先日亡くなったイギリス元首相のサッチャーさんの伝記映画↓↓
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」
監督:フィリダ・ロイド
出演:メリル・ストリープ、ジム・ブロードベント、オリヴィア・コールマン、ロジャー・アラム、スーザン・ブラウン、他
<あらすじ>
1979年、父の教えである質素倹約を掲げる保守党のマーガレット・サッチャー(メリル・ストリープ)が女性初のイギリス首相となる。
"鉄の女"の異名をとるサッチャーは、財政赤字を解決し、フォークランド紛争に勝利し、国民から絶対的な支持を得ていた。
しかし彼女には誰にも見せていない孤独な別の顔があった。
<感想>
すごく興味深い映画でした。
今回のサッチャーさんの訃報で興味を持った映画でしたが観て良かったです。
メリル・ストリープがこの作品で昨年アカデミー賞主演女優賞を獲得したそうですが
本当にサッチャー元首相そっくりで(((゜Д゜;)))!!
首相現役時代から引退後の姿まで彼女が演じてましたが
圧巻の演技でした。
「マンマ・ミーア!」で元気に歌って踊る姿からは想像もつきません…さすが。
ストーリーの構成が、過去と現在を行ったり来たりだったので
最初ちょっと戸惑ったんですが
認知症にかかってしまったサッチャーさんが見る夫の幻覚が
過去シーンと繋がってるところが多々有り
後半で「あ。あの幻覚はここにつながってるのか!」
と納得できたので結構うまい作り方なのかもしれないです(^-^)
それにしても政治って本当に難しいですね…
国民の中には彼女を支持する人々が大勢いたのは確かですが
やはり「完璧な支持」を得ることなんてできなくて
実際彼女が亡くなった今、
「魔女が死んだ!」と喜ぶ人がどれだけいることか。
国を良い方向に導くってことは
どうすれば正解なのか?なんて誰にもわからないし
今は間違っているようにみえる政策が
何世代かあとになって良い影響を与える可能性だってある。
サッチャーさんの成し遂げたことは
今の「イギリス」という国を作る上で必要だったかもしれないけれど
同時に多くの人の恨みを買っていることもまた事実で…。
でもどんな困難な壁にぶつかっても
自分の信念を貫く彼女の姿はかっこよかったです


映画の中でいくつか素敵なセリフがあったんですが…
メモ取れば良かったな(^_^;)
すごく勉強になる映画でした♪
