離婚歴のある主役の刑事は、音大出身の女性刑事鳴海とコンビを組み、絶対音感をもっており、並はずれた勘の鋭さ事件を解決していくミステリー小説。
 
鳴海刑事の音大での専攻は声楽。
音楽や音楽家にまつわる雑学などもあって、クラシック好きの私には、好きな作品の1つ。
『連弾』の続編の作品だが、『連弾』はレビューしてなかったかもしれない。
 
今回は、鳴海刑事の出生について触れられている。

 

 

 

有名な指揮者と血の繋がりがある鳴海刑事。

普段は明るく、大食いなのだが華奢な彼女なのだが、酔っぱらった時は手が付けられない。

 

「人それぞれ名前があって、自分の人生を生きている。自分の人生は自分が主役。すべての力を自分が幸せになるために使うべき」

「自分の人生は自分のもの」

 

酔っぱらって叫ぶ鳴海刑事なのだが、彼女の出生が関係しているのだろう。

 

出生や育った環境がどうであれ、自分の人生は自分だけのもので、自分の好きなように生きる。

 

彼女が言うことは、なかなか実行するのは難しい。

いつも誰かの評価を気にして、自分の本当の気持ちを無視して生きていくことは、世間からの評価は高いかもしれないが、一体誰の得になると言うのだろう。

 

だが、自分の好きなように生きるということは、自由であるようで、そこには自己責任が伴う。

 

好きなように、でも家族にも友人にも迷惑をかけずに生きていくことは、簡単なようで難しい。