レスミルズ好きの皆様こんばんは。
まずは2024年早々甚大な地震被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。
過酷な環境でレスミルズなどできるような環境ではないでしょうが、また復活してレスミルズを楽しめるようになれたらと思います。

さて2024年辰年、ドラゴンイヤーが明けまして私も年末年始ジム活がなく、一週間ほどチート過ぎる毎日を送っていましたが、4日にコンバット初めし、今週ようやくパンプ初めをして参りました。

チートしすぎた身体をジムモードに戻すにはなかなかに大変でして、トレーニングを休むと調子がおかしくなってくるとはよくいったものです。
反対に今はトレーニングしてないと健康に不安が残るくらいまで意識が高まったともいえるのでしょうかね。

そんなこんなで新年明けて早々ですが、レスミルズも日本では新曲シーズン開幕となりました。
新年一発目に新曲をやるというまさに鈍りきった身体への荒療治は毎年のことながら最もしんどいかもしれません。
今回もなかなかに強烈なラインナップとなっているようでございます。

ようやく今週ボディパンプ新曲となるシリーズ127のマスターをやってきましたので、シーズン恒例の個人的主観による感想と解説日記をやっていきたいと思います。


BP127-1

ウォーミングアップ。前半のバーのパート、後半からはプレートダンベルパートに分かれている二部構成のウォーミングアップ。
今回はプッシュアップなどは入っていないものの、後半のプレートではランジでいきなしのバックステップランジからのニーアップが登場。これがなかなかに心拍数をあげさせるため、ウォーミングアップでありながらもうっすら汗をかけるくらいの強度になっております。さらにバックステップランジwithショルダープレスもあってこれまでのパンプのウォーミングアップとは毛色が違いますね。
珍しいとこだとスクワットで早くもワイド、ワイダーの3スタンスでのコリオも含まれていて、かなり息もあげていきますね。


BP127-2

スクワット。ミッド、ワイド、ワイダーの3スタイルでの展開が目まぐるしい今回の内容。
ミッドスタンスでのコリオはいわばスクワットコリオにおける基本の確認的内容。カウント違いでのスクワットでダウンアップさせてセットポジションや効いている場所の確認をしていきましょう。
本格的なトレーニングとなってくるのはワイドスタンスから。今回は2つのコンビネーションが入っていてこれが強度の要となっています。
ひとつめは2シングル&3ボトムハーフパルス。
2つ目は4シングル&7ボトムハーフパルスのコンビネーション。
大きな動きとパルスで常に大腿部に負荷を与えていきますが、これがスタンスによって効き目が変わるようになっていくのが重要です。
ワイドスタンスもワイダースタンスもこの2つのコンビネーションはでてきますが、効果を狙う場所は微妙に違います。
ワイドスタンスではももの大腿四頭筋と大臀筋が中心、ワイダースタンスではさらに内腿の内転筋を意識したものです。
疲労がたまってくるとどうしても前傾姿勢で腰を痛めがちになるので、効かせる箇所を意識して、2つめのコンビネーションをやりきりましょう。


BP127-3

チェスト。前半と後半をバー、中盤にプレート&ダンベルのパートとなっています。
ポイントとなるのはここでもでてくる2シングル&トリプルパルスの動き。後半にはラストにこれでもかとシングルプレスが続いていきます。基本コンビネーションあとのシングルプレス連続でしっかりと胸に効かせておきましょう
中盤ではプレートまたはダンベルを使っての『Aプレス』が登場。
両腕をまっすぐ90度にあげたら胸を突き上げるようにして両腕を開き曲げます。
ここにも2シングル&トリプルパルスのコンビネーションでてきますので、パルスで効かせるところがはっきり分かるかと思います。
あとはカウント違いによるアップダウンでリズムの修正をしつつしっかりと大胸筋に刺激を与え続けていきましょう。


BP127-4

バック。今回はなんとバックコリオのスタンダードである『デッドロー』がありません。
その代わりですがかなり『クリン&プレス』そして『パワープレス』がフィーチャーされていて、その回数たるや近年まれにみる多さ、そしてスピードもはんばないです。
この心拍数爆上げとなるコリオが
クリン&プレス✕8からのパワープレス✕3を4セット。
この地獄のコンビネーションが前半と後半のハイライトとなっています。
中盤には新ムーブとしてプレートを使ったデッドリフトが登場。
通称『スモウ・デッドリフト』と呼ばれる動きですが、これはプレートを両手でつかみ、そのまま力士の『はっけよい』のポーズのように腰をまっすぐ下げていくもの。
そこからプレートクリン&プレス、さらにプレートスクワットプレスへと繋がっていきます。ただここのパートはその前のコンビネーションでかなり心拍数もあがりしんどいため、アクティブリカバリーとして個人的には
とらえていますけどね。
この中盤越えてからの後半のコンビネーションは再び心拍数がけたたましくあがっていくので皆様気を付けてくださいね


BP127-5

トライセプス。ここ最近はこの二の腕パートに関してはKポップアーティストの曲が起用されているのですが、今回は世界的ビッグアーティストにまで登り詰めた『BTS』。曲自体はボディコンバット好きの皆様ならどこかで聞いたことあるナンバーじゃないですかね。
なんとトライセプス史上最長クラスである今回は三部構成。
まずはバーを使ってのプレスとエクステンションメイン。特に2シングルプレス、2&2エクステンションのコンビネーションでしっかり二の腕への効きを実感させましょう。
中盤は膝をついての『キックバック』。手持ちのプレートかダンベルをメインとした『キックバックロー』では肘を支持として鋭角に曲げて伸ばすことを意識しましょう。
最後はステップ台を使ってのトライセプスプッシュアップのコンビネーション。膝をついてでもよいのでしっかりと曲げて二の腕に刺激を与えていきましょう。長い楽曲ですが、目まぐるしく変わる展開で飽きさせることはないと思いますよ。


BP127-6

バイセップス。内容実にシンプルで曲が2回ループするため、そこで強度を上げたりもできます。
強度のポイントは頻繁に登場してくるミッドレンジパルスの連続。そこから休むことなくシングルカールに繋がっていくので実際リカバリータイムすらついておりません。
強度のオプション3タイプあって、こちらの種目苦手であれば、最初からプレート2つでチャレンジも可。強オプションは徹頭徹尾バーでのチャレンジで。重さもバランスも違うのでかなり負荷もかかってきますね。
なおミッドレンジパルスあとにバイセップスローが登場しますが、プレートでのチャレンジの際には掴んでいる面を見せて引き寄せるように。こうすることでより力こぶを収縮させ効果が期待されます。


BP127-7

ランジ。前半は前のシリーズでも登場したバックステップランジ&スクワットのコンビネーションよりスタート。結構テンポが早いのと後半は疲労によって動きが浅くなりがちですが、そうなるとリズムからずれてしまってもったいないので、リズムを意識しながらパルスなどもやっていきましょう。
そして今回最強のポイントとなるのが、バーのランジあとにくるプレートパート。
2シングルランジ、パルスで十二分に乳酸を蓄積させたあとにやってくるバックステップランジwithステップイン、そしてバックステップランジwithニーアップが強烈。
トリプルパルスからのニーアップからシングル&ニーアップの波状攻撃でもれなく大臀筋はやられます(笑)
これがテンポ速いのでリズムについていこうとすると浅くなりがちだし、深くやると間に合わないしで思案のしどころ。
やり込むうちにうまい落としどころを探っていきたいと思います。
ランジは基本膝角度90度ですが、ウェイトの重い私とかには膝に悪いダメージもきそうなのでとかくフォームの基本は守りつつ、破壊されないように気をつけるのみです。


BP127-8

ショルダー。バーを使ったパートではとにかくショルダープレスとプッシュプレスがエグい印象の今回のショルダーパート。
セットが進むにつれてこれまでの蓄積ダメージが重なり、通常設定の重さでも次第に上に上げにくくなってきます。
バーのパートはショルダープレスが8回、そしてさらにプッシュプレス4回追加でバックでも散々上げてきたダメージも相まってここまで来ると力が入らなくなってきますね。
その証となるのが2&2でのプレス。時間をかけて上げるのが非常にしんどく感じます。
中盤にはプレートを使った三種のコリオが登場。まずは腕を斜め上方にあげる『Yレイズ』、腕を真横にあげる『Tレイズ』、そして腕を後方に伸ばしたままあげる『Aレイズ』の三種。
ちなみに最後の『Aレイズ』ですが前回シリーズまでは『コブラ』と呼ばれていたコリオでして肩の後方中心に効かせる地味にキツいコリオでしたね。
流れ的にはY、T、A、Tの流れで繰り返すのですがセットが進むごとにTレイズがキツくなって腕があがらなくなってきます。そこを辛抱して上げていくのがポイントです。こうした所での蓄積ダメージが最後のバーのパートで炸裂するんですけどね(^^;
ラストはなぜかトリプルデッドローの連続でフィニッシュというのもミソです

BP127-9

コアコンディション。大きく分けるとクロスクロウルの前半とホバーの後半。コアでも結構体幹重視なメニューとなっています。
前半はオプションとしてプレートをもってこれを支持しながら膝と肘を交差させるクロスクロウルからスタート。そのあとはCクランチからの前回も猛威を震った『バイクコンビネーション』で腹直筋から下腹を強烈に刺激していきます。さんざ痛め付けたあとはサイドホバーへ。そこから腕を回し伸ばしながら身体を横に反り伸ばす『ローリングホバー』を繰り返します。
その後はサイドホバー固定から腰をダウンアップさせて腹斜筋に刺激を与えていきます。
この時間が結構長いので、終わる頃にはヘロヘロに。もしくは途中で止まる可能性もありますが、その辺りは自身の調子とダメージ具合も考慮して無理のない程度に頑張りましょう


BP127-10

クールダウン。直後のコアが強烈なためかまずはお腹のストレッチからスタート。そして片足伸ばしてあぐらかいてのストレッチなど酷使した下半身中心のストレッチがメインとなります。


いかがでしたでしょうか?

今回の新曲についてはかなり有酸素要素が高く、非常に心拍数を爆上げさせるコリオコンビネーションが多いですね。
個人的にはまずウォーミングアップの強度の高さに面食らいますが、やはり最初にくる大きなピークは『バック』でしょうか。
とにかく近年にない数のクリン&プレスとパワープレス。特にパワープレスの連続はこれまでにないダメージになっていました。
一旦プレートで息を整えるもまたオーラスにくるプレス地獄は慣れるまでに時間かかりそうです。

そしてランジ。これはもうバックステップランジwithニーアップの強烈さですね。
テンポも速いためかバランスがとりづらいので、危ないと思うかたはプレートもってない方の手を横に伸ばすとバランスもとりやすくなります。しかしそれでも蓄積と速さによるダメージは必至。セット変わった時の片足のダメージは次のランジ&スクワットがバランスとりづらくてふらつきます。
新曲のランジは昔のようなムチャなパルス数はなくなりましたが、その分大きなストライドとストローク、そしてスピードでそれに勝るとも劣らないダメージがありますね。

あと今回私が最もしんどいと思うのが『ショルダー』です。
単体でも相当しんどいメニューですが、ここはとにかく『バック』で散々上げてきたプレスでのダメージ、トライセプスでのダメージなども合算した上での蓄積ダメージが大きく響いてきます。
追い打ちをかけるようなバーでのショルダープレス連続、そして2&2プレスを経てのプッシュプレスの一連のセットは二週間ぶりのブランクがあったとはいえ久しぶりに青息吐息になりました。
あとはどこまで慣れて、ハードチャレンジに挑めるかですね。

60分のマスタークラスはパートごとにインターバルがありますが、45分バージョンだとそれもないそうなのでこちらはこちらで違うハードさがあるかもしれません。
こちらも体験したら追記していきたいと思います。

そんなところで今シーズンのボディパンプ127新曲感想・解説日記はここまで。
またボディコンバット編は鋭意制作中なのでお楽しみに