夏休みが終わり、新学期がはじまりますね
緊急事態宣言下の新学期ということもあって、夏休みの延長や休校についての議論も行われているようです。
うちの子たちが学校に通い始めるのはまだまだ先ですが、子育てを初めてから、仕事をしていても、子どもの権利とか子どもにまつわるニュースに敏感に反応してしまうようになりました
子ども達が、学びの機会や場所を奪われるということはあってはならないことですが、医療提供体制の逼迫も連日報道される昨今、いつも通り学校に通うことが心配という保護者や生徒の気持ちも、すごくよく分かります
一方、学校が休校になっても仕事を休めない保護者も多くいると考えられるところ、一斉休校としてしまうことで、子どもたちが安心して過ごせる体制が確保できないという問題が出てきてしまうことも事実です
この点については、感染拡大の状況が改善し、医療提供体制が安定するまでは、オンライン授業と登校での授業を各家庭の事情に応じて選択できるようにすることで、最大限子ども達を守りながら、教育を提供するということが可能になるのではないでしょうか
「義務教育」といっても、子ども達にあるのは教育を受ける義務ではなく、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける「権利」です
そして、子どもが教育を受ける権利としては、安全な環境下で学べるということも当然に含まれていると考えるべきだと思っています
政府は全国一斉の休校は要請せず、自治体に対応を委ねる意向ということが報道されていますが、昨日、さいたま市は、緊急事態宣言期間中、学校における通常授業とタブレット等を活用した自宅でのオンライン授業を併せたハイブリッド授業を実施すると記者発表したようです
各自治体によって対応は様々なようですが、さいたま市のような取り組みが各自治体でも進み、保護者や生徒が少しでも安心して教育を受けさせたり受けられたりする環境作りができるといいなと思っています