英語学習用の教材で、リスニング能力を強化するために、
練習では普段の会話スピードよりも速い速度で英会話を聴き続けた後に、
ナチュラルスピードの英会話を聴くと、
「あら不思議。聴き取りやすくなってる!」
というタイプの教材があります。
もちろんある一定水準以上の英語能力があることが前提ですが、確かに聴き取りやすくはなってるんですよね。
では、話をスタジオレッスンへ。
上で書いた、英語学習用教材のロジックを当てはめてみると・・・
通常のエアロレッスンの場合は、
各ブロックのコンビネーションを組み立てる際は、音楽のスピードは比較的ゆっくりのスピード(ノーマルスピード)です。
そして、各ブロックの動きが組み立て終わって、最後の通しになると音楽のピッチをだんだん上げていきます。
大部分のレッスンはこんな感じですよね。
だんだんと難しくなっていく方向ですので、組み立ての段階ではちゃんとできたのに、音楽のピッチが早くなったらできなかった・・・・
という経験は誰しもがあると思います。
これは前半に書いた英語学習用教材とは逆のパターンです。
じゃあ、エアロのスタジオレッスンの場合も、
あえて各ブロックの組み立てでは音楽のピッチを速くして、
最後の通しの時に、それよりゆっくりのスピードにすれば・・・
余裕をもって通しの時に動けるようになる可能性があります。
通しの段階で余裕をもって動ける状態ですと、動きを大きくしたり、アライメントを意識したり、アレンジなんかにもチャレンジできるようになるかもしれません。
このあたりは、参加しているメンバーさんそれぞれの力量や好みと、コンビネーションの難度との兼ね合いになります。
中には、最後の通しのピッチを速くして、難しくしたほうが好きなメンバーさんもいると思いますし、
きちんと動いて最後は気分良く終わりたいと思っているメンバーさんもいらっしゃるでしょう。
でも、
「はじめ速く、最後はゆっくり(ノーマル)というタイプのレッスンがあってもいいのでは?」
と、ふと思いました。
いかがですか?