読書ぶろぐ
久しぶりになってしもうた。
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1511ページ
ナイス数:36ナイス

「愚か」と一言で片付けてしまうのは簡単、活字だけを追っていくとそう感じるけれどこれを生身の人間が、それも人生の苦味も知っている役者がこの台詞を口に出したら、と考えながら読むとまた違う世界がひろがる。戯曲ならでは。
読了日:1月28日 著者:アントンチェーホフ

古本屋で見つけて購入。結末は悲劇だが、クレオパトラの周りを翻弄する魅力や、恋の盲目的な要素は、むしろ滑稽にも捉えられる気がした。ロミオとジュリエットの様な一途な純愛でなくて、保身の為に裏切る様な場面もあったり、はたまたそのどこまでが真実でどこからが偽りなのか…人間らしさを裏付けしていく過程が面白いのだと思う。
読了日:1月24日 著者:ウィリアムシェイクスピア

面白かった!!!辞書づくりという未知の世界が興味深く、言葉に対する敏感な感覚にも感心しきり。描かれている人物もみんな不器用なのに魅力的で目が離せなかった。個人的に自分は辞書づくりに向いているタイプの人間だと読みながら思ったので、次に生まれ変わった時は将来の夢の候補に辞書をつくる人も入れたい。
読了日:1月21日 著者:三浦しをん

恋愛小説だと思って読み始めたけど、「生き方」を描いた小説だと感じた。生き方を考えることは、死も意識すること。魅力ある登場人物たち。「桃の花」のくだり。愛の形は様々、とはよく言うけれども、もたれたり支えたりする形も様々だと思った。
読了日:1月18日 著者:山田詠美

どんな人にも生きてきた道のりがあって、それを会話や仕草から垣間見る視点が井上ひさしらしい。スマホと向き合ってばかりの現代社会ではなかなかこんなに人のドラマを目撃出来ないかもしれない。
読了日:1月14日 著者:井上ひさし

すべての人にとって8・15以降が戦後とは限らない、という観点に納得。戦後の何もない、家も米もない人々の生きるエネルギーの強さ。いまはなんでもあるのに、どうして死にたい人が多いんだろうと考えながら読んだ。
読了日:1月10日 著者:大島幸夫
読書メーター
戯曲も読んで小説も読んで
資料的な文献も読んで
頭の中のいろんな部屋に
ノックしたような1月。嬉し。
戯曲は声に出して読む方が
百倍面白い☺️☺️☺️
茜