帰宅してから5時間もの録画を見ました!
ああ・・・
なんとなく予想どおり。
確か2019年の世界選手権だったか、あの時も同じようなことがあったな・・・
その時も私仕事で見てなくて、ケータイの速報で、ん?ショートが90点台?何かひとつジャンプでもノーカンになった?
案の定冒頭の4回転サルコーが抜けてノーカン。
今回も帰ってから録画みてやっぱり冒頭の4サルコーがノーカン。
冒頭4サルコーは他のジャンプよりもなぜかミスの確率が高い。
でも自身のミスなら本人もそう認めます。
今回は氷の穴にハマってしまった。
不運だったとしか言いようがない。
「今が一番うまい」と言っていた羽生くん。
上手い人になればなるほど、氷の影響を受けやすいのかもしれない。
以前やったのは、自身が練習で滑った場所と全く同じ場所を滑ったため、自身がつけた穴というか溝にはまった訳ですが、それって超上手い人の証なのです。
上手い人ほど同じ動作をするたびに同じ軌道で滑ることができるんですね。
いや、オリンピックに出るような人に対して上手いとかいう問題じゃないですけどね。
何にせよ、プログラムの中でジャンプを跳ぶ場所は完全に決まっています。
その場所に穴がないか、演技前に確認してコールすべきだったのかもしれません。
でも広いリンクを少しの時間で全部点検してまわる訳にもいかず・・・
今回の穴は自身がつけたものではなく他の競技者のものだったようです。サルコーを跳ぶ場所には、釘でも打ったのかというような大きな穴が観客席からも見えたそうです。
羽生くんは自分の穴にはまらないよう練習では別の場所を滑って、本番まで本番用の場所は使わなかったそうです。
全員の演技の前に平等に製氷ができたらいいのだけど、完全な製氷などないしなあ。
羽生くん、製氷後3人目の演技だったし、あとのグループは製氷なしだし、五輪に限らず世界中どこも同じ条件でやってる訳で。
不運だったというかミスというか、確かに運も実力の内ではあるのですが、でも、五輪なのですよ・・・
もう少し運営側で気をつけて、選手たちが遺憾なく実力発揮できるよう動けなかったのかなと思わないでもないです。
スキージャンプ混合でも後味悪いというか、選手のせいじゃないこと、なんとかならんのかと思うようなことがありましたし・・・
終わってしまったことを悔いてもほんと仕方がないのですが、4年に一度の大舞台ですから・・・
選手たちが4年間頑張ってきたことが一瞬で無になってしまうことのないよう、最大限の改善、対策をしてくださらないかな、と思います。
しかし羽生くん、ミスのあとでも集中してやりきって、まるで音を奏でるかのような完璧なロンカプでした。
今季2戦目なのですよ?
それで95点なんてさすがとしか言いようがない。
正直、上位陣がミス連発でもしない限り、台乗りは厳しくなりました。
でも私はそれに関しては、悔しいとも何とも思いません。
いや・・・だって羽生くんのアスリート人生は羽生くんだけのものだし!
メダルとか三連覇とは一切気にしないで、やりたかった自身のスケートを極めることに集中できる、のびのびと演技できるんですよね。
しかも五輪という大舞台で!
ファンとしても祈るような思いで、胃の痛い思いで見なくてもよくなったですし!
フリーはどうぞ、自身が納得できる演技ができますように。
その先にあるものを見せてくださることを願います。