仕事復帰から1ヶ月半経ちました。
なんかもうずっと働いていたような気持ちです。
まだ一ヶ月半しか経ってないことのほうがびっくりなくらい。

夫の協力があって、なんとかやれてます。やれてしまってます(笑)息子は体調崩して休んだりもしたし、自分もほぼ持病みたいになってるめまいで寝込んだ日もあったけれど、なんとかなってます。

ずっと働いていたような気もするけれど、新たな発見もあって。

私、前はこの仕事を好きとは思えなかったんです。大変すぎて。
嫌いではないけど好きではない。
でも今は再出発して、あ〜好きなのかもしれないなと思うところまで来ました。
それは歳を重ねたからも大きいし、子育てしているからというのも大きいと思う。
くたくたな日も多々あるし、時短勤務がないのも休日がすくないのも不満だけれども、それでもやりがいと楽しさを意外にも以前よりも感じています。

だからこその迷いもあって…

上の子が小学校にあがるときの働き方を今からとても悩んでいます。

働きたい盛りと子育て盛り(って言いかた変なんだけど)はどうしてこう被るのだろう。そしていくら社会が男女平等を訴え目指そうと、生物学的にも母親と父親は違うと思うのです。言い方によれば女性が不利ともいうのかな。子育てと家庭内における女性の負担は大きいし、私はそれはもはや当たり前であって悪いとも思ってはいない。だって女性からしか子どもは生まれない。それと同じこと。

仕事は子どもが少し大きくなったあとでも例えばできる。でも、子どもの今は今しかないんだな。一年一年確実に育っていく。

仕事としてものすごく深めていきたい一方で、母として子どもを中心においた生き方をしたいとも思う。

仕事と家庭を両立できるかどうかではなく、結局自分がどう生きたいかを今一度問われているのだなぁと。悩みは尽きません。

私は家庭をもたないという選択肢はまずなかった。子どもをもたない選択肢も。まぁ夫と出会えてなかったらどうなってたかはわからないけれど。
一人で自分の目標に散々向き合っていた学生時代。舞台もやり、大学院で自分の論点も一応掘り下げていた頃、もう自分一人のための人生はいいなと思ったことがあった。そのときそばにいたのが夫でした。
だからどうこうってわけではないのだけど、久しぶりにあ〜そんな風に思ったことあったなぁと思い出しました。

私の人生は夫と子どもたちと生きていく道です。
さて、どう生きるかな。


人生最後の育休が今日で終わります。

あっという間だったな。
昨日たまたま、娘の赤ちゃんのときと去年の息子の動画を見ました。もう、あの小さな娘や息子に会えないかと思うと、それは当たり前のことなのに胸がきゅ〜っとなりました。今も可愛いけれど、とにかくかわいくて。あんなのみたら3人目欲しくなるけれど、その予定はありません(笑)
授かった二人の宝物を、大切に育てたいと思います。

妻となり、母となり、見える景色や人生や生活の優先順位は大きく変わりました。
そこに悔いは全くありません。

ただ、変わらないものは「子どものための仕事をする」ということです。
これは自分の将来を考えた大学受験のときから本当にかわらないのだなと思うのです。
(とても失礼な言い方ですが)ただの幼稚園教諭や保育士ではなく、広く子どものために働く人になりたくて、私はお茶大を選びました。心理学を学んで幼稚園免許が取れるのはお茶大と奈良女で、日本最古の幼稚園はお茶大附属幼稚園だからです。そして、津守真先生の存在もあったから。
お茶大意外考えてなかった。そして結果、推薦で入りました。たぶん実力では入れなかった。自分で言うけれど、熱意と人となりで入りました。大袈裟だけど神様のお導きだと思ってます。

そして導かれ続けたまま、今ここにいます。
家庭と仕事の両立に悩みは尽きないけれど、その都度考えて立ち止まりながらやってみようと思います。

研修で3日だけ短時間だけ久しぶりに保育の場に出ました。緊張して鳥肌ばかりたった(笑)
それでも子どもと心が通じ合ったときの心地よさを感じたり、「先生もう復帰?でも安心やわ〜」と声をかえてくれる保護者の方がいたり…子どもたちと保護者の助けになるような働きをできたらなと気持ちがあらたになりました。
なのでやってみます。

まぁ気負わず、まずは1日1日目の前のことを一つずつひとつずつ。
仕事復帰前にどうしても生の舞台が観たくて、ものすごく久しぶりに観劇してきました。

前に京都でやってたのに観られるタイミングがなくて後悔していた劇団四季の「ノートルダムの鐘」が凱旋公演で京都に戻ってきたのでそれを。
ただ子どもが万が一体調崩していけない、なんてことにならないように、その場合は旦那さんに頼めるようにしておきました。

これがまぁ、本当にとてもよかったのです。一人で観たから誰とも感動を分かち合えないのが一番残念!(笑)

実はこの前に過去最大級の夫婦喧嘩をし、復帰もものすごく憂鬱になり、しかも息子の夜泣きと早起きも相まって体調も精神状態もすこぶる悪く、行くのをやめて家で休もうかと思ってたくらいの日でした。それじゃせっかくのチケットも確保した時間も無駄になると思って行ったけど、本当に今見てよかった。

完全にどっぷりはまって、その音楽ばかり聴いています。聴けばパワーがわく感じ(笑)

昔は劇団四季の発声法が気になってしまったりもしたけど、そのくせが今はまろやかになったのか気にならず、むしろ一音落とさない精神があるから台詞や歌で何言ってるかわからないってことが全くなく、ストレスのない舞台でした(他のプロの舞台でも意外と何言ってるかわからないことってあるのです)。

内容もディズニー映画よりも人物描写が深く、悪役でさえ憎めないし、なんていうかみんな人間らしかった。ディズニー映画のようにハッピーエンドでないのが驚きました。原作者はレミゼの原作者と一緒でヴィクトルユゴーなんですね。納得。

やっぱり生の舞台がもつパワーってすごいなと。
一万円のチケットなんて久しぶりに買って、たっかいなぁと正直思ったけれど、むしろもう一回観たいと今は思ってます。早く我が子とミュージカル観たいなぁ。これは内容的に中学生くらいにならないと観られないけど。頑張って働いて子どもたちには本物をたくさん見せて、触れさせてあげたいとあらためて思いました。