季節のひとこと ~サロンレポートとライフスタイルデザイナーの仕事~
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手ぬぐいの粋

2020年も折り返し地点を過ぎました。コロナ禍の収束はまだ見えない日々の中、新しい日常へと向かわれていることでしょう。
梅雨後半の集中豪雨は、年ごとに激しくなっていますから、早めの備えと行動を心がけたいと思っています。
とにかく、元気で穏やかな毎日を過ごせるよう願うばかりです。

私のArt de Vivre Salon でのコロナ対策は万全に進めていますが、対面レッスンは限定的です。ランチを伴うサロン報告はまだできません。
次回は、英語レッスンの報告を致しますね。


そこで今日は、和の美意識の世界に注目し、手拭いの粋な美に触れてみたいと思います。
木綿一枚の布なのに、畳んでコンパクトに仕舞え、モノを拭いたり、包んだり、絵のように飾ったり、実用的でありながら美的でもある千変万化のスグレモノです。
手拭いに染め抜かれた伝統柄には、それぞれ意味があり、季節感溢れたものもたくさんあります。
私は手拭いのファン!集めるでもなく、自然に集まった手ぬぐいは50枚以上です。サロンではインテリアとして毎月壁に掛け変えて楽しんでいます。

夏の伝統柄手拭いのいくつかを紹介しましょう!
Questionsコレ!な~んだ?
Q1)

夏ならではの柄、スイカ!! これからおいしい季節ですね。
このデザインは江戸時代後期にデザインされた柄です。手拭い全体に窮屈そうに並んで描かれたスイカは、何となくユーモラスです。左右にある短冊には、「しけき」(右)(しげき=名前)作者名と、「あんし」(左)案を出したという意味、が書かれています。盛夏にぴったりの柄です。

Q2)

こちらは一見、丸の連続するデザインですが、よく見ると、鰻です。
あちこちを向いて、くるっと丸くなった鰻がかわいい一枚です。色合いがシックなので、お洒落に飾ることもできます。もちろん夏の土用の丑の日がやってくるタイミングで飾りますが、本当は鰻の旬は冬なのですょ。
ちなみに今年の土用の丑の日は2回あります。一の丑は7月21日、二の丑は8月2日です。この日には、鰻はもちろん、うの付く食べ物を食べると良いとされてきました。
土用は、季節の変わり目を印す雑節で年に4回あり、特に夏から秋への変わり目である土用が重視されてきました。この時期には最も体調を崩しやすく、夏バテを防ぎなさいという訳です。

Q3)

こちらも円の連続模様ですが、何をモチーフにしたデザインでしょうか。
よ~く見て下さい。実はコレ、傘です!開いた和傘を上から見たデザインは、こんなモダン柄になっています。雨の季節に飾れば、少し気分を上げてくれるように思います。6月にはこの手拭いを飾っています。

Q4)
これは何を描いているのでしょう? 細いストライプと紺色の太いライン。
この細いとぎれとぎれの縦線は、降り続く雨をデザインしたものです。端の太い縦線は窓枠か柱でしょうか。これらの色の濃淡、線の太細のコントラストも洒落ています。
江戸時代には奢侈禁止令が発布され、華やかな色柄を身に付けられなかった町人たちは、地味な冴えない色と単調な柄を美しいものにリアレンジしたのです。その代表として様々な縞柄が大流行しました。縞を着こなす人は粋の極みだったのです。
梅雨時期には雨をイメージして、盛夏には涼しげな水面や、滝をイメージして飾っています。

 

Q5)

コレ何??目ですよね。。。誰の目?何の目?
これは鯨の目です!濃紺の部分は鯨の肌、こんなに鯨の目をズームアップして描いているとは大胆な構図、そしてユーモラスです。鯨の目なので、「横にして下さい。縦にしてはいけませんよ。」つまり「鯨の目を縦にしないでくださいね」⇒「目くじらを立てるな」のシャレなんです。このシャレを、言わずとも説明せずとも、理解してニンマリするのが、江戸っ子の粋でした。

江戸の美にはいつも粋と遊び心であります。時代が変わっても大切な感性だと思います。
梅雨の降り続く雨が終われば、続いて蒸し暑い夏、コロナにも落ち込まず、「目くじら」を立てず、伝統手拭い柄から、心を柔らかくしてくれる力をもらって、日々に微笑み、元気に進みましょう!

インスタも始めました。nagaonoriko 2020 フォローお待ちしています。

5月のおうちごはん その1

新緑輝く皐月となりましたが、Stay homeの毎日で、私のおうちご飯のファイルも増えるばかりです。
日々の料理は色々な食材を使い、栄養バランスよく、味と調理法で目先を変えて楽しめる様、心がけて作っています。食材はすべて使い切るようにしています。器の工夫で料理の表情が様々に変えられます。
4月に続き今月もおうちごはんを報告していきます。ご参考にして頂ければ嬉しいです。

まず、<ランチ>から紹介いたします。
☆煮豚のカケラ(切り落とし)を使ったサラダ / 鶏皮を茹でたスープを使った中華おかゆ
 残り物を使ったランチです。


☆鶏もも肉のソテー ラ・フランスソース  ちょっとおもてなし気分で…
 ラ・フランス100%ジュースを焼きあがりのフライパンに絡めかけるだけ。リンゴジュースやオレンジジュース、グレープジュースでもできます。(ぐるなびイッピン長尾典子のページに詳細あり)


☆茄子とピーマンの中華味噌炒め ヌーベルシノワレストラン風に…
 ピーマンと茄子はあらかじめ油通しして油を切っておきます。ニンニク、ショウガみじん切り、オイソターソース、中華スープ、ハチミツ、八丁味噌を合わせておき好みの味に。中華鍋で野菜を熱したらソースを絡めます。


☆トマトジュースの簡単パスタ イタリアンカフェのノリで…
 無塩トマトジュース、アンチョビ、コンソメのソースにアルデンテパスタとゆで汁を少し入れて軽く煮て、生バジルをたっぷり加えたら盛り付け、オリーブオイルをかけ、ツナ缶をのせ、パルメジャーノを振るだけ。(ぐるなびイッピン長尾典子のページに詳細あり)


<晩ごはん> いつも日本酒or赤ワインと共に…
☆ピーマンのお浸し / 納豆と山芋の和え物 


☆豚ヒレカツレツ 野菜ジュースソースとチーズ添え
 トマトベースの野菜ジュースにウスターソース少々とコンソメを加えて煮詰めソースにします。ウォッシュチーズをのせてコクを出します。



☆新ゴボウの煮物 木の芽まぶし 

新ゴボウは出汁と酒で柔らかく煮て、最後に醤油を加えます。木の芽の香りが美味しい一品です。

☆しゃぶしゃぶ用豚肉とピーマンの中華冷やしサラダ

たっぷりのパクチーと白葱がアクセント、豚肉は茹でたら、ニンニク生姜、ナンプラー、胡麻油で下味をつけ、そのまま冷やします。ピーマンはさっと炒めで加えます。

☆マグロと山芋の刺身 / かぼちゃ煮物 / 小松菜炒め煮 / ホタルイカの酢の物
 マグロはサイコロ状に切り、醤油を絡めておきます。食べる時に山芋と貝割れで和えます。カボチャは
出汁と酒で柔らかく炊き、最後に醤油を少々加えるだけ。カボチャの甘味を楽しめます。
煮物は多めに作っておき、次の日の朝ご飯にも使います。
このメニューには日本酒がいいですね。今回はワイン一杯、その後。田光(たびか)を合わせました。



☆茄子の煮物 木の芽の香り / 蒸し鶏のピリ辛ゴマソース / 糸こんにゃくと人参の炒め煮
椎茸のパン粉バターソテー / トマトとレタスのサラダ


<朝ごはん>
☆打ち青豆と押し麦入りご飯 / なめこと青ネギの味噌汁
モズク酢 / ミックルビーンズと新玉ねぎのサラダ

 打ち豆は煮ものに入れてもいいのですが、ご飯に入れて炊いてみました。結構おいしいです。

☆打ち青豆と押し麦入りご飯 / モズクとおぼろ豆腐の味噌汁 / キャベツとジャコの和風サラダ
パクチー入り中華味卵焼き / 納豆

キャベツは塩もみして、紫蘇をたっぷり、じゃこと和えて胡麻油で香付けをします。
卵焼きには中華スープを加えてパクチーを入れると、ちっと変わった中華風で楽しめます。

☆押し麦入りご飯 / 小松菜のお浸し / 干し大根と人参の煮物 / 塩鮭 / ワカメと卵のスープ

スープは鶏肉の皮を剥いで茹でたものです。皮は一口大に切って串に刺し、フライパンでカリッと焼くとお酒の肴にピッタリです。塩と山椒一味orタレどちらでも。
スープは冷蔵庫に入れ、固まった油を取ってから、冷凍しておくと便利です。

5月中にパート2を報告いたします。
皆さん、家族で食卓を囲み、おうちごはんを楽しみましょう。バランスよく食べて、抵抗力をつけて元気に過ごせますように。
もう少しstay homeで頑張りましょう!

カンタン手作り料理で“おうちごはん”を楽しもう!part2

皆さんお元気でお過ごしですか。Stay homeの日常生活のリズムがつき始めたでしょうか。
私は、2つの新しいことを始めました。ひとつは様々な分野の本を読むことです。おこもりしていても、本から得られる世界は自在に無限に広がっていきます。現在、アート、経済、哲学の本を乱読中です。おもしろい!!
また、一時間半ほどの散歩を日課にしたことで、毎日の天気がとても気になるようになりました。ポカポカとした日だまりを楽しみたいので、何時頃が最適かと様子をみて家を出ます。
歩きなれた道も、これまでとは違った気持ちで歩くと、新しい発見があります。
光の明るさ、空の美しさ、花々の鮮やかな色など… 目に入る色が鮮明に心に映ります。


これまで忙しく気が付かなかったのですが、workaholicだったかな、という思いがよぎり、ここで自分自身をリフレッシュです。これまでできなかったことができることに感謝しています。 
皆さんも今までできなかった新しいことを始めておられるのではないかと思います。
ぜひ、毎日のご飯を手作りして、家族と食べることをそのひとつに加えて下さい。おうちごはんを楽しみましょう。

前回のブログ「この時期だからこそ“おうちごはん”を楽しもう!」に続き、おうちごはんpart 2を紹介します。
13日 1)手作りあっさり餃子


14日 2)骨付きぶつ切り鶏肉とキャベツのゴマダレ
3)帆立の塩わさび刺身
4)新生姜のかき揚げ


15日 5)キハダマグロの押し麦入りご飯の握り寿司
6)骨付き鶏肉のスープと手作り煮豚のラーメン


私は毎食タップリしっかり食べますが、手作りなら、食材、カロリー、味付けを調整できることが利点です。経済的で、色々な食材を使って栄養バランスを心がけ、適切なカロリーも考えて作ります。

1)長尾典子の手作り餃子は、あっさり系です。皮は市販のものですが、添加物ナシor少ないものを選びます。薄皮好みなら、ワンタン皮を使っても良いです。
洗ったキャベツと白菜にラップをかけチンして、水気を絞り切っておきます。冷凍解凍エビとイカ少々、切り落とし豚肉、生姜とニンニク各1片を用意します。フードプロセッサーにすべての材料と酒、オイスターソース、塩、コショウ、醤油、胡麻油少々を加え、滑らかになるまで混ぜ、皮で包みます。たくさん作って冷凍しておいてもOKです。
 フライパンにごま油を敷き、餃子を並べ、皮に色目がついたら中火にして水を注ぎ蓋をして蒸し焼きし、中まで火が通ったら出来上がりです。
今回のタレは、酢、一味、ポン酢を混ぜたものです。


2)骨付きぶつ切り鶏肉に塩をまぶし、熱したフライパンに油を敷かず、皮から入れ表面を色よく焼きます。鍋に水、酒、生姜、ニンニク、ネギと鶏肉を入れ、コトコト弱火で1時間ほど煮ます。
新キャベツをざく切りし、スープにくくらせサッと火を通します。
器に鶏肉(骨をとって)キャベツを盛り付けます。
白ゴマペースト、酢、ポン酢を混ぜてタレを作り、鶏肉とキャベツにかけたら、炒り白ゴマを振ります。


骨からホロリと外れてあっさりと柔らかい鶏肉にゴマダレのコクが合います。新キャベツもたっぷり食べられます。

3)刺身用帆立に塩を振り、ワサビで食すだけです。料理とはいえない簡単なものは、食卓にひとつ加えると助かりますよね。今回はプチトマトを添えました。


4)春ならではの旬食材新生姜を細切りにし、無漂白小麦粉を振り、水を加え衣にして、良質の新しい油でカリッと揚げます。熱々を食べましょう。ふんわりと香りが立つ贅沢な一品です。無漂白小麦粉は粘りが出にくく、カリッと揚がります。良質の少なめの油で揚げると、胃にもたれずたくさん食べられます。


5)リーズナブルな価格で購入した刺身用キハダマグロをそぎ切りにします。
 寿司飯は、押し麦1:白米2で焚いたご飯に、伝統静置製法の米酢を加え、(酢だけしか使いません)。いり白ゴマを少し振り混ぜます。
小さくシャリを握り、ワサビをのせ、青シソとマグロをのせます。素人手作り握り寿司で、見た目はイマイチですが、おいしくヘルシーな寿司の出来上がり。チョッピリ贅沢気分も味わえます。


残ったキハダマグロは一晩醤油に漬け、マグロ丼にしました。今回はスジが多い部位だったので、剥き身にして葱とまぜたネギトロ丼風に仕立てました。

6)煮豚は、好みの部位の豚肉ブロックに塩胡椒をしておきます。
鍋に水3:酒1に、オイスターソース、醤油、香りとして生姜、ニンニク、ネギを加え、煮たてたところにブロックを入れ煮ます。煮立つ直前にアクを取り、中~弱火にして中まで火が通るように煮ます。火を消してそのまま冷まします。
タレは炒め物、炒飯等に万能調味料として使えます。
煮豚は、サンドイッチの具、炒飯の具にも。薄く切って煮汁を一掛けし、練り辛子を添えれば、酒肴にもなります。

骨付き鶏肉で作ったスープをラーメンつゆに仕立てます。塩、醤油、煮豚のタレを加え、好みの味に整えます。
茹でたラーメンをスープに入れ、ターサイ(ラーメンを茹でる湯にさっとくぐらせる)と煮豚薄切りをのせ、胡麻油を垂らしたら出来上がり。


どの料理も、案外簡単にできますし、冷凍しておいたり、使いまわしがきくものばかりです。
ちょっとステキな器に盛り付けると、おしゃれ感アップで、特別なおうちごはんが出来上がります。
スープと煮豚は、コトコト煮ている間に、他の仕事ができるので、ほったらかし料理です。

おうちで家族と手作り料理を食卓に。おうちごはんを楽しみましょう。
Key words are using up, economical, easy.
 

この時期だからこそ“おうちごはん”を楽しもう!

桜も散り始め、春爛漫の季節を迎えました。

「皆さんお変わりなくお元気でお過ごしでしょうか。お陰様で私は元気です。」

新型コロナウイルスのパンデミックでとても深刻な状況の今ほど、この言葉を深く感じる時はありません。

天気の良い日には家の傍の川沿いを散歩しています。

その時咲いていた桜はこんな様子です。

草木は自然の変化に忠実に芽を出し、花を咲かせていますね。その姿に癒されています。

 

海外主要都市はロックダウンし、人とモノの流れは滞っています。CNN 、ABC、 BBCなど海外のニュースでは、医療崩壊した病院は戦時下のような様相を呈し、都市には人影がありません。今後は、発展途上国でのアウトブレイクも大変心配です。

 

世界規模でこれだけ急激に、突然、正体の分からない敵と戦い、大変深刻な局面を迎えることを、どれだけの人びとが予測していたでしょう。

このウイルスの大拡散による経済疲弊、社会システムと価値観の変容といったこれからやって来る大きな流れに溺れてしまわないように対応する覚悟と精神力も必要です。

 

いつまでこの状況は続くのか不安は募りますが、収束に時間が必要なことは明確です。しかし、国境を越えて世界が一つになり、情報開示と共有で最善を尽くさなければ、終わりは見えそうにありません。

そのための現在の合言葉は、「stay home」です。

私もサロンレッスンはお休みし、大学講義はオンラインを基本にスタートです。

皆さんと共に心を一つに努力したいと思っています。

 

そこで、誰でも家で過ごす時間が増えています。少しでも日常を心地よく過ごす工夫が必要になりました。

食と食空間からライフスタイルを発信する長尾典子からのお薦めは、「料理を作って家族と一緒に味わうことを楽しもう!」です。

いつもなら仕事で多忙なママとパパも、今こそ時間と気持ちをかけて料理を作って下さい。子どもたちと一緒に食卓を囲める時間がグンと増えている今は逃してはいけない素敵なチャンスです。

テーブルを整え、器を選び、盛り付けてみると、気分も上がります!免疫力も上がります!

 

今回は4月8日の我が家の夕食ご飯を紹介します。ヘルシーで簡単、応用しやすい普通の料理ですが、参考になれば嬉しいです。お酒にもご飯にも合いますよ。

 

1)たくさん作って、味が染み込み、何度でもおいしい「おでん」。何日間も楽しめます。

 

2)簡単!高タンパク低脂肪 タレ味を変えれば千変万化の常備菜。「鳥ムネ肉の中華風蒸

しもの パクチー風味」

 

3)酢の殺菌効果と食欲増進!「鯛の昆布じめ 大根の酢の物」

 

4)カルシウム、ビタミン、食物繊維たっぷり!簡単デザート!「黒胡麻ババロア」

 

1)~4)の作り方を簡単に説明すると

1)和牛のスジを湯がいてアクを取り、食べやすい大きさに切り分けます。大根、じゃがいも、卵、あげ、こんにゃく、ちくわ等、好きな具材を用意、煮物用味付け昆布は必ず加えます。鰹と昆布でひいた出汁をひたひたになるように注ぎ、おたま一杯分の酒としょうゆを加えて、コトコト煮るだけ。味付け昆布と練り製品から甘味がじんわりと出てくるので、砂糖や味醂は不要です。

残ったおでんの汁で、お好み焼きを作りました。

 

2)むね肉一枚を1/2の厚さに切り開き、酒、塩またはナンプラー少々を振り、ラップをしてレンジで加熱します。中まで火が通ったらすぐに取り出し(加熱し過ぎない)ラップをしたまま肉汁が浸みこむように少し置いてふんわりとジューシーに仕上げます。

熱くても、冷たくてもおいしく食せます。

食べやすい大きさに切り分け、肉汁、胡麻油、ラー油をかけ、白髪葱とパクチーをたっぷりのせます。

盛り付ける時のタレを変えると違った一品になります。甘味噌、辛味噌、ポン酢、マヨネーズ等お好みでいろいろと楽しめます。

 

3)刺身用鯛の冊にたて塩をして昆布で一晩しめます。大根を薄くスライスし、塩をして水分を切ったら酢に漬けておきます。

鯛を薄切りし、酢大根(なます)をツマ代わりに、鯛の薄切りを盛り付けます。しそ、ワサビ等の薬味を添え、しめた昆布をせん切りにしたもの、桜の花の塩漬けと柑橘系の皮をのせると春らしく演出できます。

 

4)デザートがあると贅沢感が出ますね。多めに作って冷やしておきましょう。

  牛乳と砂糖を火にかけ温まったらゼラチンを加え滑らかに溶かし、粗熱が取れたら生クリームと黒胡麻ペーストを加え、器に注ぎ入れ冷蔵庫で冷やすだけです。

今回は、蒸し黒豆、金銀箔、桜の花で飾ってみました。

 

どの料理もカンタン‼テーブルマットや折敷にのせ、箸は箸置きにセットするだけで、ご馳走感、特別感が増します。テーブルクロスや花は特に不要です。

 

「Stay home」の今だからこそ、おうちでの食事を楽しみましょう。

持ち帰り、中食、ケータリングとは違った、手作り料理のおうちごはんだけの特別なごちそう感を味わって下さい。

また、長尾典子のおうちごはんを紹介いたします。

Key words are easy, healthy, speedy, and tasty.

サロン空間はひな祭りのしつらいで…

Title:サロン空間はひな祭りのしつらいで…

3月3日はひな祭りですね。今年もサロンには華やかに雛たちが登場しました。
ひな祭りの歴史は、古く平安時代から続く行事です。
本来は「上巳の節供」と呼ばれ、三月初めの巳の日に、老若男女万人の祓えと来たる季節の多幸を願って行われる宮中行事でした。人形(ひとがた)に紙を切り、邪気をその紙に移し水に流しました。
後に女の子の節供となっていくのです。

3月3日とは太陰暦の日付で、実は私たちが現在使っているグレゴリオ暦の日付より1か月ほど後の行事なのです。
2020年3月3日は旧暦では2月9日、旧暦の3月3日は現在のカレンダーでは3月26日です。

伝統行事の本来の日付を知ると、行事が季節や旬食材と強くつながっていることがわかります。
3月末から4月初めの頃なら、里山の桃の花もほころび、菜の花も鮮やかに黄色く輝いており、のどかな春の光の中で、川や海辺で人形(ひとがた)を流すのも楽しいことだったでしょう。
蛤もちょうど旬の頃です。二枚貝のちょうつがいは出貝一枚に地貝一枚にだけしか合いませんから、女の子が、素晴らしい伴侶を得て一生添い遂げることを願いつつ、旬の味を楽しんだのです。

現在では伝統行事は、なんとなく難しそうだし時代に即さないと思われがちです。その理由の一つは、旧暦と新暦の日付のズレから、季節感が実感できないことにあるように思います。本当は季節に沿った分かりやすい慣習ばかりで、暮らしの節目として大切なことなのに残念です。

ちなみに、現在私たちが使っているグレゴリオ暦が正式な暦となったのは、1872年(明治5)のことです。当時の政府は「大陰暦ヲ廃シ太陽暦ヲ領行ス」と布告しています。
千余年にもおよぶ伝統行事の長い歴史から考えれば、日本でのグレゴリオ暦に基ずく暮らしは、まだ150年程の歴史しかないのです。

長尾典子サロンでは、「上巳の節供」のしつらいは、2月下旬から本来の行事日(年によって違います)まで飾っています。
生徒さんたちとは、伝統行事の理にかなった季節感を、具体的なお話と料理も通して共有しています。

では、サロン空間の雛人形を紹介しましょう。

玄関には京雛を飾り、皆さんをお出迎えします。
内裏様の位置は向かって右に男雛を置く、明治以前の古くからのしつらいにしています。


この内裏様は、娘が誕生した年に、マンション暮らしのスペースにも合うようにと、実家の母が特注で小さめにデサインしたものをプレゼントしてくれたのです。
毎年飾るたびに他界した父母を思い出します。
昨年娘は母となり、家族皆の幸せを願いながら飾っています。

玄関ホールには、桃の節句をイメージしてフューシャピンクのクロスをタペストリーにして掛け、その前には貝合わせをあしらい、木蓮と紫陽花をアレンジしています。 



和室のテーブルには、大正時代の帯の上に作家ものの木彫り人形と胡蝶蘭をあしらいました。


子どもの頃に毎年飾ってもらっていた七段飾りの雛人形を、私スタイルでコンパクトに飾っています。


長い年月の間に、お道具や小物の一部が紛失していますが、道具類の作りは精密で、お人形のお顔と着物にも趣が感じられます。やはり古いものは素敵です。


箱から出すたびに、今年もよろしくお願いします、とつぶやきながら飾っています。

リビングには、15年程前に手作りした立雛の色紙を久しぶりに飾ってみました。
娘がまだ中学生ぐらいだったかしら、と記憶をたどると、少し懐かしい気持ちになります。

リビングボードには、貝合わせと犬筥を飾りました。バルコニーで育てている花を少しあしらいました。犬筥は安産のお守りです。女の子の節供となってから、産室や子ども部屋にも飾られてきたものです。この筥の中には、薬やお守りを入れていたのです。


壁にはひな祭りの手拭いを飾りました。


レストルームにはガラス作家の小さな雛人形と雪洞を飾りました。数年前に名古屋のガラスショップで出会い、我が家にやって来たものです。


2月のブラッシュアップサロンは月末を予定していましたが、全国の学校が休講になる等の状況をかんがみて休講としました。

英語講座「英語で知ろう!もっと素敵な日本を」は開講しました。
今回のテーマは薬味とツマ(condiments and garnishes)でした。
20年にわたり続けているこの講座は、やさしい英語を通して日本の事柄を学び考えます。
とても楽しいクラスです。なんでもないと思って通り過ぎてしまう事柄に宿る豊かな世界を知ると、暮らしが輝き出すようです。
英語と文化にご興味のある方は是非ご参加お待ちしています。
 

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