大学1・2年のころ、初めて入ったゼミの先生が

言っていたことが今でも引っかかっている。


「活字文化に長く親しんできた私には、

インターネット上に乱れ飛ぶ文字は受け入れがたい」


一つの文字、一つの文章を生み出すのに

熟慮と何回もの推敲を重ねてから発せられる文章と、

メモ代わりや感情のままに発せられる文章。

コンピュータとネットワークによって

どちらも一見すると同じように並ぶ時代への抵抗感らしい。


27歳の私は、初めて「パソコン通信」をしたのは小学校の頃。

中学の時にWindows95の登場と共にパソコンと

メールアドレスを持った世代。

でもその一方で携帯電話を持ったのは大学生になってから。


一部の人が「計算機」を使うだけだった50代以上、

パソコンの普及を目の当たりにしてきた40代、

物心ついてからインターネットに触れた30代、

パソコンや携帯でネットをするのが日常の20代、

そして「情報」を授業で習うようになった今の10代...

情報とのかかわり方は数年単位で、そして仕事によっても

大きく違うようだ。


ここ何年か前からゼミの「メーリングリスト」に

ちょっとした内容(諸連絡ではない日々の雑感など)を

流すようになった。

先生の文章に「メーリス」とか「ホームページ」とかいう

言葉が見えると何となくこちらが違和感を感じる。

当時40代後半だった先生ももう50代後半。


歳をとって丸くなった、とか言ってしまうと寂しい感じがするが、

先生なりにネット文化との共存を模索したに違いない。

一度、久しぶりに先生を訪ねて話してみたいと思う。



今日の格言

多くの人は逆境に耐えることはできる。

その人の人間性を試したいと思ったら、権力を与えてみよ。

Neally all men can stand adversity,

but if you want to test a man's character,

give him power.