『政と源』
三浦しをん・著
図書館で表紙に惹かれて
読んだ本です。
あらすじ
簪職人の源二郎と元銀行員の国政は、
ふたり合わせて146歳の幼なじみ。
弟子の徹平と賑やかな生活をおくる源二郎と、
男やもめの国政を中心にまき起こる、
人情味豊かで心温まる事件の数々。
正反対の性格の幼なじみが
ケンカしながらも
結局はお互いを思いあっていて
ほっこりするお話です😊
お年寄りならではの頑固さと人情味が
いいですね
三浦しをんさんの作品を呼んだのは
初めてでしたが
描写が細かく、情景がすっと浮かんでくる文章で
読みやすかったです。
源次郎が「つまみ簪」を作るシーンは
職人の息遣いや緊張感が伝わる文章で
思わず背筋が伸びてしまいます
年をとっても遠慮せずに言いたいことが言えたり、
心配し合える相手がいるのは幸せなことだなあと
最後はホロリとさせられます
国政と源次郎、
源次郎の弟子の徹平と彼女のまみと
4人で過ごすお正月のシーンが
とても好きでした