ワンフェスまであと一ヶ月ほど…ということで英気を養うため今日は宮城県刈田郡蔵王町の遠刈田(とおがった)温泉郷に行きました。

蔵王(宮城県側の宮城蔵王と山形県側の山形蔵王あり)はスキー場がありバブル時代は首都圏からもバスでスキー客が押し寄せたリゾート地でしたが、以後の失われた30年ではそれも落ち着き、今は地元民と近隣の観光客が入り混じる程良い感じの地域です。





「初夏だというのにまだ雪がある!」


さすが蔵王連峰、まだ山頂に残雪があります。あの付近にスキー場があり、また火山の風景や冬は樹氷も見ることができます。



「地中から湯が溢れ出ている!」


まさに温泉郷ならではの光景。このようにガンガン温泉が湧き出ています。


ということでとりあえず今日はバス停のすぐ目の前にある日帰り温泉施設「神の湯」に入りました。仙台中心部からバスに乗って約1時間、そのバス停から徒歩30秒でもう温泉郷の天然温泉なんてこんなに手軽でいいのかという感じ。




先のように温泉が出まくっているため外にある足湯は無料で24時間利用可、入湯料も400円という激安で銭湯より安い!営業時間は9:00〜20:00と午前中からやっているので町内のキャンプ場でキャンプしている観光客にも好評だそうです。



温泉の建物は見ての通り寺社風で、中の天井組が見事でした。浴室の施工も凄かったんですが当然撮影禁止だったので、浴室の様子は温泉の公式サイトをご覧下さい。



この温泉の源泉は60度以上とちょっと熱いので水が加えられているそうでしたが、それでも42度程度のぬるい湯と45度程度の熱い湯の2種類の浴槽が用意され、洗い場の数も充分で全席シャワー付きという、思ったより新しめで便利な温泉でした。私が入ってる時は外部からの観光客よりも地元民の方が多く、温泉の職員さんとお客さんもすっかり顔見知りで世間話していました。まあ400円なんて銭湯より安いから、それが町内にあったらそりゃ入りますよね。



それにしても昔は温泉郷といえば観光客向けのキャバレーやらスナックやらストリップ小屋やらナイトライフ経済系の店があるもんでしたが、今は16時〜17時になるとお土産屋すら店じまいするようになってしまいました。なので鄙びた趣きのある商店街でしたが残念ながらどのお店にも入れず。

今はもう高層建築の温泉ホテルに泊まる観光客と地域の商店街との交流はないのかもしれません。あるとしても今日の私のような近隣からの日帰り観光客かキャンプしてる客か。そうなると夕方以降に使う店なんてコンビニくらい。今は若者の酒離れとエロ離れでナイトライフ経済自体が斜陽なのかも。




今日は休業日でしたが次また遠刈田に来る時はここにも入りたいです。これまた見事な寺社風建築。



妙にシャレオツだった遠刈田温泉のバス待合室。



これ前は「キリストの愛は罪を清める」だったんでしょうね。