臺中市内の臺鐵臺中車站(台湾鉄路管理局・在来線台中駅)エリアと豐原區を結ぶ臺中市公車の新路線・中台灣客運701路が4月29日から運行を開始しました。

 

臺鐵臺中車站近くにある新建國市場(1號門)停留所が臺中側の起点です。以前このブログでご紹介した「三井ショッピングパークららぽーと台中」が出店する場所のすぐ近くです。

 

 

701路には先日閉幕した「2018臺中世界花卉博覽會(2018台中フローラ世界博覧会)」の接駁車(シャトルバス)に使われていた電動公車(電気バス)が投入されました。

 

 

5月1日まで運賃は無料です。台湾では捷運(MRT)やバスの新路線が開通したときに一定期間運賃を無料にすることが多いですね。

 

各座席には充電用のUSBポートが設置されています。通路側の座席は肘掛の下に、窓側の座席は座席下に設置されています。故障を防止する為かゴムのカバーが取り付けられています。

 

701路の経路は路線の両端でかなり迂回しており、乗車する区間によっては遠回りになりますが途中の崇德路で並行する他の路線(台中客運・豐原客運・全航客運12路など)との差別化を図ったとも言えます。運行本数は平日のラッシュ時(6:00~8:00と16:00~18:00)が10~20分間隔、それ以外の時間帯が10~30分間隔です。途中、臺中洲際棒球場(台中インターコンチネンタル野球場)を経由するのでプロ野球の試合やコンサートを観に行くときにも使える路線です。

※路線図は統聯客運(Ubus)のfacebookのページより。

 

開業したばかりで路線の存在が認知されていないせいか始発から乗車したのは自分だけででした。途中の停留所からも数人が乗車しただけで豐原へと向かいました。電動公車なので走行音は非常に静かです。

 

乗車時間1時間20分で臺鐵豐原車站(台湾鉄路管理局豊原駅)の東側にある豐原東站に到着しました。701路の終点は以前お邪魔した統聯客運と中台灣客運の車庫のすぐ近くにある翁子保養廠停留所です。

 

接駁車で活躍した他社の電動公車はどの路線に投入されるのでしょうか?気になります。