近所のギャラリーSARPにて開催されていた「とっ替ゑ、ひっ替ゑ、すり替ゑ展 XII(final)」を鑑賞してきましたが本当に良かったです。明日までの開催だったので本当にギリギリ。
この展覧会は、大学で教えていた先生が、他の作家の作品の“続き”を製作するというコラボレーションもしくは“セッション”のような手法で作られた作品群を展示したもので、それが素描からミクストメディアの造型まで実に多彩。
そして素材もモチーフも多種多様。ガラスもよく見たら昭和の貴重な模様ガラスだったり、紙や木からカラーのりにLED電飾と手法も素材がとにかくバラエティ豊か。
ゴールドのりの縁取りは金継ぎのようでもあるし、多用されていた逆三角形のモチーフは打ち込まれた楔のようにも見える。そして明確な反戦と平和のメッセージ。
一番印象に残ったのは、最初は風景画だったのに、そこにゴジラとラドンが描き加えられたら一気に不穏になった絵。特にゴジラは周りにヘリが飛んでいて余計に不穏。怪獣は命を奪いもするし与えもする自然=荒ぶる神のメタファーであること、および東北で描かれた風景画という文脈を鑑みると…その意味は言わずもがな。
また金属の錆や経年劣化を思わせるディティールが描き加えられているのも良かったです。一枚の絵の上で時間経過が表現されているような感じ。
んふんふ(まあ当初の目的は創作人形の展覧会の鑑賞だったんですが、どちらの展示も非常に見応えがあり眼福でした。これは手持ちの人形を飾っても良いフラワーバスケットのスペースがあったので撮影したもの。これ自体も作品でオーダーも受けているとのこと。)
毎年秋保の佐々木美術館で開催されている展覧会を見に行ってるので、思いがけず近所のSARPで鑑賞できてよかったです。



















