【テンジクイサキ】

Kyphosus cinerascens (Forsskål, 1775)


●形態・特徴:

イスズミによく似ているが、背鰭と臀鰭の軟条数はそれぞれ12と11本である。また、背鰭軟条部の先端が長い、背鰭基底中央と、臀鰭基部で体の背縁・腹縁が若干折れ曲がる。この特徴でほかのイスズミよりは若干見分けやすい種。体長40cmになる。


●分布:千葉県外房以南の太平洋側、琉球列島、小笠原諸島に多く、日本海にも少ないが分布。~台湾、済州島、中国、インド-太平洋


●生息環境:波の荒い岩礁域に生息する。本州以南に見られ、琉球列島でもよく見られるもの。


⇒どんなお魚?

【ホンダイ(マダイ)】

Pagrus major


●形態・特徴:

沿岸や大陸棚の底を群れで泳いでいる。肉食性で歯とあごが頑丈なので甲殻類や貝殻などを豪快にバリバリとかみ砕く。嗅覚と視覚が発達している。4〜6月に深みから沿岸に近づいて分離浮性卵を産む。産卵前のマダイは体の色が一層あざやかになり美しい。3年で30cm位に育ち、40年生きるといわれている。眼の縁と体の側面に青く光る斑点があるが死ぬと目立たなくなる。姿・色・味よく、昔から海の魚の王様で、どんな料理にも向いているが、祝儀魚として付加価値が高い。養殖や放流も盛んに行われている。


●分布:北海道以南の日本周辺海域(奄美・沖縄を除く)、朝鮮半島南部、黄海、東・南シナ海


●生息環境:---


⇒どんなお魚?

【ホンソメワケベラ】

Labroides dimidiatus


●形態・特徴:

岩礁やサンゴ礁域に生息している。大型の魚の表面に付着している寄生虫や口内にある残り物を食べるという清掃習性がある。大型の肉食魚もその習性をわかっているので食べることはない。ホンソメワケベラを除去すると大型魚は減ってしまう。夜は岩陰やサンゴのすき間に入り込み、口から出した粘液で体を包み込んで休む。雄は広い縄張りを持ち、数尾の雌とハーレムを作る。雄がいなくなってしまうと最上位の雌がすぐに性転換をして雄になる。本州南岸では夏が産卵期で海面近くで雌雄つがいで産卵する。食用とされないが観賞用として利用される。


●分布:千葉県以南、インド・中部太平洋


●生息環境:---


⇒どんなお魚?