これにて一旦盛岡レポートの最後です。
レトロ建築だけでなく一応寺社建築も見学してきました。こちらは盛岡城跡公園にある櫻山神社。
南部家の最初の歴代当主4代の南部光行公、南部信直公、南部利直公、南部利敬公を祀った神社ですが、御神木ならぬ“御神石”があるのが特徴です。
盛岡城の普請の際に巨石が出てきたので掘り進めたら想定外にデカい岩だったとのこと。二代目藩主の南部利直公の治世に、盛岡城の三の丸付近にあった三角状の巨石の下を掘り進めたら想定外にデカい岩だったとのこと。全部掘ったら神事や儀式の際に使用する烏帽子に似た形だったので、縁起が良いということで以後盛岡藩の守り石となり、昔は権現舞や獅子踊が奉納されていたとか。というか周囲には他にも大きな岩があったので、実はここら辺一帯が岩山だったのでは。
あとこの神社は狛犬の造形が珍しくて、わざわざ首を90°に曲げて参道の正面向いてました。
普通なら向かい合わせか体ごと正面を向くのに。
他に街歩きで見つけた建築物は以下の通り。盛岡は一般市民の住宅や企業・店舗の物件にも良い雰囲気の建築がいっぱいあって本当に眼福で、普通に歩いているだけでガンガン重要建築に出会します。
角っこにある店舗ならではのモルタル看板建築。
明らかに歴史ある医院だろうに、普通に現代の看板を出して今も営業している住宅街のお医者さん。
絶対に歴史ある煉瓦作りの構造が現代的な家屋に“埋まっている”一般住宅。
これまた角のモルタル看板建築。塗装し直して今も現役。
なんと大正元年建築の煉瓦造り倉庫がほぼそのまま今も健在。
ちなみに今回も盛岡駅周辺だけで3万歩以上歩いたのに重要建築物をぜんぜん見切れてないんだから盛岡は本当にヤバいです。