ダチョウ研究の第一人者の研究生活。

ダチョウってすごいポテンシャル持ってるんだよ!っていうのが伝わる一冊です。
ダチョウは、個人的にも、かなり注目してます。

20世紀末ごろに、BSE問題などを受けて、次の時代の牛肉に代わるものは?というところで、
ダチョウは、日本でも牧場が出てきたと思うけど、
そういうところの多くは土建屋さんが経営していたようで、その多くが2005年以降に失敗して廃業してしまった。

著者の関わっていたところも、
その瀬戸際だったところに、ダチョウの驚異的な生命力に目を付け、
医療分野での研究をしていったところ、ダチョウの卵を使って、非常に安価に、かつ質のよい抗体を作ることができるのを発見。
一躍、ダチョウは、医療分野での活躍が!

この本に書いてあるのは、主にこの医療分野での話だけど、
肉、皮、油、卵など、さまざまな部位に大きな可能性を秘めているのが、ダチョウ。

肉は、
低カロリー、低脂肪、高タンパク、鉄分豊富、低コレステロール。
なのに、とても美味しい。
脂肪が少ないというのは、良し悪しで、火を通しすぎてしまうと美味しくなくなってしまうのだけど、
刺身、タタキ、ハム、ジャーキーなど、あっさりしているのに、とても旨味があります。
人によっては、馬刺に似てる、牛に似てる、マグロ、クジラ、いろいろな意見があるけど、
つまりは、なじみのある肉とそれほど遠い味ではないので、すぐになじめるおいしいお肉です、ということ。

この本の中では、残念ながら、肉はあまり美味しくない、と言う風に書かれているけど、
そこはまさに調理方法の問題で、
今のところ、僕が周囲の人に食べさせたときの反応は、
「え?こんなに美味いの?普通に満足できるじゃん!」というようなものばかりです。

皮は、ご存知オーストリッチ。
オーストリッチOstrichとは、英語でダチョウのことなのです。
独特の突起が特徴で、高級皮として人気。

油も、傷口の治癒などでも活躍するとかだし、
卵は、殻を使って、アロマキャンドルの覆いとかもかなり味のあるものができたり、エッグアートなどにもつかわれたり。

ダチョウが持っている可能性については、
ぜひいろんな人に知ってほしいので、おすすめの一冊です。