【マビキ(シイラ)】
●形態・特徴:
シイラ科にはシイラとエビスシイラの2種あるが、シイラはエビスシイラよりも体が高く、丸みをおびており、うろこが小さい。黒潮流域の表層に多く、夏から秋にかけてよく見られる。稚魚は流れ藻につく。成魚はトビウオ・イワシ類を食べ、群れで潮目や漂流物の下などを泳ぎ、夏は高緯度域まで進出する。釣り上げられた時に体の色が変化する現象を「シイラの七変化」と呼ぶ。ハワイではマヒマヒと呼び高価でステーキやフライで賞味するが日本ではそれほどではない。鮮度が落ちやすいことから干物に加工される。
●分布:世界中の暖悔、日本沿岸では暖流の影響を受ける所
●生息環境:---
【ナンヨウブダイ】
Chlorurus microrhinos (Bleeker, 1854)
●形態・特徴:外国産
ハゲブダイ属としては珍しく頬部の鱗は3列。吻の背縁が急で、老成するとやや突き出し、こぶ状となる。上顎歯板は唇に殆どおおわれていない。尾鰭は湾入し、大型個体では上・下後端が伸長する。幼魚には黒色と淡色の縦帯がある。アオブダイによく似ているが本種は背鰭前方鱗数が3-4と少ない(アオブダイでは普通6)であることにより区別できる。体長70cmにもなり、ハゲブダイ属では大型になる。
●分布:高知県、小笠原、琉球列島。~インド・中部太平洋(ハワイ諸島をのぞく)。珊瑚礁にすむ。
●生息環境:
珊瑚礁域や岩礁域に生息する普通種。幼魚は珊瑚礁域の潮だまりでも見られる。また黒潮に乗り、高知県付近まで北上する。
夜間は岩やサンゴの隙間に粘液繭をつくり、その中で眠る。