○年前の9月のある日、母が急逝した。
私と息子2人が先に駆けつけて
布団に横たわった母と対面した。
とても安らかな顔だった。
寝てるみたい...ん?寝てる?
母のお腹が上下して動いてる⁉️息してる⁉️
もしかして亡くなったなんて間違い⁉️大変だ‼️
思わず口の前に手をかざしてみた❗️
よくわからない。
頬に触れてみた❗️
冷たい..,
やっぱり亡くなってる。
今日は私の目なんかおかしいのかな。
右に座る長男に聞いてみた。
「なんか、ばーばのお腹動いてない?」
引き気味に「動いてないよ。」
そうか。そうよね。やっぱり目が変なんだ。
すると左に座る次男が
「動いとるよ。こうやってこうやって
動いとるよ。」
両手を開いて上下に動かしながら言った。
ああ、
安らかに寝てるんだ。
苦しんでないんだ。
悲しみと寂しさを忘れそうな程の
深い安堵感に包まれた。
別記事につづく