韓国ドラマ「朝鮮精神科医ユ・セプン 2」
左議政の悪行を暴き、権力者たちを一掃し、殺された父親と共に名誉も取り戻した天才医官 ユ・セヨプ(キム・ミンジェ)は寡婦のソ・ウヌ(キム・ヒャンギ)と心を通い合わせていましたが、ウヌの父親が遠くに配属されて離れ離れになってしまいました。
約1年後、宮廷では再び事件が起こります。
王族から女官たちまで謎の病気にかかり、服毒自殺した左議政の亡霊を目撃されるようになりました。
漢陽で治療院「ケス医院」を続けているケ・ジハン(キム・サンギョン)とユ・セプンが宮廷に呼ばれ、病気の原因を探るように王から言われますが、それを面白く思わない宮廷医師達に邪魔をされてしまいます。
恋焦がれていたウヌが戻って来てセプンとウヌは病気の原因を突き止め、事件を解決しましたが、「ケス医院」に監査としてセプンを恨む宮廷医師がやってきて難癖つけてセプンとウヌの仲を邪魔をしたり、「ケス医院」のみんなを困らせます。
22年9月にシーズン1が終了し、23年1月にシーズン2が放送されました。
シーズン1は全12話。シーズン2は全10話。
最近はシーズン制が多くなり、シーズン1で12話ぐらいを放送して、謎を残したままシーズン2に繋げると。
シーズン1は最高視聴率 最終回で5.09%なのにシーズン2は最高視聴率 初回の3.68%だったみたいです。
初回を観て離れていった人が多かったようですね。
シーズン制はシーズン2が評価が落ちるのが多いみたいです。
「還魂」もそうでしたが、何でこんな風にするのかちょっと分からないですね。
それこそシーズン(季節)を切り替えて話を盛り上げるのかな?
「朝鮮精神科医ユ・セプン」も「還魂」もシーズン1では謎が多く、事件も沢山あり、ワクワク感があったのですが、シーズン2になると主人公カップルの先行きにスポットが当たりすぎていて物語が薄っぺらくなってしまった感が私は残念に思いました。
両方に共通するのはシーズン2はギャグ感が強くなり、カップルのイチャイチャを全面的に押し出してるみたいで。
だったら変な期待感を残さないで一気に放送しても良いのではないのかな?って思いますね。
ただ、この「朝鮮精神科医ユ・セプン2」は真冬に撮影だったようで、多くの雪にすっぽりと包まれた山村の風景が美しくて、撮影はかなり寒かっただろうと役者さん達の雪の中での衣装などがシーズン1とは違って良かったかなって思いました。
急接近したセプンとウヌは結ばれない運命でしたが、長く苦悩した割にはあっさりと王様がウヌの戸籍を戻して解決してしまい、あっという間に二人は結婚してしまって。
寡婦と恋仲だと責められますがセプンは「私たちはそんな仲ではない」とか頻繁に言ってますけど、熱い抱擁したり、手を握ったり、キスしちゃったり。。
十分にやましいくないですか?セプン君。
あなた、どこら辺からやましいのですか?
トラウマで鍼が打てないセプンが鍼を打てるようになるのはきっとウヌが窮地に落ちた時だと思っていたら本当にそうだったし。
予想を裏切らないストーリーでちょいがっかりのシーズン2。
10ではシーズン1で取りこぼしたストーリーの回収でしかないみたいですね。
10話ではなく、きちんと20話ぐらいで別物語として作れば良いのになって思います。
何だかもったいないわ。
シーズン2ではセプンの下男マンボク(アン・チャンハン)の意外な過去が描かれていました。
漢陽では有名な闇社会のボスみたいでした。マンボクがめっちゃカッコ良い。
マンボクだけでドラマできそうです。
マンボクの事をもっと深く描いて欲しいな。
何でセプンの下男になったのか知りたかったな~
シーズン1でもケス医院の人達の過去にスポットが当たっていましたが、今回はマンボクを始め、他の人の過去も描いてありました。
それだけでも十分に面白いのにサラッと流しすぎ。
セプンがウヌにデレデレで、お酒が飲めないセプンが酔ってしまい弾けきった姿が何だか妙に馴染めないわ。
キム・ミンジェだと思って観れば可愛いけど、セプンだと無理してるって思ってしまいます。
セプンはクールな姿が良いな。。
最終回はウ・ドファンがカメオしていました。
新ドラマ「朝鮮弁護士」の予告みたいに登場していました。
セプンのように鍼の打てない医師役で登場し、自分自身と向き合い、トラウマを克服し鍼を打てるようになったセプンに口調までケ・ジハンに似せて偉そうに「口で鍼を打つのか?」「ケス医院に来るがいい」とセプンは初めてケ・ジハンと出会ったシーンが二人で再現されていました。
2人はドラマでも共演しているし、お互いのインスタにドラマにウ・ドファンが出た事を載せていましたね。
落ち着いたキム・ミンジェの気持ち良い声で癒されるドラマでした。