レトロゲーム好きな皆様こんばんわ。
元ゲーマーでもあったいわしでございます。

ゲームセンターというのが今のような大型筐体ばかりでなく、アーケードゲームとして盛んだった頃、鬼のようにゲームセンターに通い遊んでいた私がやっていたゲームを懐かしさ共に紹介していくシリーズ第22回となります。

2D格闘ゲームが隆盛していた時代。画期的な技術革新と新たに3Dという視点で世の中の格闘ゲームファンの心を一気につかんだのがセガの『バーチャファイター』でした。

そのヒットを受けてセガはポリゴン技術を重ね、『バーチャファイター2』の製作を開始しました。
さらにセガは本流である『バーチャファイター』の操作感をそのままに新しい要素を加えた新たな二つの3D格闘ゲームシリーズを模索していきます。

その一つが武器格闘というジャンルに活を見いだした『ラストブロンクス東京番外地』でした。

そしてもうひとつが今回紹介いたします
『ファイティングバイパーズ』
でございます。




簡単なストーリー的にはとある近未来シティ『アームストンシティ』を舞台にアーマーと呼ばれる防具を装着した戦士『バイパー』たちによるストリートファイトが熱狂的な人気を博し、そこに注目した悪辣な市長はバイパー達による格闘大会を主催。各地のバイパーたちはそれぞれの思惑を持って大会に参加するといったもの。

操作性としては先のバーチャファイターの操作性を踏襲していて、8方向レバーにボタンが3つ。
それぞれにボタンはパンチ、キック、ガードに対応していて、レバーとボタンの組み合わせによって様々な技が繰り出され、パンチ+ガードで投げ技となります。

格闘家や武術家をモチーフにし、リアル志向にしたバーチャファイターに対して、キャラクターにはビジュアル的にも派手でエンタメ性が強くなり、とにかく派手な演出が重視された本作はバーチャファイターとの最大の違いが、『アーマー』と呼ばれるシステムでしょうか。



このアーマーは各キャラに上半身と下半身につけられており、攻撃を受けたり、攻撃をガードしたりすると耐久値が減っていき、ある程度いくとその耐久値メーターの部分が点滅。そこに『ガード&アタック』の技が入るとアーマーが破壊されて以降その部分への攻撃ダメージがアップするということになります。

なお各キャラにはアーマーを破壊する専用の『ガード&アタック』があり、 この技を含め一部の技には相手を吹き飛ばす効果があります。
通常ステージには金網や障害物が立てられていてリングアウトはないのですがKO時にそういった技が炸裂すると壁を突き破ったりとかなり派手な演出になっています。

キャラクター的にはかなり個性的な面々で、バブル期の江口洋介風なロン毛ファイター『トキオ』や昭和系の番長風ファイター『バン』、『3』が好きすぎてコスチュームのあちこちに3をモチーフにしたものがある『サンマン』といったものがあり、女性キャラもファッションモデル系の『グレイス』やメイド風コスプレイヤー『ハニー』と強烈なキャラクターの8人から選択します。
各キャラたちとの対決を終えて最終ボスとして登場するのがコブラのコスチュームを着たプロレスラーみたいな『B.M(ビッグ・マーラー)』。彼を倒すことで全面クリアとなります。



コンシューマーへの移植はセガが母体のためか、家庭用ハードではまずはSEGA SATURNへ導入され、さらには後継機ドリームキャストへも移植。なおサターンでは『バーチャファイター2』とのコラボ作品である『ファイターズメガミックス』も発売されました。
そこからPlayStation2への移行となり、プレステでは配信版がコレクションとして発売されております。

また家庭用ハードへの移植にあたり、アーケード版にプラスして隠しキャラも登場、しかもプレイヤーキャラとして操作可能となっており、その隠しキャラのなかにはあの『ペプシマン』が登場していましたね。



個人的には近所にあったゲームセンターにて『バーチャファイター2』が稼働し、人気を博していた頃に導入され、なかなかバーチャファイター2が人気で入れない中で、同時期の『ラストブロンクス』と一緒にやり込んでいました。
使うキャラとしてはクセ強めのキャラが好きなのでやたら足技を使うグレイスやらトキオなどを多用していましたが、ロックスターでギターをぶんまわすアクセルも好みでしたね。
むろん結果としてバーチャファイター2よりも上手くなってしまってほぼワンコインクリアまでできるくらいになってしまったのですが(^^;



この作品画期的なのは、アーマーブレイクすることによってキャラクターの服も破れてしまうので、女性キャラなんかはアーマーが壊れると下着に近い姿で戦う羽目になるという、『脱衣』システムが入ってること。
あとにも先にも3D格闘ゲームで『脱衣』があるものはこのシリーズだけじゃないですかね。

またキャラクターに特徴があるためか現在でもコスプレイベントとかでこのゲームのキャラに扮したコスプレイヤーも見かけることがあり、ゲームそのもの以外のところでも影響力があったある意味成功例の作品であったといえます。
そういった所ではバーチャファイターよりもゲーム業界としては評価されるべきとこでしょうね。

そういった所で今回のレトロゲーム探訪はここまで。

また次回もマニアックな代物が出てくるかお楽しみに


操作性…★★★★


コスプレにやりすやすさ度…★★★★


レア度…★★


評価…★★★★

(バーチャファイターなみの操作性に脱衣要素もありのコスプレ格闘ゲーム。ある意味画期的だったSEGAのチャレンジ(^^;)











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