フィンランドのモンスターメタルバンドLordiが、5月22日にリーダー&ヴォーカルのMr.Lordiの故郷であるロヴァニエミ市の「Lordiスクエア」にて、3時間にも及ぶ長時間のライブストリーミングを行うと発表しました。

 

 

演奏するセットリストはファンからのリクエスト投票によって決定するとのことで、現在Facebookページのコメントにてそれを受け付けています。また、ライブ中に質問を送ると、都度メンバーが回答してくれるそうで、ライブストリーミングならではの企画となっているようです。

 

なお、これは有料ストリーミングで、視聴にはあらかじめ12ユーロ(約1414円)のチケットを購入する必要があります。プラットフォームはフィンランドのサービスですが、チケット購入と視聴は日本からも可能です。

こちら↓

https://www.lippu.fi/artist/lordi/lordi-scream-stream-scarctic-circle-gathering-2742905/


聴きたい曲のリクエストですが、以下の5曲は既にセットリストに入っているのでリクエストからは除外するよう指定されています。まあどれも絶対ライブで演奏するド定番ナンバーですからね。

 

「Would you Love a Monsterman」
「Devil is a Loser」
「Blood Red Sandman」
「Hard Rock Hallelujah」
 

それにしてもチケットが1人12ユーロとは、普段の彼らのチケット代を考えたら激安です。そういえば欧州の夏のフェスはこのコロナ蔓延によりほぼ全て中止が決定しているため、アーティストの収入も大打撃なんですよね。フェスどころかツアーも単発のライブもできないのだから。また、ライブストリーミングで演奏するにしたって配信のためのスタッフが必要になるのだから、野外とはいえ複数人で集まること自体もリスキーです。ここはどれだけ有料配信を見てくれるファンを獲得するかが勝負でしょう。

 

あらかじめある程度の金額設定の有料配信にするか、とりあえず無料配信して「投げ銭」を狙うか、果たしてどちらが良いのは判断に困るところです。無料の方がとりあえず視聴者数を稼げるし新しいファンも獲得できるかもしれないけれど、投げ銭してくれる視聴者はどれだけいるのか?…と考えたら、実際はほんの一部でしょう。それなら、最初からある程度の有料チケットを売って本当に熱烈なファンだけに絞った方がストリーミング中のコメント欄も荒れなくていいかもしれない。

 

このコロナ蔓延は、今後のコンテンツのオンライン配信の手法や収益化についても何かしら大きな変化をもたらすかもしれません。

 

 

ところで新譜の日本盤情報まだ?