皆さまこんばんは。
アクションとホラー映画フリークのいわしでございます。
2023年残りわずかですが、皆さん今年はどのくらい映画観られましたか?
映画館でなくても配信とかでもオリジナルを観たりとどこでも楽しめる環境ができているせいかなかなかレンタルしてとかまたは買ってなんてあまりしてないかもしれませんね~

ワタクシいわしの映画日記は基本配信でもオッケーとしていて、まあマニア過ぎる作品に関してはそれこそ販売すらしていないのもあるのでYouTubeなどを利用させてもらったりしている点もありますので、ある意味誰もあげることのないオリジナリティなブログかもしれません(^^;

そんなワタクシが独自の観点と考察で挙げておりますオリジナルの映画コラム『いわしの映画独論』。今回でシリーズ第40回となりました。
今回は先日アップしましたムエタイ神、トニー・ジャーの一騎討ちシーンベスト10の後半戦をお送りする予定です。
年末年始まだ何も決めてないし、どこにも行かないという方、配信もいいですが、前回そして今回の独論で2024年、トニー・ジャーに目覚めてみてはいかがでしょうか(笑)?

それでは早速ですが、期待値上がる後半戦ベスト5をカウントダウンしていきましょう!


まず第5位ですが、ジャーがノワール系アクションに挑戦し話題となったこちら
『ドラゴン✕マッハ!』


でございます。

こちらはサモハンドニー・イェンが激突し話題となったクライムアクション『SPL/狼よ静かに死ね』の続編にあたる作品で、ジャーの他に前作でドニーと壮絶な死闘を演じたウー・ジンがダブル主演として迎えられています。全体的に陰惨で暗いノワール系アクションですが、ジャーは敵組織の刑務所の看守で、後に投獄されるウー・ジンと手を組み、巨悪に立ち向かいます。中盤ではジャーとウー・ジンの対決もありますが、やはり最大の見処はクライマックス。事実上のラスボスとして君臨するマックス・チャンとの二対一の死闘はクールな敵役であるマックス・チャンの凄まじい強さも相まって非常にスリリングで見応えあるものとなっています。
個々のポテンシャルもさることながら、ジャー&ウー・ジンのダブル攻撃を華麗なテクニックで翻弄するマックス・チャンのカッコ良さ。
前半での『イップマン外伝』とは違う切れ味鋭い迫力とソリッドな格闘アクションはシリーズ最高傑作の評価も高いです
動画はこちら



第4位はあの作品の続編とは思えない邦題のこちら
『マッハ無限大∞』


でございます。
本作はマッハの題名がついているものの実際は主演第2弾作品『トムヤムクン』の続編です。
今回も象が誘拐されてしまうところから始まるのですが、実は狙いはジャー自身でまるでサイボーグ009のような感じの戦いとなってます(笑)
ラスボスにはアメリカヒップホップ界の重鎮でカンフー映画マニアでも知られるグループ、ウータンクランのRZA、ジャーのテコ入れとしてジージャー・ヤーニンが参加。アクションの更なる進化が期待されました。
実質アクションレベルは高いのですが、主人公が結構苦戦するところもあって前作のような爽快感はおさえめ。ここでジャーに立ちはだかるのが組織のナンバー2であるマレセ・クランプ。黒人で耐久力があってしかもハイレベルなテクニックの前にはさすがのムエタイ神もかなり苦戦していました。見処はそのクランプとの一騎討ち。ラスボスであるRZAも長い手足を使ったダイナミックな攻撃で魅せてくれますが、実質上はこのクランプとの一騎討ちが本作のハイライトですね。
ちなみにジージャーや敵方にいるカズ・パトリック・タンもジャーと激突しています。
動画はこちら



さていよいよ第3位ですが、こちら
『トリプル・スレッド』


でございます。
次世代格闘アクションスターの『エクスペンダブルズ』ともいうべき内容で、敵も味方も出演者が豪華。
味方側はジャーの他にイコ・ウワイスタイガー・チェン、敵方にはジージャー・ヤーニンマイケル・ジェイ・ホワイトらが参加。そして敵の大ボスとなるのがスコット・アドキンスでございます。
それぞれに魅力的なマッチアップが用意されていて、前半はイコ・ウワイス対タイガー・チェンなど身内同士での対戦もあったりします。
しかし最大の見処となるのはクライマックスにおけるジャー対スコット・アドキンスの次世代アクションスター頂上決戦。
ハリウッドではそこまで注目する対決シーンのなかったジャーでしたが、ここでは久しぶりに次世代アクションスターとしての貫禄とポテンシャルを見せてくれています。
アグレッシブな総合系の打撃からアクロバティックな蹴り技まで多用するアドキンスに対して、初心に戻ったような古式ムエタイの技でしっかり迎撃していくジャー。その強さを久々に見せてくれた感じがします。
白熱の頂上決戦動画はこちら



惜しくも第2位となったのはトニー・ジャーの鮮烈の主演デビューとなった
『マッハ!!!!!!!!』


でございます。
アクションの本流が香港からタイに変わったと評論家の間でも話題となったタイアクション映画の金字塔。ノースタント、ノーCGの文言は嘘ではないとばかりに危険すぎるスタントやハイレベルな格闘シーンの連続は目の肥えたアクション映画ファンも唸る出来でした。
格闘アクションとしては一対複数のシーン多いものの、中盤に地下格闘で、そしてクライマックスで強敵との一騎討ちがあります。
中盤では古式ムエタイの技紹介とばかりに屈強な外国人ファイター相手に目の覚めるような技をくり出し無双ぶりを発揮します。ただ一騎討ちのレベルということならば、敵組織の格闘家サミンとの二回にわたる戦いが見処としては上。サミン役のチャタボン・パンタナアクーンは実際にミャンマーの国技である『ラウェイ』の使い手でまさに立ち技格闘最強決戦に相応しい相手ですね。クライマックスではガチモードのジャーとドーピングしまくってぶっとんでいるサミンとの肉を切らせて骨を断つ的な死闘ぶりが凄まじいです
動画はこちら



さぁ、今回特集してきましたトニー・ジャー一騎討ちシーンベスト10。はえある第1位に輝いたのはこちら
『トム・ヤム・クン』


でございます。
主演デビュー作の『マッハ!!!!!!』の大ヒットを受け、同じチームが『マッハ!!!!』超えに挑むべく作られた作品が本作となります。
その意気込みは激しく、特に格闘アクションについては前人未踏のチャレンジが続出。
4分強にわたる長回し一発撮りや70人連続関節折りといった超人的なレベルのアクションが連続して取り込まれており、海外での評価は前作『マッハ!!!!』以上のものも。
そして最も顕著に凄みがかかったのが一騎討ちシーン。
クライマックスでは70人連続関節折りのあとにネイサン・ジョーンズ率いる巨躯の外人4人との死闘が大迫力であるが、単体における一騎討ちのレベルでいうと後半始めあたりにある寺院での三人の格闘家との三連戦がそのテクニックやレベル的に上。
たぶんアクション映画史上ここまでハイレベルな異種格闘技戦はないでしょう。
ちなみにその相手はカポエラ使いのラティフ・クラウダー、中国剣術のジョン・フー、そしてプロレスラーのネイサン・ジョーンズであるが特筆すべきは最初のカポエラ対ムエタイの対決。この対決はムエタイもそうだが、世界的にカポエラの技の凄さを表すシーンとして後世に残しておくべきシーンと個人的には思っています。
今回はその歴史に残すべき三連戦の動画を




いかがでしょうか?
後半戦は更にハイレベルな格闘シーンばかりでさすが次世代アクションスターのトップ候補、ムエタイの神ですね。
彼が見せたアクションの衝撃はまさに初めてブルース・リージャッキー・チェンのアクションをみた時の衝撃に匹敵するものと思います。
そんな彼もついにシルベスター・スタローン呼び掛けによるアクションスターたちの祭典的映画『エクスペンダブルズ』の最新作に出演が正式に決まり、いかなる役でレジェンドたちと絡んでくるのかが期待されるところです。

これを機にハリウッドでもう一皮剥けて、ハリウッドアクションの潮流に乗ってほしいとこですね。

それでは暮れの押し迫った2023年最後の独論もここまで。
また来年も新たなネタと日記でお会いしましょう。

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