主演作が立て続けに公開予定の沢尻エリカ主演のホラー映画。ある定期券を拾った人が次々と行方不明になっている。奈々(沢尻エリカ)の妹も行方不明となり、奈々は妹の行方を捜し始める。そんな中、同級生の香苗(若槻千夏)が別のオトシモノが原因で呪いにかかっていることを知り、一緒にオトシモノの謎の解明に乗り出す。その頃、鉄道会社で勤務する俊一(小栗旬)は過去に行われたトンネル工事において何か不吉なモノが掘り起こされ、その事自体が秘密にされている事を知る。

B級映画って事で片付けてしまってもいいような気もするけれど、これは正直言って酷い。ただ怖がらせたいだけの演出と言ってしまえばそれまでかな。でも友情の部分に力入れるならもう少し演出の仕方があったんじゃないのかなぁと思う。ホラー映画って事にこだわりすぎて内容が中途半端になってしまった感が強いです。

若槻千夏の演技が意外と良かった。それくらいかな。

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ミヒャエル・ハネケ監督のミステリー・サスペンス映画。ある日、自宅を正面から隠し撮りした送り主不明のビデオ・テープが届く。その後も送り主不明のビデオ・テープが届き続けるが、映像は次第にプライベートな部分にまで及ぶ。誰が撮って送ってきているのか。家族との関係も次第にギクシャクしてくる。

結構ショッキングな映像もあります。それでいて送り主がよく分からないから不気味。ラストまで注意して観ないと送り主が分からないような事が書かれていたので注意して観ていたつもりだけど、結局何が何だか分からないまま終わってしまいました。何回か繰り返して観ればそのうち分かってくるものなんだろうか。

よく分からないので評価もどうしたらいいかよく分かりません。分からなかったのがちょっと悔しい。
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筒井康隆のSF小説「時をかける少女」に舞台よりも先の未来を描いたアニメーション映画。原作のヒロインであった芳山和子も本作のヒロイン・紺野真琴(声・仲里依紗)のおばさん役で登場する。単館系作品ながら口コミの評判が良いため拡大公開がどんどん拡がっていきようやく観る事が出来ました。小説はもとより、原作を舞台にした映像化作品も観た事が無いので、これがその未来と言われてもさっぱり分からず、これはこれとして鑑賞しました。

面白い。脚本がめちゃくちゃ良くできていると思う。いや、タイムリープの制限回数やらのルールなんかを突き詰めると『それってちょっとおかしいんじゃないの!?』って感じる部分も出てくるのかも知れないけれど、少なくともこの作品の中ではそういった矛盾は生じてなかったような気がします。

元気だけが取り柄のようなダメダメな主人公だけれど、人のために一生懸命になれるところは好感が持てるし、ハラハラドキドキさせられるけれど応援したくなる。それよりも何よりもラストに持っていかれた。切ない。奥華子の曲の歌詞もリンクして切なさ倍増。ここまで良くできた作品だとは思ってもみませんでした。さすが拡大公開されるだけの価値はありますね。

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太平洋戦争においてよく知られる神風特攻隊が空の特攻であるのに対し、あまり知られていない海の特攻=人間魚雷“回天”で命を失った若者たちに焦点を当てた人間ドラマ。

空も海も特攻に征く若者たちの気持ちは同じ。空が海に変わっただけで描かれ方に目新しさは感じられませんでした。ただ個人的には回天の存在を知らなかったので、その事実を知れたという意味では良い機会でした。

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ローリング・ストーンズの創始者でリーダーでもあったブライアン・ジョーンズの半生と、彼の謎の死の真相に迫った作品。ちなみに、ミック・ジャガーやキース・リチャーズはストーンズを聴かない自分でもその名前を知っているけれど、恥ずかしながらブライアン・ジョーンズの存在はこの作品に出会うまで知りませんでした。

この手の作品でスポットを当てられる人物って当たり前のようにドラッグとアルコールが絡んでますよね。それにプラスしてセックスか。それがロックンローラーのスタイルって事なのかも知れないけれど。善し悪しは別にして、この作品に描かれるブライアン・ジョーンズはまたそれらが似合う人だった。ダメ人間だけれど、逆にそこが人を惹き付けるだけの魅力になっているような。

謎の死の真相については、警察の公式発表とは異なる見解により描かれる。事故死ではなく他殺。それが真実かどうかは定かではないし、今後も真実は暴かれないのかも知れない。あるいは、事故死がやはり真実である可能性だって無いとは言い切れない。興味本位でこんな事を書くべきでは無いかも知れないし不謹慎と受け取られるかも知れないけれど、ミステリアスな人物にはミステリアスな死が似合うと思うし、様々な憶測を呼ぶくらいがちょうどいいんじゃないかな。

まあまあ面白かったです。

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韓国映画。漢江に突如現れた謎の巨大生物が次々と人間を襲いカンドゥ(ソン・ガンホ)の娘を連れ去ってしまう。娘の生存を信じるカンドゥは家族で力を合わせてその怪物=グエムルに立ち向かう。

韓国の笑いのセンスはよく分からないけれど、コミカルな部分あり、迫力のアクション・シーン(と言っても、明らかにCGだなぁと思ってしまう程度ですが…)あり、怪獣映画のようなスリルもあり、と言ったところですかね。一番強く描かれているのが家族愛だと感じたので、その辺は韓国らしい良さだと思います。弓で戦ったりするのも韓国らしさなのかな。

古臭い感じもするけれど、まあまあ面白いです。

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カー・アクションが売りものの「ワイルド・スピード」シリーズの新作。今回の舞台は東京。

日本人役は日本人使ってもらった方がいいと思うんだけど…。「なぜそこだけ吹き替え?」って逆に気になる。

渋谷のスクランブル交差点だとか、見た事あるような場所でドリフトしてたけれど、実際に撮影したのかな。さすがにそれはないか、あんなの東京のど真ん中で撮影許可下りるわけないよね。でもなんか凄かった。映画としてどうこうっていうのは抜きにして、日本のチューンド・カーの魅力だとか、カー・アクションで魅せる作品のはずなので、これはこれでアリだと思う。楽しませていただきました。

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ある青年の初恋と失恋、成長を描いた作品。

恋愛ってこんなもんかなぁとは思うけれど、正直言ってこの作品はよく分からないな。映画全編にわたる雰囲気は好きだけれど、映画の内容自体には特に感動するでもなく、切ないわけでもなく。主演の二人が以前の作品の頃と比べると段々好ましくなくなってきているのもこの作品に入り込めない一因かも。

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俳優・今井雅之のライフワークとなっている舞台「THE WINDS OF GOD」の2度目の映画化。死を望むわけでもない未来ある若者たちが、既に勝ち目を失った戦争においてどんな気持ちで特攻するまでに至ったのかを描いた作品。最も理解から遠い外国人にも特攻隊員の気持ちを考えてもらうべく、主人公二人の現代の設定はアメリカ人にして、全編英語による日本語字幕付きの上映。

よくあるお涙頂戴の感動ものとは趣の違った作品になっていて、観終わると重いものが心に残り考えさせられる。平和について。いま生きているということについて。

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