本ブログの韓国ドラマ感想カテゴリーが沢山になったので、韓国ドラマ感想ブログとして新たに作り、過去記事を引っ越ししております。
2022-07-17 過去記事
韓国ドラマ「ペーパーハウス コリア 統一通貨を奪え」
面白いと評判だったので観始めました。
う~~ん、、、う~~ん。。。。とりあえずストーリーの紹介を。
「ペーパーハウス コリア 統一通貨を奪え」
2025年、朝鮮半島が統一に向けての試みが始まりました。
分断されていた共同警備区域が共同経済区域になり、お互いの国を行き来できるようになり、共通通貨を印刷する造幣局も動き出しました。
北朝鮮の軍隊出身のリ・ホンダン(チョン・ジョンソ)も豊かな生活を夢見てソウルに向かいます。
しかし現実は思うようにいかず、豊かな者はますます富み、貧しい者は更に追い詰められていきます。
1年後、リ・ホンダン(チョン・ジョンソ)の生活は荒れ果て、殺人まで犯した犯罪者として逃げ回っていました。
ある日、追い詰められていたリ・ホンダン(チョン・ジョンソ)は教授(ユ・ジテ)と名乗る謎の人物に出会います。
教授(ユ・ジテ)は造幣局に立てこもり統一通貨を盗もうと計画を立てていて、その仲間としてリ・ホンダン(チョン・ジョンソ)を誘います。
教授(ユ・ジテ)によってその分野に長けた8人が集められます。
お互いに本名を出さず、タメ口で話し、それぞれが各国の地名で呼び合うことになります。
リ・ホンダン(チョン・ジョンソ)はトーキョー
小さい時に母親と北朝鮮から脱北を試みるが母親は殺され、強制収容所に入れられ辛い日々を送り、やがて大人になり脱獄に成功したベルリン(パク・ヘス)
韓国出身で医師を志すも断念して遊び惚けている天才ハッカーのリオ(イ・ヒョヌ)
韓国出身でデンバーと名乗る息子と共に参加した元炭鉱員のモスクワ(イ・ウォンジョン)
など南北の混合8人のメンバーが集められ4兆ウォンを狙う計画の実行をします。
全員が赤いジャンプスーツに仮面というコスチュームで造幣局に押し入り、人質を取り、立てこもりを始めます。
教授の計画は誰一人殺さないこと、造幣局の人質を使って追跡が出来ない新札を印刷して地下に穴を掘り逃げ出す事。
警察との駆け引きの頭脳戦が始まります。
計画は順調に進むように見えますが、勝手に動き回る人質や、人質となった造幣局で働く職員らも南北両国の出身者がいてお互いに争い始めます。
お金を盗む目的で繋がっているだけの共犯者もお互いが信じられなくなり、徐々に亀裂が入り始めます。
そして警察の交渉チームも南と北の混合チームでお互いにやり方に反発しだします。
原作はスペインのドラマだそうです。
韓国制作らしい北と南の問題が加わり、全く違うドラマに仕上がっているみたいです。(スペインの観てないから・・)
キャストは「ヒーラー」「マッド・ドッグ」などで頭脳プレーをする役が似合っている教授役のユ・ジテ。
眼鏡が知的さを出しますね。
ベルリン役のパク・ヘスは最近では大ヒットの「イカゲーム」「刑務所のルールブック」など世界で注目されている俳優さんですね。
天才ハッカーのリオ役はイ・ヒョヌ君。
兵役を早くに終えて、どんどんと活躍してますね。
元炭鉱員のモスクワ役のイ・ウォンジョンさんは沢山のドラマに出てまして、ヤクザ役や人の良いおじさん役など幅広く演じておられる俳優さんですね。
後のキャストは割愛します^^
パート1が全6話でパート2は2022年後半に放送する予定だそうです。
なのでパート1はあっと言う間に終わります。
おお!って感じで6話が終わってしまいました。
どうせなら一気に見せてくれれば良いのに~
が、何か最後は分かる気がしますけどね。
ストーリーが初めは斬新って思いましたが、観始めていくと「良くあるお話」て印象を受けました。
一見、教授の計画は完ぺきに思えますが抜けているのが多く、教授は造幣局に入らず外から電話での指令のみ。
中で起こっている状況を把握できません。
その道のプロとは言え、所詮はお金で集まった寄せ集めのチームなのに教授はそれぞれの性格を把握しておらず、下見に使った車の廃車を指示された仲間は適当に処理して、教授は慌てて自ら車を処分しに出かけ警察に追われる羽目になります。
事前に下見に行ったのに変装もせずに行くので防犯カメラに映り、身元の特定をされるリオ達。
せめて眼鏡とかしていこうよ。
教授は本当に大学で弁を取る教授で、頭脳をフル稼働して完ぺきな作戦を練ったつもりでしょうが、人の感情や考え、生い立ちなどまで読み取らず、机上の空論になってしまいましたね。
やっぱり犯罪者ではなく、頭の良い学者であったゆえの作戦でしたね。
上手く利用するつもりだった警察の交渉チーム女性班長を本気で好きになってしまうし。。
感情入りすぎな計画では上手くいくはずが無いわ。
人を上手く操るベルリン(パク・ヘス)が何度か良い仕事をしてます。彼がいなかったらダメになっていたでしょうね。
このドラマは現実の朝鮮半島の南北統一の難しさと、お互いに違う文化を持っている世界で唯一の分裂国家の現状を描き、考え方の違いなどの難しさを描いております。
人質となってしまった人たちが犯人に過度の連帯感や好意的な感情を抱くストックホルムシンドロームになっていく様子などが印象的でした。
パート2では教授がアッと言う作戦を繰り広げてくれれば良いけど、このままではおバカな犯罪ドラマで終わりそうです。。