んふんふ(本日夕方、造形工房プラスアップさんの「未使用残材展」に行ってきました。その名のとおり、完成品の展覧会ではなく、様々な理由で未使用になった作品のみを展示するという、非常に珍しい特殊造形物の展覧会です。考えてみれば、未完成だったり未使用だったり、壊れてしまった作品だけを集めて展示するというのも面白い試みです。普通だと、展覧会は完成した綺麗な状態の作品を展示するものですが、敢えてそうではないもの”だけ”を見というのも面白くないですか?なぜお蔵入りになったのか?なぜ未完成のままだったのか?どんな経緯で壊れてしまったのか?むしろ完成品”ではない”作品の方が面白いストーリーを持っているのではないかと思います。そうした裏話を聞きながら作品を鑑賞するというのもまた乙なものです。)

 

 

んふんふ(それにしても驚いたのは、大型の作品がドーン!と鎮座していたこと。これを地方の造形工房が作るってなかなか凄いことですよ。実際これの中に人が入って動かしているところを見てみたかったなあ…)

 

 

んふんふ(この規模の作品が作られ、そしてお蔵入りになったということは、少なくともこれを使って何かをしようとした活動が仙台にあったということ。思いがけず仙台の演劇事情も知ることができて非常に面白かったです。そういえば卸町に演劇関係の施設もあったし、今月は演劇方面で特殊メイクアップアーティストの江川悦子さんも来仙されたし、何気に仙台って演劇熱が高いのでしょうか?)

 

 

んふんふ!(こんな透明レジン製の義眼大好き!)

 

 

 

 

んふんふ!(こちらのロボットスーツの電飾はまだ生きていました。絵になる!)

 

 

 

 

 

んふんふ(絵になるといえば、会場となった工房そのものももはや一つのオブジェと言っていいくらい良い雰囲気の場所です。この火事で燃えたそのままの廃墟感!何を置いても、また何を撮影しても絵になります。こんなに造形物とベストマッチな工房ってなかなかないのではないでしょうか?今月いっぱいで取り壊し決定なんて実にもったいない限りですが、最後のほんの短い時間でもここに来ることができて本当にラッキーでした。)

 

んふんふ(あらかわいい)
 
それにしても、まさか仙台で他の方の特殊造型作品を見る事ができるとは思いませんでした。秋田県の実家にいた時なんて超神ネイガーを見かけることが精一杯でしたからね。他の方の作品を見ると、自分も大きな作品をまた作りたくなってきます。卸町の「スタジオ開墾」、特殊造型やってもいいですかね?