弱虫ペダル 巻島VS東堂「ラストクライム」 | 弱虫ペダル中心アニメマンガ感想

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弱虫ペダルにハマってます。黒子のバスケも好きです。その他は90年代のアニメやマンガ中心です。

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弱虫ペダル屈指の名場面、ラストクライム。

「ここから先は、箱学とか背中のゼッケンとか関係ねぇ。
東堂尽八と巻島裕介の、二人の男の戦いだ。」

このセリフ、ずーっと引っかかっていて、

チームを背負ってインターハイを走っているのに、無責任じゃない???と思っていました。

でも、改めて読み返してみると、

3日目荒北靖友の「この先の領域」

でストーンと腑に落ちました。

純粋な気持ちだけにならないと行けない領域。

だから、東堂と巻島はそれぞれのジャージ、背中のゼッケンを置いていき、

自分の体と「こいつより前へ!」という気持ちだけで登っていったと思いました。

山頂に到達するには、そういうものを次々に置いていって、

からっぽになっていかないと、たどり着けないのかなぁと。

そして、山頂に辿り着いたクライマーが空を仰ぐのは、

そこに自由があるからなのかなぁと。

誰よりも自由になるために、

クライマーは自分の身一つ、思い一つで登っていくのかなぁ。

東堂は巻島に、

巻島は東堂に、

「こいつにだけは負けたくない。」

けれど、

「こいつにだけは、負けても感謝できる。」

のではないかなぁと思います。