発達障害当事者のヘプバーンです
オードリー・ヘプバーンが大好きな
アラフィフです
発達障害の事を中心にブログを
書いています
（たまにコーデなど脱線記事あり
）
どうぞ宜しくお願いします
（アイコン変更しました
）
今日の某新聞の人生相談コーナーに
医療機関で受付業務を担当されている方の
悩みが掲載されていました。
待ち時間にイライラして怒鳴る患者さんや
笑顔で対応すると
「何故笑うのか」
と怒る患者さんなどに疲弊されている
ご様子でした。
他の業界の受付と違い笑顔での対応が
不愉快と感じる人もいれば淡々とした対応は
冷たいと感じる人など微妙な境目を
探っているのだそうです。
患者さんに寄り添う対応をして来たけど
理不尽な言動に出会うことが増え
怒りのサンドバッグ状態だという相談内容
でした。
この投稿を読み私も前職の受付業務のことを
思い出してしまい悲しくなりました。
前職で私は公的機関での受付業務に配属
されました。
障害者雇用だったためまさか自分の配属先が
受付業務だとは夢にも思ってなかった私。
発達障害の人を臨機応変に対応しないと
いけない受付業務に配属するなんて全く
想像していなかったから配属先が分かった
時はかなりショックを受けました。
同時期に同じく障害者雇用で
採用が決まっていた別の職場を
断ったことを激しく後悔しました。
（そちらは事務作業だと分かっていたため）
私はこの時の選択を今でも後悔しています。
でも行きたかった職場だったので配属された
からには頑張ろうと思い自分でもかなり
努力しました。
想定外のことやイレギュラーが
苦手
な私ですが想定外のことが起きた時は
こう対応しようと常に想像しながら
お仕事をしていたため毎日心身共に
疲れ果てていました。
救われたのは一緒にお仕事をしていた方や
他の職員さん達の理解があったことと
窓口に来られるほとんどの方はごく普通の
方だったこと。
それでも中には本当に理不尽な方もいて
涙したこともあります。
受付に備え付けてあるボールペンが
書きにくいと難癖をつける方、また私は
丁寧な口調で対応していたのですがそれが
気に入らなかったらしく怒り出した方も
いたりしてある日私はぷつりと糸が切れて
しまいました。
最長で5年働ける予定だったのですが私は
結局1年半で前職を辞めてしまいました。
私は発達障害（自閉症スペクトラム）のため
コミュニケーションの障害
があります。
人の表情やその場の空気が
読めなかったり
言葉を字義通りに受け取る
特性があります。
先程の新聞の相談者の方がおっしゃって
いたように笑顔で怒る人もいれば淡々と
した対応で怒る人もいる。
その微妙な境目を探るのは私にとっては
かなり困難でした。
臨機応変な対応をするだけでもかなり
疲弊していたのでそれプラス相手の気持ちを
読むというようなことまではとても私には
出来ることではありませんでした。
また発達障害の人は大声で怒鳴られたり
強い口調で叱責されると萎縮してしまう人が
多いと思います。
障害がなくても苦手な人が多いと思いますが
私はそういう怒ったり強い口調で話したり
する人が本当に苦手です。
また愛想がない無表情の人も苦手。
ただでさえ表情が読めないのに無表情だと
ますます相手の気持ちが分からないからです。
その人が怒っているのかなと思って
しまいます。
だからそもそも発達障害の人が
（特性上向いている人もいるかも
知れませんが）臨機応変に対応しなくては
いけない受付業務で働くのは無理があるん
ですよね。
このように障害者雇用でも私のように
特性には合っていない部署に配属される
場合もあるんだなあとこの時すごく思い
ました。
それはやはり全ての人が発達障害の詳しい
特性を知っているわけではないからだと
私は思いました。
また発達障害は人によって特性が全く
違います。
その人それぞれの特性に合った支援が
障害者雇用で出来れば最高ですが
それってまだまだ難しいことだと思います。
何故なら専門で障害者雇用の人達の対応に
当たってくれる職員さんや社員さんが
いる職場なら可能だと思いますが通常は
みなさんご自身のお仕事がありますよね。
自分の仕事プラス障害者雇用の人達への
対応というのは負担も大きいでしょうし
発達障害のことをある程度理解していないと
やはり難しいと感じました。
全ての障害者の人が自分の特性に合った
お仕事や職場で働けるのが理想ですが
現実はまだまだそこに追いついていないと
感じます。
私も現在は実家の会社で働いていますが
障害のことは分かってくれていても家族が
全て理解してくれているかと言えばそうでは
ないし障害者雇用で雇われてるわけでも
ない。
合理的配慮なんて話をしても理解して
もらえるかどうかも分からないような
小さな会社なんでこれだったら外で
障害者雇用で働いた方がましだと最近思う
ようになって来ました。
本当働かなくて良いなら本当は働きたく
ないです。
だって障害者の私にとっては働きにくい
世の中だから。
ADHDの特性もある私は嫌なことがあると
衝動性
から今まで転職を繰り返して来ました。
同じ職場でずっと働ける普通の人が本当に
羨ましい。
嫌なことがあるとすぐお仕事を辞めたくなる
私。
もうこれは本当に病的だなと自分でも
感じています。
本当は転職を繰り返して来た自分から
何かを学び同じ過ちを繰り返さないように
しないといけないんでしょうけどそれが
出来ない私。
お仕事にはつくづく良いご縁がないのかも
知れませんね。
かと言って専業主婦にもなれない私。
時々こうして自分の発達障害が嫌になる時が
あります。
こうして過去の嫌なことを思い出して気持ちが
沈んだり。
普通の人の人生を経験してみたかったです。
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