの状況が変わります。

 

 

しかし、未来は変えられるが過去を変えることが出来ず、電話ですら20年前の過去からでしか掛けられなく、ヨンソクはただ一方通行で自分の状況は良くならず、義母からの虐待の毎日。

 

ヨンソクのお陰で未来が変わって幸せになっていくソヨンに対して、ソヨンから忘れられがちになってしまうヨンソクはソヨンに嫉妬心を燃やしていくのです。

 

 

 

2019年のソヨンはヨンソクの変化に気が付き「ヨンソク」の名前を検索してみると、古い新聞に「養母が魔除けと称して養女を殺害した」という新聞記事を見つけます。

 

 

ヨンソクにその話を教えると、自分は死ぬのだと知ったヨンソクは養母を殺して自分は生き延びようと考え始めます。

 

 

 

ここからのヨンソクの変化が怖い。

 

 

養母を殺して自由の身になったヨンソクは、自分が変えた2019年の幸せなソヨンを徹底的に不幸にしてやろうと、1999年の少女時代のソヨンの周囲の人達を殺していきます。

 

 

過去を変えれば未来が変わる。

未来からでは過去は変えられない。

 

 

 

ヨンソクの手によって父親を殺されてしまったソヨンは、ヨンソクに対して未来から何とか自分を守ろうと考えますが、未来からではなかなか変える事が出来ず、追い詰められていきます。

 

 

過去と未来では圧倒的に過去が強く、未来から何をしてもソヨンはやられっぱなし。

 

 

 

1999年11月21日に洋館を売りに出そうとしていた養母と、密かに虐待されていたヨンソクは20年前の幼いソヨンは両親と共に洋館を見学に来ていてヨンソクと会っていました。

 

 

1999年11月21日、その日に義母を殺したヨンソクは一人で、洋館を見に来た何も知らない幼いソヨン一家と会い、ソヨン一家を殺そうとします。

 

ソヨンは生き延びるために戦いますが、何とか勝ったと思ったソヨンは20年後、母と二人で歩いていますが、ふっと母親の姿が消えます。

 

母親が20年前のヨンソクに殺された瞬間です。

 

 

 

過去が未来を完全に掌握した瞬間ですね。

 

 

 

そして・・・

 

ラストはちゃんとエンドロールを観た人にしか分かりません。

 

何だかラストはスッキリ感が無いわ。

 

 

 

 

 

ちょい気になるのはスマホを落としてしまって、お金を請求した拾った女はどうなった?

 

もう過去からしか繋がらない電話になってしまったのかな?

 

 

 

パク・ホサンとオ・ジョンセを使っているのに勿体なかったな~~

 

もしかして二人は特別出演?

 

 

ヨンソクの義母で霊媒師のイエルは怖かった・・・

セリフは少ないけど目線や表情が怖すぎる。。

 

 

役者の演技勝負が全てで、割に低予算で作られましたか?ってドラマでした。