#37 音楽のある暮らし
私の生活に音楽は欠かせません。
リビングにはサウンドバーがあり、寝室にも小さなスピーカーがあります。
浴室にはスピーカーを持ちこみ、入浴中にリラックスできる音楽を流します。
家事を黙々とこなしているときはヘッドフォンを使用し、職場に早朝出勤した時は、イヤホンで音楽を聴き流します。
何かの作業をしているとき、どうしても「なんでこんなに慌ただしくやっていなきゃいけないんだろう」とふいに思ってしまうことがあります。
誰に強制されたわけではないけれど、全身に力が入りそうになるのです。
だから、敢えてその時間を「自分時間」として愉しむように考えることにしました。
出勤して黙々と作業をしていても、どこかリラックスして打ち込むことが出来ます。
家事をやっていても、音楽を聴きながら行うだけで、その場面の主人公になった気持ちになります。
端から見たら、そこまでしなければならないと笑われてしまうかもしれません。
けれど、「自分ばかり」と思わないようにするには、自分を常にご機嫌にしてあげることも大切なのです。
その気になって作業をしていると、不思議なもので、なりきっている自分がいます。
まるでVlog の主人公にでもなったような気分で、きちんとした自分でいれます。
きちんとした自分…これは私の永遠のテーマかもしれません。
美しい女性の品格と言った本を読んだ時、共通して書いてあったのが「誰もいないところでも美しくあること」と言った内容でした。
この言葉には胸に刺さるものがありました。
人は一人になった瞬間に驚くほど気が緩むものです。
そうすると、無限に怠惰な自分が顔を出します。
そして、ふとした瞬間に人前でもそんな自分が垣間見えてしまうものです。
美しく背筋を伸ばしている為には、ある程度の努力は必要なのです。
私は一人でいる時は、特に気の張りが抜けて一気に「どうでもよく」なりやすい性格です。
ですから、ちゃんとして過ごす自分でいるために、自分を主人公のようにしてふるまうようにします。
そのために、場面場面で音楽が必要なのかもしれません。
ずいぶん窮屈に生活をしているんだなと思われるかもしれませんが、こうすることで少しずつ一人の時の自分も丁寧に暮らすことが出来たような気がします。
瞑想をしているとき、
湯船に浸かってリラックスしているとき、
お手入れをしているとき、
家事をしているとき、
仕事をしているとき、
様々な場面で、その時々にあった音楽を流し、自分をここちよくすることが出来たら、全ての行為が苦痛ではなくなります。