韓国ドラマ「493キロの恋」

 

 

 

 

 

オリンピック選手候補、天才少女と言われ、将来を期待されていたバドミントン選手のパク・テヤン(パク・ジュヒョン)は3年前のある事件からバトミントンの世界から逃げ出し、漁村の刺身店でひっそりと働いていました。

 

 

そんなパク・テヤンは25歳となり、3年ぶりに逃げだしたバトミントンに戻る事になりました。

 

実業団ユニスに所属するもバトミントン界ではテヤンは「協会に賄賂を渡して発覚して逃げた」と噂をされていたので誰一人、テヤンの復帰を歓迎する者はいなかったでのでした。

 

 

かつては有望株のスター選手だったテヤンは年棒約1700万₩の邪魔者の選手として噂を信じる同僚から冷たい目で見られ、苛めにあいつつも、再びラケットを握る毎日を送っていました。

 

 

 

 

市庁チーム所属のパク・テジュン(チェ・ジョンヒョプ)はかつては非公式ながらバドミントンスマッシュの世界最高速度493キロを出した事がある実力者ですが、スター選手の姉の元で親から期待されない扱いを受け続け、バトミントンに情熱を捧げられないまま選手として過ごしていました。

 

 

 

バトミントン全国大会でペアの選手の怪我で棄権し、バトミントンに命を懸けるまでする気が無いテジュンは選手を辞めてコーチにでもなろうと思っていましたが、ユニスが大会でテジュンの才能に気が付き、選手として年棒6000万₩でスカウトされ、お金のために入団する事になりました。

 

 

 

実業団ユニスで同僚となったテヤンとテジュン。。

悪い噂を信じる同僚に冷たくされても耐えるテヤンに好意的なテジュン。

 

2人は実は小学生の時に出会い、テヤンのバトミントンの才能に初めて気が付いたのがテジュンだったのでした。

 

 

テヤンとテジュンはある大会で混合ダブルスに出る事になり、初めは上手く嚙み合わない2人でしたが、次第に実力を発揮しだし、パク・パクコンビとしてスーパールーキーとして注目され始めた二人はバトミントンの楽しさを実感し急速に仲良くなっていきます。

 

 

 

テヤンの賄賂事件は無実と分かり、次第に同僚たちもテヤンを仲間として受け入れるようになってきましたが、3年前に姿を消した本当の理由を言えないテヤン。

 

 

 

実はテヤンの先輩で姉のように慕っていた国民的スター選手のパク・ジョンヨン(パク・ジヒョン)を3年前のオリンピック強化合宿中にテヤンは無理やりにジョンヨンを遊びに誘い怪我をさせて引退に追い込んでしまったのでした。

 

 

パク・ジョンヨンは自分が練習中にケガをしたのだとテヤンを庇ったもののテヤンとの気まずさに耐えきれず海外に逃げ隠れてしまっていたのでした。。

 

遊んでいての事故だとテヤンは世間に事実も言えず、謝る事も出来ず、バトミントンの世界から逃げ去ったのでした。

 

 

 

ユニスには国家代表のスター選手ユク・ジョンファン(キム・ムジュン)が在籍していて、テヤンを追い出そうと策略を練ります。

 

ユク・ジョンファンはパク・ジョンヨンと恋人でしたが、3年前の事故をきっかけにジョンヨンは姿を消してしまい、連絡も絶ってしまったのはテヤンの事故のせいだとテヤンを憎んでいました。

 

 

自分はバトミントンが出来なくなってしまったのに、テヤンは再びバトミントンに戻った事を知り、ジョンヨンは3年ぶりに帰国します。

 

 

ユク・ジョンファンは3年間、連絡を絶っていたジョンヨンに出会って問い詰めますが二人にはもう過去の気持ちが無くなっている事を実感しますが過去に囚われて中々、一歩先に進みだせないユク・ジョンファン。

 

 

 

テジュンにだけは3年前の事件の真相を話したテヨンですが、テジュンの姉がジョンヨンだと分かり動揺するテヨン。

 

 

テヨンはジョンヨンに膝をついて謝り、3年前の事故の真実を公表しようとしますがジョンヨンに拒まれ、ジョンヨンの両親からはテジュンと付き合いを止めるように言われます。

 

 

別れないように懇願するテジュンにユニスを辞めると言うテヨン。

2人はお互いに未練を残したまま別れる事となります。

 

 

 

 

 

原題は「너에게 가는 속도 493km (あなたへのスピード493km)」

 

タイトルは何だかどちらもどちらですけど、特に日本語タイトルは「493キロの恋」なので単なるLoveドラマだと思ってスポーツドラマでは無いと避けていました。

 

 

確かに恋愛比重が重いですけどバトミントンの実業団の選手の現実とか、バトミントンって凄いスピードだよね。とか面白かったですけど。

 

 

ストーリーはありふれてます。

途中でどんな風に進むのか見当がついていましたので最終回を待たずとも結果は分かりました。

ハラハラしないドラマでしたね。

 

 

でも私は好きです!   2度観する予定です。

 

 

 

タイトルにある493キロは2013年にギネスブックに登録されたバドミントンスマッシュの世界最高速度だそうです。

 

見えないよね。。こんなスピード。

テニスのサービスとも比べられないよね。。

 

 

 

 

以前に観た「ラケット少年団」は中学生のジュニア選手の淡い初恋と周りの大人たちのコメディ強めの可愛い話でしたが、この「493キロの恋」は25歳となって選手生命も不安定な年齢の実業団の選手のお話です。

 

 

 

 

実業団所属なので年棒が絡んできますので実力勝負の世界が生活の糧となります。

寮に入って練習漬けの毎日。

 

当然、恋愛は禁止。ひたすら練習あるのみの毎日。

力が無い者は次の契約が切れてしまう厳しい現実です。

実力勝負の、例え同じチームでもライバルとなってしまう世界です。

 

 

 

試合シーンが多いのが良かったですね。

 

「ラケット少年団」では試合シーンが少なかったので、もう少し試合が見たいなって思って残念だったので、このドラマでは良かったです。

バトミントンをやりたくなりましたね。

 

 

 

 

「バトミントンは命」だと言うパク・テヤン役のパク・ジュヒョンは1994年生まれの28歳

 

私は観てないですが「人間レッスン」で注目を浴びた女優さんです。

「ソウル・バイブス」は観たのですけど記憶なし。。

 

 

母親がバレエ専攻者、父親が体育の先生、祖母が歌の先生と芸能・スポーツ一家?と言えるのかな?

 

彼女は初めは歌の方を専攻していたみたいですが女優の道に進んだみたいです。

まだ作品は少ないのですが歌もやっていたのでミュージカルとかやりそうですよね。

 

 

 

 

「バトミントンは単なる職業」だと言うパク・テジュン役のチェ・ジョンヒョプは1993年生まれの29歳。

今年は兵役ですね。残念ですね。

 

 

186cmと高身長でモデルをやっていて俳優業は2016年から始めてますが、私が観たのは「シーシュポス」だけでした。。

「わかっていても」は私の好みのドラマじゃ無さそうだし。。

 

2021年の「魔女食堂にいらっしゃい」が面白そうなので観ようかな~

 

 

 

 

 

パク・テヤンとパク・テジュンはスポーツ選手なので練習ばかりの日々で密かに恋をはぐくみますが経験の少ない二人は世間の25歳と違って初々しい恋人。

 

特に恋愛は経験が無いと言うテヤンは恋人となるまで時間が掛かり、とても可愛いですね。

 

 

テヤンは突然、テジュンに「女の人と寝た事がある?」とか聞いてしまいます。

恋愛経験が少ないがゆえに聞いてしまう可愛さ。

 

その質問にオドオドしてしまい、平静を装ってもオドオド感が消えないテジュンも可愛かったわ。

普通の25歳はそんな話にもならないよね。

 

 

 

 

25歳と言えば、まだ若いけどスポーツの世界ではそろそろ引退をと考える年齢。

選手生命は短いですよね。

一瞬の輝きを求めて全てを捨ててバトミントンに掛けないと残れない世界です。。

 

 

 

が、ドラマはドラマ。

基本、恋愛ドラマなので恋愛禁止なのに密かにカップルが横行しています。。

 


 

始めはテヤンを嫌っていたスター選手ユク・ジョンファンですが、元々はテヤンとは親友。

しかも元カノのテジュンの姉の未練を断ち切ってからのユク・ジョンファンのオトボケぶりが超かわいい。

 

 

ユク・ジョンファン役のキム・ムジュンは1998年生まれの25歳。

 

パク・テジュン役のチェ・ジョンヒョプと同じく「わかっていても」に出てブレイクしたみたいです。

 

 

「わかっていても」ってソン・ガンにしても、二人にしても取れ高宜しいドラマですね。。。

観ないといけないな~

 

 

 

主演の2人、サブカップルの2人が可愛い。

 

特に後半のユク・ジョンファンがスター選手の顔を捨てて普通の恋人に振り回される初心なスポーツ選手となってからの可愛さったら。

 

 

 

唯一の憎まれ役のパク・テジュンとパク・ジョンヨンのお母さんは韓国ママあるあるですね。

 

出来の良い娘に力を入れてしまって息子はお置き去り。

 

世界的スターの弟ですって言えない弟の寂しさに気が付いてやれない。

全力で応援するのよ!お姉さんを。って息子に言ってしまう母親。

 

国会代表のお姉さんの全てが見栄の強い韓国ママの世界なのです。

 

 

 

 

テジュンのお姉さん役のパク・ジョンヨン役はパク・ジヒョン

 

パク氏多くて混乱しますね。。

 

意外にもまだ若い1994年生まれ。

「王は愛する」「ユミの細胞たち」に出ていたようです。

 

すぐに分からなかったですけど「ユミの細胞たち」で髪の長い美人さんでした。

ちょい陰で隠れてユミに意地悪する役でしたね。

 

 

 

このパク・ジョンヨン役でも「もう3年も経ってるのに許せば」って言いたくなってしまう嫌な役でした。

 

何故に3年前に「自分で怪我をした」ってテヤンを庇ったのに、いつの間にかテヤンが憎い。

誤っても許さない。今更、真実を言って何が変わる。

 

テヤンとは付き合わないで。

なんて弟に言うまでになったのか?

 

 

 

遊ぶのは嫌だと言っておきながら止めなかったのは自分でも遊びたかったんでしょ。。

怪我したのは偶然で故意では無いし、自分もテヤンに「もう帰ろう」って言えなかったからでしょ。

 

 

 

頼んでもいないのにテヤンを庇って、その時に病室でテヤンが「ありがとう」って言ったのが気に食わないって。。

 

「ごめなさい」って言えばよかったのか?

 

庇ってくれたからテヤンは「ありがとう」って言ったのに、勝手に親にも知らせずに連絡を絶って3年間も逃げてしまったのに、テヤンだけど悪く扱うのには納得がいかないわ。

 

 

 

そこが未だに納得のいかない謎の部分でした。

 

結局、悲劇の主人公の注目を集めていたスター選手の驕りですかね?

分かりませんが。。

 

 

最終的には皆さん、丸く収まって、誰一人悪い人もいなくて良かったな。

安心して観られるドラマでした。