こうしたハンドメイドのHow To本はたまに参考がてら図書館から借りてきてチェックしているのですが、本書はよくあるUVレジンの使い方だけでなく、二液混合タイプのエポキシ樹脂の使い方やシリコン型の作り方、それも片面型だけでなく両面型の作り方まで解説しているという、もうアクセサリー製作を越えて造型・フィギュアのHow To本のレベルなんじゃないかというくらい専門的な技術を紹介していて読み応えがありました。この内容、一昔前ならホビージャパンのムック本に載っていた内容ですよ。それが、女性向けのハンドメイドHow To本に載るようになるとは良い時代になったものです。
アクセサリーの作例にしても、ただ型の中に素材を入れて固めて完成なのではなく、表面を削ったりツヤあり・なしコート剤を塗ったりと表面処理まで行う凝りよう。こうした表面処理まで行うところも造型・フィギュアのHow To的です。
こちらがエポキ樹脂の説明ページ。エポキシ樹脂も他のレジンと同様にメーカーや規格など様々な種類があり、それぞれ特性や特長、使い勝手が異なります。それらについてもちゃんと記述しているのが凄い。
こちらはシリコンを使った両面型の作り方を解説したページ。原型として使用しているパーツの形状はシンプルですが、型の政策手法はそのまんまフィギュア製作時のそれ。ダボ穴をスタンプするところやシリコン同士の癒着を防ぐ離型剤を塗るところまで解説しています。これでまた造型用シリコンの売上が上がったりして。
なお、これらは個人的に印象に残った作例です。これらも全て原型を元にシリコンで両面型を作った作品です、こうした細長い作品はシリコン型を作ったところでUVライトの光が奥まで届かず、UVレジンだと硬化不良を起こしそうですが、化学反応で硬化が始まるエポキシ樹脂ならた待てばいいだけなので大丈夫というわけです。
本物の使いかけの蝋燭をシリコンで型取りしてレジンで複製したのち、部分的にツヤなしコート剤を添付して仕上げるという細かい細工が施されています。普通なら封入の枠として使用するミール皿を土台として使うアイデアも凄い。
ということで、レジンを使ったアクセサリーを製作している人以外も何かしら参考になりそうな内容のHow To本でした。オススメ!







