これはスマホアプリではありますが。本家サービスの「cluster」がソーシャルVRサービスなので、「仮想空間・アバター」のテーマとします。

 

先日、遂にclusterのスマホアプリ版がリリースされました。

 

 

アプリでははっきりと「SNS」と称していますね。

 

しかも、アプリ版でも運営スタッフや他のユーザーが作ったワールドに移動し遊べるとのこと。機能的にはLINE PLAYなどのアバターアプリと同様です。しかもそれがVR HMD、PC、アプリとクロスプラットフォームで。

 

ということで早速本家clusterのアカウントでログインします。またアプリ版から新規にアカウントを登録することもできます。TwitterやFacebookといった既存SNSのアカウント連携でもログイン可能。

 

アプリ版で初めてclusterに降り立つ人向けに、運営が作ったチュートリアルワールドが用意されていたので、まずはここを歩き回ってみます。

 

ワールドに入室する前に、まずはアバターを選びます…が、オリジナルのアバターをアップロードしていないので使用できるのはデフォルトのロボットアバターのみ。見た目的には本家にログインした時と全く変わりません。それにしてもアプリ版でもオリジナルアバターが使えるとは凄い!

 

ここがチュートリアルワールド。操作方法がテクスチャとして板状のオブジェクトに貼られ、順路に従って読み進んでいくだけですが、かつてのSecond Lifeに比べたら実に親切丁寧で、初心者のことが考えられています。

 

 

なお、アプリ版にもスクリーンショットの撮影機能があり、それを使用するとUIが全て消えて純粋に画面に映るワールドの風景だけを撮影できます。もちろん本家と同様に自撮りも可能です。

 

 

お!前方に他のユーザーがいました。アプリ版で同時接続が可能なのは十数人ですが、それでも本家と同様にテキストチャットやボイスチャットで交流できるのは便利です。このご時世だから、友人知人とちょっとお喋りしたり、仕事のミーティングをしたりすることもできるでしょう。

 

 

エンタメ系イベントの場合で盛り上がったりテキストを打つのが面倒な場合は「エモーション」を選択してオブジェクトを出しその時の気分を表現します。普通のアバターコミュニケーションサービスにおけるスタンプや絵文字に相当する機能と言えるでしょう。

 

 

自撮りの時にUIはこんな感じ。

 

 

自撮り機能でスクショを撮影した時の画像。

 

ちなみにチュートリアルワールドには、clusterの公式キャラ「くらすたーちゃん」のオブジェクトと一緒に記念撮影できるブースが用意されています。

 

テキストを入力したときはそれが噴出しで表示されます。

 

おそらくこれは現時点で世界に存在するソーシャルVRサービスの「アプリ版」としては最も高機能だと思います。何と言っても本家サービスとほぼ同様の機能をアプリ上から使用できるからです。ソーシャルVRサービスのアプリ版はいつも「簡易版」で、そのせいもあってなかなかユーザー数が伸びず、一般的にはVRは一部のアーリーアダプターがログインするマニアックなものと見られてきました。

それにしても、こうしてスマホ上から本家と同様のフル3Dのワールド群を見ていると、だんだんと自分でも作ってみたくなってきます。10数年前のSecond Lifeバブルの気分がまた蘇ってきました。