(仮)何故中国製PEラインは簡単に破断したのか? | 伊予灘のジギング

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昨年末のジギングで中国製PEラインがFGノットの絞め込む過程で破断していた問題で識者の方から教えていただいた事をまとめます。

勝手にまとめたので校正し完成させるつもりです。

 

画像出典 シマノ

 

何故中国製PEラインは簡単に破断したのか?

 


◆結論

原糸自体の品質のバラツキ。編み方のテンションのバラツキ。締め込み時の糸表面の摩擦抵抗が大きい事で起きる熱による劣化。

●一部中国製PEラインで確認できた事

製造での伸ばす工程での径のバラツキ
編込み不良(均一にあまれていない)


◆締め込み時の切断の原因

2.5号表記の30lbなら劣化前は65%の20lb(9kg)実質の引っ張り強度の65%に成る
推定過程劣化で12lb(4.5kg)表記より40%程度に成り実質の引っ張り強度の60%に成る
これを。FGノットなら80%強度として、劣化前なら7kg程度の強度なりますが、
この糸の熱摩擦熱劣化特性が悪く38%強度程度になり3.5kg程度で切断される
結果、締め込み時の切断は ①原糸の品質 が原因の塩分紫外線での早急な劣化及び

②編みの不均等性 から来ると思われる摩擦熱劣化であると思われる。
(東洋紡の特許が切れて粗悪な中国製品が輸入されている)

①原糸の品質

PEの製法のゲル紡糸製法は、格紡績会社の技術陣がたどり着いた製法です。(スミス教授の国際特許取得の方が早かった。)
溶解した原料を穴から押し出して糸状にしていくのではなく、そこに核に成る糸をいれてそこに溶解原料を吸着させて糸を引き出す製法です。
その後に出てきた糸を引き伸ばす製法があります。
引き延ばし工程が実に重要で、引き延ばしが多いほど分子密度が高くなりますす。
ここが出鱈目だと径の不均等なものになりますし、分子密度も不均等になります。


②編みの不均等性

糸は引っ張られると、径断面の負荷分布は表面に一番負荷が掛かり、中心になるほど負荷は軽減されます。
糸の一番負荷が掛かる所は表面部分なのです。
撚りも無く直線で引っ張られても表面に均等に負荷が掛かる事は無く、強く負荷が掛かる所が出て来るのでそこから破断していく事になります。
撚れが有ればもっと負荷は集中する所が出てくる事になります。これが編みの不均等性で起こります。
撚れが有れば有るほど表面の特定部分に特に集中して負荷が掛かり、破断は起こりやすいと言えます。
そして破断から糸の切断になるわけです。