名前だけは知っていたのだが、読むのは初めての、石田衣良さんの作品。
男女の恋愛を描いた短編小説集。
ハッピーエンドもあれば、別れもあったり・・・。
ここに登場する男女は、どこにでもいるようなカップル。
どのカップルも、女性が軽視されていない。
こんな風に男性に愛されると、どんな女性も自分が大好きになり、自分で自分自身を大切に扱えるようになるのかもしれない。
シンデレラストーリーは、おとぎ話の世界だけでなく、身近な日常にあるのかもしれない。
これは石田衣良さんの初の短編集だそうだ。
長編も良いが、最近は忙しすぎて、通勤電車の中でしか本が読めないので、短編だとゆっくり一つの作品を読めるのが魅力だ。
仕事だけでなく、色々なタスクが重なっている今、本をゆっくり読める時間があるのは、とても贅沢なことで、特別なことなんだと感じる。
電車の中での読書タイムは、私にとって、オンとオフの切り替えになっている。
この時間がなければ、電車の中でずっと仕事のことを考えていそうだ。
昔は短編集はあまり読まなかった。
読後感が中途半端な感じがしていた。なんでも白黒はっきりさせている方が好きな私は、ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのかはっきりして終わる方が好きだった。
もちろんハッピーエンドの方が好きではあるのだが・・・
でも最近は、全ての小説がすべて完結するわけではないということを知る。
物語は人生と同じで、たとえハッピーエンドで終わったとしても、主人公の命が続く限り物語は繋がっている。
長編小説は、読み終わったという満足感があって好きだが、短編集は主人公へエールを送りたくなる読後感が好きだ。
