酷航(スクート)TR898班次 臺灣桃園國際機場⇒成田國際機場」の続きです。

 

成田空港からは京成バスが運行している格安高速バス「有楽町シャトル」で東京に向かいました。成田空港第2ターミナル発の便の片道運賃は1,000円です。東京駅鍛冶橋駐車場発の便は乗車日の2日前までに予約購入すると片道運賃が900円になります。

 

成田空港で有楽町シャトルが停車するのは第2ターミナルの13番のりばのみとなっており、第1ターミナルと第3ターミナルを経由しないので利用する際は注意が必要です。

  

 

有楽町シャトルは成田空港第2ターミナル発が4本、東京駅鍛冶橋駐車場発が6本運行されており、その内の2往復がダブルデッカー(2階建てバス)で運行されています(毎月7日を除く)。今回は12:10発のダブルデッカーで運行されている便に乗ることができました。

 

現在国内のバスメーカーはダブルデッカーの製造を行っていない為、有楽町シャトルに使われているダブルデッカーはエンジンとシャーシがスウェーデンの「SCANIA(スカニア)」社製、車体がベルギーの「Van Hool(バンホール)」社製で日本の法規に合わせた特別仕様になっています。

 

出入口は車両中央にあります。1階には車椅子での利用に対応した座席と荷物置き場が設けられています。PASMOやSuicaなどのICカードにも対応している運賃箱が出入口の近くに設置されており、東京駅鍛冶橋駐車場発の便ではここで運賃を支払うことになります。

 

1階には清潔感があるトイレも設置されているので安心です。

 

階段を上って2階へ。天井の高さが低く、通路も狭いので歩きにくいです。

 

一番前の座席に座りました。各座席には充電用のUSBポートが設置されおり、車内ではwifiも使えます。

 

バスが乗り場に着いた時に他に待っている人がいなかったのでもしかしたらダブルデッカーに乗客は自分1人だけかと思いましたが、発車直前に1組のカップルが乗り込んできたのでこの便の乗客は3人になりました。有楽町シャトルの乗客は少ないという噂を耳にしたことがありますがちょっと寂しいですね。

 

高い位置からの眺めは良好です。客室がエンジンから離れた場所にあるので静かな乗り心地でした。

 

 

東関東自動車道から首都高速湾岸線を経由するルートで都内に入るのかと思ったら京葉道路経由でした。おっ、東京スカイツリーが見えてきた。

 

箱崎ジャンクションの手前で渋滞に巻き込まれました。この日はアメリカのトランプ大統領が東京に来ており、警備の為と言う理由で箱崎出入口で首都高速を下りてしまいました。

 

 

新大橋通りから鍛冶橋通りに入り、もうすぐ着くと思ったらJRの線路をくぐって東京国際フォーラムの方へ直進し、JR有楽町駅をかすめて数寄屋橋交差点を経由する大回りルートで定刻より数分遅れて終点の東京駅鍛冶橋駐車場に到着しました。

 

 

 

東京駅鍛冶橋駐車場での撮影は禁止されていますのでご注意願います(京成バスのサイトにも注意書きがあります)。この画像はバスの車内から撮影しました。

 

東京駅鍛冶橋駐車場はJR東京駅とJR有楽町駅のほぼ中間地点にあるので、他の交通機関への乗り換えはやや不便です。