AER(アエル)という仙台駅と陸橋で繋がっているビルで開催中の「仮囲いの中のアート市」というアートイベントに行ってきました。この不況でファッションビルもテナントの出入りが激しいですが、空いた店舗スペースで次のテナントが入るまで地元のアーティストの作品の展示販売を行うというイベントです。

 

会場の入り口はこんなの。本当に白い石膏ボードで仮囲いされた店舗スペースの中で開催されています。

 

「ダンボールのペーパークラフトゴリラ」

 

「お、甲冑姿の鳥か」

 

ジオラマの要素もあるモビール。

 

仮囲いの壁に直接作品を展示。どうせテナント工事が終わったら廃棄されるんだからそれまで使っちまえ!というこのイベントならではの展示方法です。

 

洋書の古書のページを組み合わせた博物書形式のフラワーアレンジメント。

 

 

なんか使うのが勿体ないキャンドル。

 

「か わ い い !!!」

凄く綺麗な線と塗りで遠目にはCGに見えますが実は手描き。それもフリーハンド。

 

 

「なんてお手頃価格な原画なんだ」

 

小さいとはいえ原画が額装付きで2000円。やはり人気みたいで結構な点数が売れてました。売約済みを掲示して展示続行ではなく、そこにある作品をどんどん売っていくスタイル。

 

 

 

もちろんこの大きなサイズの作品もその場で売ってます。

 

会場である仮囲いされた元店舗のスペースには、まだお店があった頃に使っていたであろう棚やテーブルなどの備品もそのまま残されており、それを有効活用した作品展示になっていました。

しかしそれも新しいテナントの入居が決まれば全て撤去され新しい内装に変えられてしまう。つまりこの場所でこの展示が行われるのはこれが最初で最後。この場所、この内装でのイベントは今回のみという「一期一会」は他のアート系のイベントにはない新しい要素でしょう。あと空いているスペースを有効活用するからビル側も”不景気感”が出ないという利点もあるし、非常に有意義なイベント形式だと思いました。