韓国ドラマ「還魂 光と影 season2」

 

 

 

 

 

 

season1のお話を少し。このお話を忘れていると意味が分からないので。

 

 

 

 

 

歴史や地図に無い存在しない国「大湖国 (テホ国)」には魔術を操る術士たちがいます。

 

通ったところには必ず首が落ちていることから“落首(ナクス)”と呼ばれている剣や槍の使い手で禁じられた魔術を使う最高の殺し屋ナクス(コ・ユンジョン)

 

 

国を守る術士たちに追われ、禁じられている邪術、魂いを別の人に入れて生き延びる「還魂術」を使い、別の女性に自分の魂を入れようとしたところ、手違いで盲目の女性ムドク(チョン・ソミン)の体に魂を移してしまいました。

 

 

ムドク(チョン・ソミン)は身体能力が驚くほど低く、ナスクは本来の力が発揮できず、剣すら抜けない状態になり、盲目の娘ムドクとして生きるしか無くなりました。

 

殺し屋ナスクはそんなムドクに魂を移し、妓楼から逃げようとしている時に「大湖国」の術士4大名家の一つ、チャン家の一人息子チャン・ウク(イ・ジェウク)に出会います。

 

 

チャン・ウク(イ・ジェウク)は術士4大名家のチャン家の一人息子なのに術が使えないように父親によって封印されたまま、遊び人として望みも無く気ままに生きていました。

 

 

ムドクを屋敷に侍女として引き取ったチャン・ウクは直ぐにムドクの中にナスクがいると気が付きます。

ムドク(ナスク)に弟子入りを志願し、力を無くしたナスクの指導の下、術士しての道を進みだします。

 

 

一方、ムドクの中にナスクがいると知った王の側近で、王家を操って支配しようと企んでいるチン・ム(チョ・ジエユン)は魔力でムドクを操ってウドクの奥で眠っていたナスクを呼び起こし殺人者として蘇らせてしまいます。

 

 

ナスクとなったムドクはついには止めに入った愛するウクまでも殺してしまい、悲嘆にくれて自ら湖に落ちていきました。

 

 

 

 

今回の「還魂 光と影 season2」は3年後の「大湖国 (テホ国)」のお話になっています。

 

 

ナスクの事件から3年が経ちました。

 

 

誰もが欲しがる「氷の石」を体内に持っているウクは石のお陰で見事に死から復活しますが、氷の石を持つウクに王座を狙われると恐れる王や権力を持たれると恐れる人々によって孤独な人生を送っています。

ウクは暴走する還魂人を捕まえて王から報奨金を貰う最強の術士となっていました。

 

 

 

ある日、還魂人を追って入り込んだ鎮妖院で幽閉されているチン家の長女で神女のチン・ブヨン(コ・ユンジョン)と知り合います。

 

 

ウクは体内の氷の石を取り除いて貰おうと神女チン・ブヨンに接近しますが、ブヨンが自分が愛したムドク(ナスク)である事に気が付きません。

 

またブヨンも過去の記憶を無くして、自分がナスクだったことも、ムドクだった事も、ウクの事も思いません。

 

 

2人はお互いの利益のために結婚する事になりますが、お互いが愛した相手だとは気が付かず愛するようになっていきます。

 

 

 

 

 

 

実はseason1のチョン・ソミンちゃんとイ・ジェウクのカップルが好きだったので、ムドクがいなくなったのが残念でseason2を観始める事がなかなか出来ませんでした。

 

 

やっとseason2を観ましたが、はやりseason1には勝てないな。

 

 

 

season1ではチャン・ウクが最強の術士になるためにムドクと鍛錬を積んでいくワクワクな青春篇でしたが、season2では普通に恋愛を比重に置いていて、雄大なお話ではなくなっていたな。

 

 

season2の全10話で壮絶な別れをした二人が再びお互いを認識しないまま出会って恋に落ちるのを観ているだけのストーリーでしたね。

 

 

 

最強の術士となったチャン・ウクは簡単に還魂人や剣士をやっつける事が出来るんでハラハラしないし。

 

3年前、ウクたちのせいで結婚式間近で別れる事になったウクの親友アリンとユ・インスも相変わらずトロトロと相手に未練を持ったままで過ごしてるし。

 

 

 

3年経って、何となく皆が大人になって立場も上がっていますが、何だか相変わらずの印象で、また同じ事を繰り返しているみたいな内容でした。

 

正直、つまらない。。

 

 

 

season2がたったの10話で、しかもseason1から2まで撮影時間が空いたのがたったの1週間だったそうなので、逆に1週間を開けずに10話もseason1として撮影して放送しても良かったんじゃ?

って気がしますね。

 

 

あんな壮絶で悲しい終わり方をしたseason1。焦らすだけ焦らした挙句がほのぼのLove物ですか?ってね。

 

 

 

チョン・ソミンちゃんからコ・ユンジョンに何故に交代しなければならなかったのか?

 

 

確かにコ・ユンジョンはお美しくて、初めは美剣士ナスク役ではコ・ユンジョンちゃんでしたからムドクがいなくなってムドクの体を失ったナスクの魂がコ・ユンジョンなんでしょうけど。

 

 

 

実は初めのキャスティングではムドク役は別の女優さんだったそうですが、荷が重いとお断りされたそうですよ。

で、急遽、チョン・ソミンが代打で入ったようですが、初めからseason1だけの契約だったそうです。

 

 

チョン・ソミンが好演しすぎてseason2では物足りなさを感じる人が多かったのも事実でしょうね。

 

 

 

ヒロインが交代となって見かけも印象も全く違いますが、声が似てるよね?と何度も思いましたが、season1でムドクの中の心の声、ナスクの声を初めからコ・ユンジョンがやっていたので、聞きなれていたのか、その点で違和感なく受け入れる事が出来ました。

 

 

 

season1が悲劇で終わって辛い思いを感じて涙したドラマでしたが、最後にはハッピーエンドで終わって何よりでしたって感想ですね。

 

 

全体的にはseason1のストーリーに沿ったままでほのぼのしたLoveが強くなったって感じでのめりこみは出来なかったな。

season2は1回観れば十分です。お幸せにって感じです。

 

 

 

 

イ・ジェウクが愛らしいおぼっちゃまでしたが、辛い日々を送って3年。

愛する人を無くし、人を寄せ付けず、周囲とも離れ、精悍で孤高の最強剣士になっていました。

 

 

イ・ジェウクがかなりダイエットされたそうで見事に辛い事件から3年経っても苦悩している姿を感じられました。

 

 

 

season1では美しく、暖かく、強い剣士だったソ・ユル(ファン・ミニョン)も濃い影を落として温かみが消えて苦悩しか見えない。

 

ファン・ミニョン君もダイエットしたんだろうな。

頬がこけて精悍さは出てますが、さらに孤独さが出て良かったです。

 

 

 

season2は二人の大人としての成長記録として鑑賞程度に観るべきかな=?

 

 

ま、season1が良すぎたのが原因だと。そして、待たされ過ぎたのもね。

一気に放送すべきだったと本当に思いました。

期待が膨らみすぎてしまいましたね。