3月に新型コロナウイルスの感染拡大のため、出展予定だったイベントが延期・中止になって以降、ハンドメイドマーケットプレイスの「minne」、フリマアプリの「メルカリ」および「ラクマ」で作品の通販を強化していたのですが、また最近minneでちょっと大きめの作品が売れたので、初めて「らくらくミンネコパック」を使ってみました。

「らくらくミンネコパック」とは、minneとヤマト運輸の提携により提供されているminne独自の全国一律&匿名配送サービスです。送り状番号が付与され追跡も可能で、かつ翌日配送という速さが特長。サイズ自体は通常のヤマトの「ネコポス」および「宅急便コンパクト」に準じていますが、届け先がどこであろうと全国一律料金であることが特長です。
まあ匿名配送サービス自体は今どき珍しいサービスではないし、匿名で届け先が分からないなら当然料金も全国どこであろうと一律になる…というもの。発送時にネコピットでQRコードから伝票を印刷する必要があるため、今のところminneのアプリ版から利用できるようになっています。以前はらくらくミンネコパック専用のminneオリジナルデザインの箱もヤマトで販売されていたのですが、minneがロゴデザインを変更したために2018年4月を以て提供終了となりました。新しいロゴデザインの箱の販売も「検討」予定とあったのですが、未だに売られていないところを見ると実はそんなに売れていなかったのかもしれません。まあ箱のデザインはヤマトのやつでぜんぜんOKだし。

 

以下はアプリ版minneのスクリーンショットです。

アプリ版で発送準備をする際、配送方法を「ネコポス・宅急便コンパクトを使う」に変更できます。「らくらくミンネコパック」と表記されてないのが謎。

 

価格は、郵便物程度の大きさの「ネコポス」が315円、宅急便コンパクトが590円です。宅急便コンパクトは専用BOXを使わなければなりませんが、ヤマトの直営店でなくてもコンビニのセブンイレブンでも普通に売っているのでそこで買って組み立てればOK。むしろコンビニの方が24時間開いてるので楽です。

 

で、「ネコポス」か「宅急便コンパクト」を選択すればQRコードが生成されるので、後は梱包してヤマトの店舗に行きこのQRコードから伝票を印刷すれば全てOKです。送料は売上が指定口座に振り込まれる際に売上額から引かれる後払いシステムなので店舗で支払う必要はありません。

 

こちらが「宅急便コンパクト」の専用BOX。郵便の「ゆうパケットプラス」より底が浅く上下が長いので、深さのない大きなサイズのものを送るのに適しています。

 

幸い売れた作品は深さのない作品だったので余裕で入りました。
 
送り方はフリマアプリの発送とほとんど変わりません。とにかくQRコードを生成して店まで持っていけばOKですから。
しかしはっきり言います。
 
高い
 
とにかくらくらくミンネコパックは高い!というのも、宅急便コンパクトで匿名配送、全国一律配送料のサービスは今どきのマーケットプレイスならどこでもやってるんですが、それだと300円台なんですよ。参考までに、「メルカリ」の「らくらくメルカリ便」だとネコポスは195円、宅急便コンパクトは380円です。また、「ゆうゆうメルカリ便」だとゆうパケットが175円、ゆうパケットプラスが375円。つまりちょっと厚みのある大きいものを追跡付きで全国一律配送料で送るなら「メルカリ」で売って「ゆうゆうメルカリ便」で送るのが一番安いということになります。同じサイズの箱なのに一方は590円でもう一方は380円、なんなら375円でも送れるってあまりにも違い過ぎるだろ!minneはヤマトに吹っ掛けられたんじゃねえの?と勘繰りたくなります。100円以上の差額って何気に大きいですよ。10点送ったら1000円以上差が出るんだから。
 
それならハンドメイド作品もminneではなくメルカリで売った方がよくないか?っつーかアプリ自体minneよりもメルカリの方が使いやすいし…なんて思ってしまいました。minneをdisる気はないのですが、複数のマーケットプレイスを使っているとどうしてもそれぞれの違いが見えてきてしまうんですよね。