✏️はるの級長日誌⑼ | 井坂茜ブログ!あかねこ★進化論*。
あっという間に7月です。
『ひめゆり』は明日から実寸稽古です。


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前列は月組のはるかなみさ💗
後列は星組のはるかなみさ💗

両組観て頂くと、
違いにびっくり仰天だと思います!



わたしが『ひめゆり』を観劇した時、
この、はるかなみさという3人組は
なんて難しい役なんだろう…
と心底思ったんです。

死ぬ。

ということは、
たとえ芝居の中であっても、
やっぱり途轍もないことだとおもう。

はるかなみさは生き残る役なので
生きるというエネルギーで、
みんなが死ぬシーンと
同じだけのエネルギーを
出さなければいけない役だとおもう。

しかも、
根底にある生きたいという
ストレートな感情だけではなくて
表面は死にたい、死ななければという
義務感のようなもので覆われている。

なのになのに、
3人組の曲は軽快ですらある。

だからとっても難しいんだとおもう。

でも、だからこそ
今回やりたいと思った役なんです。

徹底的に、なにがなんでも、
生きたい=死にたい、を
突き詰める3人組を
やりたいとおもっています。



今年のはるかなみさは、
月組
はる・守屋由貴ちゃん
かな・湖山夏帆ちゃん
みさ・早乃香織ちゃん
星組
はる・井坂茜
かな・苅谷和暉子ちゃん
みさ・内田莉紗ちゃん
というメンバー。

おなじ「3人組」なのに、
個々はもちろんその中での関係性も
まったく違うものになっていて、
芝居の面白さを日々感じています。

それと、このメンバーでよかった!
と思ったのが、
3人組のナンバーをお稽古した時
お互いに相手の組の稽古もしっかり観て、
稽古後に6人でディスカッションしたこと。

わたしたちこうやりたいんだけど、
実際どう見えてる?とか
そっちの組はこういう風に見える、とか
それがいいと思う、とか
ここがもったいない、とか
そういうことを正直に言い合える。

おなじ役だからこそ気づくこともあって、
それを、自分の組だけ〜〜
とするのではなくて共有できる。
とっても有難いし、心強い。

組が違っても、
「作品」を想う気持ちが一緒だからこそ
こうやって共に創り上げられるのだと
ひしひしと感じる、この幸せたるや!


今回のカンパニーでよく耳にするのが、
このカンパニーでよかった!
という言葉。
これは物凄いことだとおもう。
こんな大所帯で、
なかなか言えないとおもうもの。
2回目、3回目の出演になる方も
そう言ってくださるのがとても嬉しい。
より一層、気を引き締めて、
作品とカンパニーに恥じないように
自分の役割をまっとうしたい。


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稽古後にみんなと話す時間も
わたしにとってはとても大切。

10人いれば10通りの考えがある訳で
ひとつの作品の中に
いろんな人のいろんな想いを
込めたいし、彩りたい。

みんなそれぞれにたくさん勉強したり
考えたり、失敗したりしていて、
それがこの作品を日々少しずつ
成長させていく栄養なのだと感じる。



というわけで
わたしも勉強をやめられない。

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☝︎上原婦長役の木村花代さんが
お稽古場に持ってきてくださった資料。
旧海軍司令部壕のリーフレットや、
平和学習のための指導案とDVD。

海軍司令部壕は
わたしは沖縄で回れなかった場所。
「組織」としての戦争というか…
沖縄に住んでいる人々とは
また違う視点で捉えていたであろう
戦争。
でも本当に、どの立場でも、
待ち受けているのは
悲劇でしかないのだと感じます。

「もうひとつの沖縄戦記」
このDVDには、
当時子どもだった人たちの証言のほか
空襲を受けた沖縄のいろんな場所の写真、
米軍と日本軍の武器や戦闘機の写真、
今至る所にある慰霊碑の写真、などなど
たくさんの資料が入っていました。

冊子は「平和学習指導案」で、
このDVDを使って、
どういう授業をするか?という内容。

「平和学習」って、
ほんとうに難しいんだな、と。。
わたしが小学生の頃は、
夏休みの宿題かなにかで、
「おじいちゃんおばあちゃんに、
戦争の頃のお話を聞いてこよう」
というのがあったと記憶しています。
それでわたしは香川にいる祖母に、
「高松大空襲」について聞きました。

でも、今の子どもたちからしたら、
「ひいおじいちゃんひいおばあちゃんに
戦争の頃のお話を聞いてこよう」
になるわけですよね。
もうちょっとしたら、
本当になかなか聞けなくなってしまう。

そうなった時に、どう伝えていくか。
これは本当に難しい。

戦争ってどういうものなのか。
どうなってしまうものなのか。
それと同じくらい、
どうして戦争が起きてしまうのか。
どうして戦争はなくならないのか。
これを考えることも大事なことだと
わたしはおもう。

みんなとおなじ意見じゃないと
なんとなく封じ込められてしまうような
そんな空気があったりもするけど、
でもやっぱり一人一人がそれぞれに
考えること、意見を持つこと、が
とっても大事なんじゃないかなぁ…



ミュージカル『ひめゆり』は
どんな風に伝わるんだろう?
伝えられるんだろう?

これもすごくすごく考える。

今回勉強していく中で
生存者の方のドキュメンタリー映画や
証言をまとめた文章などに多く触れて、
「ほんものの言葉たち」には
これ以上なにも説明なんて
必要ないくらいで、
この言葉たちだけで
充分なんじゃないか?とすら思えたし、

元ひめゆり学徒隊の方の言葉
「学徒隊を描いたフィクションが出るたび
わたしたちは落胆し、憤慨した」
というコメントも突き刺さった。



わたしたちに出来るのは
なんなんだろう



ミュージカルで上演する意味。
ミュージカルで伝えられること。
きっとあるはず。

決して美化したり、
押しつけたりするのではなく。

作品の中のストーリーだけじゃなくて
あの時代に生きたすべての人に
ストーリー=人生があるのだと思うと
なにが正解なのかわからなくて、
そもそも正解なんてないのかも、
とも思ってしまうのですが、

だからこそ「誠心誠意」
これがいちばん大切なのかも。
と、おもっています。



なんだか言いたいことが
あっち行ったりこっち行ったりで
よくわからないブログになった(笑)



とにかく!
土日で両組とも通し稽古をして、
一人一人の作品へ懸ける想いを
ひしひしと感じて嬉しくなって、
だからこそまだまだ出来る!
というやる気に満ち満ちているよ!
という報告なのでした!!!!!



チケットは、星組はB席に続いて
A席も完売となりました!
沢山のお申し込み本当に感謝です。
でもまだまだ受け付けています!
ぜひお一人でもお二人でも、
お友達も誘って観にいらしてください☺️

お待ちしております✨




あかね・はる




ミュージカル座「ひめゆり」

星組はる役で出演いたします。

7月

13(木)18:30〈月組〉

14(金)18:30〈星組〉

15(土)12:30〈月組〉/ 18:00〈星組〉

16(日)12:30〈星組〉/ 18:00〈月組〉

17(月)13:00〈月組〉

18(火)13:00〈星組〉

@シアター1010(北千住マルイ10階)

SS席 / 9,800円

S席 / 7,800円

A席 / 5,800円

B / 3,800 ◀︎完売

⬇︎思いの丈を綴りました♡

http://ameblo.jp/a-k-a-n-e-m-u-s-i-c-a-l/entry-12268098824.html
⬇︎全キャスト情報などはこちら!

http://www.musical-za.co.jp/stage/ひめゆり2017/
ご予約はメール akane_musical_ticket@yahoo.co.jp

またはLINE@から承ります。




AKA LIVEvol.2~探せども、探せども~」

谷口あかり・井坂茜・久田菜美(pf)

①~海を越えて~

7/25(火)18:30open/19:00start

②~山を越えて~

8/13(日)12:00open/12:30start

@レストランパペラ(新宿御苑)

¥4,000+お食事¥1,500

2daysセット割−¥1,000

http://ameblo.jp/a-k-a-n-e-m-u-s-i-c-a-l/entry-12276395386.html




MerryCreationNote

8月

18(金)19時

19(土)13時 / 19時

20(日)13時

@調布市せんがわ劇場

一般 4,000円 / 学生 3,500円

⬇︎詳細はこちら!

http://ameblo.jp/a-k-a-n-e-m-u-s-i-c-a-l/entry-12281222302.html

⬇︎ご予約はこちら🎵

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