皆さんこんばんは。
元ゲーセンオタク、いわしでございます。
今では音ゲーとネット対戦、そしてメダルゲーメインとなってしまったゲームセンター。家庭ゲームが発展するまでは数々の名作があり、若き頃小銭積んでアーケードゲームにはまったものでした。

そんな私が若き頃(といっても十数年前までだが)ゲーマーとして色んなゲームをしていたことから、懐かしのレトロゲームを紹介し、解説していく『レトロゲーム探訪』シリーズ、今回21回めとなります。

私がメインでハマっていた今から30年くらい前の1990年代、後に大ヒット作品『ストリートファイターⅡ』を産み出すカプコンは、対戦格闘ゲームブームの前夜に横スクロールのアクションゲームの金字塔『ファイナルファイト』を大ヒットさせました。

スタイルの違う自キャラを選択し、個性的な敵キャラをひたすら倒し、進んでいくというシンプルながらもやり込みがいのあるゲーム設定はこうしたベルトスクロール系アクションゲームのひな型となり、雨後の筍のごとく類似作品か溢れかえり、本家との違和感を感じながらもやりこんでクリアを目指していたことを思い出させます。

そんな当時はアクションゲーム最強のカプコンに対して、唯一対抗しえたゲーム会社が『Neo Geo』を誇るSNKプレイモアでした。
今回のレトロゲーム探訪はそんなNeo Geoシリーズと第一弾として発表された記念すべきアクションゲームを紹介しましょう。

それがこちら
『バーニングファイト』


でございます。


はえあるNeo Geoのアーケードゲーム初リリースとなった作品で、プレイヤーはまず三人の自キャラから1人を選択。
最大二人のプレイとなります。
キャラクターはバランス型のデューク、スピード型のリョウ、パワー型のビリーとなっていて、使う技や衣装的にもカプコンの『ファイナルファイト』をパクっ…いやオマージュしたもの。


操作は当時のNeo Geo筐体に対応した、8方向レバーとABCの三つのボタンでそれぞれ対応しており、Aはパンチ、Bはキック、Cはジャンプとなっています。
そしてAとBボタン同時押してそれぞれのキャラクターの必殺技が発動しますが、複数攻撃ができることから使うと少し体力が減ります
また、敵を倒すと落とす武器も拾って使うことができます。
この辺りのゲーム性はもうもろに『ファイナルファイト』ですよね。


ステージは全5面となっており、そこ面ごとに中ボスも存在しバリエーション豊かな敵もあってそこはかに飽きないような仕掛けが。


ゲーム性においてはNeo Geo版『ファイナルファイト』といってもよい仕上がり具合ですが、カプコンとの違いを見せるため、本作はバックボーンに、大まかなストーリーを埋め込ませ、ゲームにドラマ性を含ませております。
ちなみにですが、本作のストーリーはサスペンスアクションの名作『ブラック・レイン』をモチーフにしているようです。


アーケード後のコンシューマーへの移植としては基本は家庭用ネオジオ機へのリリースだけでしたが、2008年にはwiiのバーチャル対応ソフトとして発売。
その後は家庭用ゲームシリーズのリリース作品のひとつとして、プレステ4やNintendo Switchなどに移植されたほか、2022年には携帯用ゲームとして配信リリースもされたようです。

ワタクシ個人としての思い出は90年代始め頃。当時家とは真逆の方向にあった宮崎神宮近くにあったゲームセンターにひっそりと入ってまして、複数作品を入れていたネオジオ専用筐体ではなく、個々の筐体で稼働していました。
『ファイナルファイト』が少しずつ落ち着きつつあったころでしたが、まだまだ人気があってなかなかできなかったので、その合間にこちらでやっていた記憶があります。
ほぼファイナルファイトに近いので、あんまり違和感はなかったんですよね。

ちなみにこの作品、1人クリアはなかなか難しくて、自分は友達の力を借りつつクリアしていました。
ファイナルファイトでは攻略でハメ技がありましたが、こちらではそれは存在してなかったのでかえって本作品の方が難しいという状況がありました(^^;


現在、ゲーセンを賑やかしていたネオジオ作品シリーズはコレクションシリーズとして新コンシューマーに移植リリースされているので、過去の栄光をという方はぜひやってみてくださいませ

操作性…★★★

これはほぼパクりなのでは度…★★★★★

レア度…★★★

評価…★★★
(例えるならスターのそっくり映画みたいなもの?流行ったらパクりも上等精神は流石)

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