元日バダバタしていて、能登地震、羽田空港事故と続いた為新年の挨拶のタイミングを失いました。
犠牲になられた方へのお悔やみとともに今なお発見されていない方、避難生活を余儀なくされている多数の方へのお見舞いを心より申し上げます。
政局に関することは改めて書きます。
さて今年のクラシック生演奏の聴き初めは
大阪のザシンフォニーホールにて
今回はヴァイオリン協奏曲でソリストに前田妃奈さんの為できる限り前の席を取りました。
7列め中央ブロックのやや右。
オーケストラのな演奏でこんな前で聴くのは初めてです。
というのも前田さんは、2002年大阪生まれの現在日本音楽大学の特別奨学生ですが、2022年大変権威のあるヘリンクヴィエニアフスキ国際ヴァイオリンコンクールで日本人として実に41年ぶりに優勝、昨年も20カ国を回り国際的に活躍する新進気鋭のヴァイオリニスト。
とても表情豊かに演奏されるので、その表情が見える前の席を取りました。
演目はニューイヤーに相応しい明るく素敵な誰もが知っている超有名曲ばかり。
クラシックファンでなくとも、多くの人が聞いたことのある曲ばかり。
まずは私が大好きな
モーツァルトのフィガロの結婚序曲より
私の正面がチェロ、後ろにヴィオラ、右にコントラバス。
指揮者の横が第一ヴァイオリン、後ろが第二ヴァイオリン。
後ろ側は管楽器部隊ですが残念ながらこの位置からは顔が見えません。
ところが弦楽器部隊の前列は表情も良く見え、かつ右からコントラストバスを中心とした低音、左からはヴァイオリンを中心とした高音がまるでステレオのようにはっきりと分かれて聞こえてきます。
そしてマエストロ瀬山さんは初めてですが、タクトを持たずに全身を使い、10本の指先まで自由に操り時には小刻みにジャンプしたりかつ表情豊かにパワフルな指揮をされていました。
フィガロの結婚最初の音から吸い込まれてしまいました。
そしてチャイコフスキーヴァイオリン協奏曲。
ベートーベン、メンデルスゾーン、ブラームスとともに四大ヴァイオリン協奏曲と言われていますが、個人的にはチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲が好きです。
センチメンタルながらとてもダイナミックなコンチェルです。
ヴァイオリンも中々高度なテクニックが必要ですが、前田さんは途中弓が一本切れながら見事な演奏でした。
でも思ったほど表情は変えず終始真剣な表情でした。
ソリストがいる時はアンコールがあることが多いですが、今回は最後にオーケストラのアンコールがありました。
最後はこれまた超有名曲、ドボルザークの新世界より。
昨年9月、同じくこの場所で関西フィルの新世界よりを聞いてますが、指揮者も違えば聴く場所も違うとまた違います。
特に聞き入ったのは、第二楽章最後の辺で、弦楽器の前列の8人(第一第二ヴァイオリン、ビオラ、チェロ)
コンサートマスターを含む各主席奏者クラスだけの演奏がありますが、ピアニシモの静かな音のため一人一人の音の実力がよくわかる部分ですが、素晴らしい音色でした。
うっとりです。
特にコンサートマスター(女性)、めっちゃ上手いわ。
そして大好きな第四楽章はとてもパワフルなダイナミックな迫力のある演奏でした。
いやこの辺り場所もお気に入りですわ。
そしてアンコールは大変盛り上がるラデツキー行進曲。
運動会などで誰も知っているノリノリな曲。
最近アンコールでこの曲が多いですね。
今年も月一回ペース位でクラシックの生演奏を聴きに行きます。
既に7月分までチケットは手配済み。
クラシックは生に勝るものはなく、名曲、名演奏は心の癒しです。
ただ身近にクラシックの話をできる人が少ないのが残念ですが・・・