「ブラック・フォン2」を見てきました。

あんなに綺麗に終わった前作からどう続くのか?と思いましたが「そうきたか!」というジャンル転換でむちゃくちゃ面白かったです。まだ公開中なのであまり詳しく描くとネタバレになってしまいますが、そうならない程度に書きたいと思います。


物語は前作から数年後という、劇中でも現実と同様に時間経過しており俳優陣も前作から続投していますが、進行するごとに主人公たちの母親の過去、さらにヴィランの「グラバー」の過去を遡る形となり、過去の因縁の落とし前を付ける形のバトルになっていくのが上手い構成でした。

また、前作では戦うのはきょうだいの兄の方で妹は予知夢でアシストする連携でしたが、本作では妹が夢と現実の双方で戦い、兄が妹を絶対に守るという姿勢で「逆」になっていたのも面白かったです。

雪に閉ざされたコロラド州、キャンプ場にシリアルキラー、夢バトル、風船を持ち子供だけを狙う怪しい奴…と、ホラーの古典を踏襲しつつも現代的な感覚とセンスで作られた、あくまでも現代ならではのホラーの良作だと思いました。

なお、本作では主人公格の妹は前作からさらに口の悪さに磨きがかかり、そのレスバの強さが最高だったんですが、それと対比するかのように妙にグラバーが聖書やダンテの「神曲」からの引用を口にするんですが、そういう教養をちらつかせる演技はやっぱりイーサン・ホークじゃないとはまらないのでしょう。ああいうホラーのヴィランって、顔が分からないからといって誰でもいいわけじゃないんですよね。