先月末、突如として「妖怪ウォッチ」のAR位置ゲー「妖怪ウォッチ ワールド」が発表されました。開発自体はガンホーが担当。ざっくり説明すると「Pokemon Goの妖怪ウォッチ版」です。ちなみに同じ日にポケモンクエストのスマホ版と映画「ジュラシック・ワールド」のAR位置ゲーがリリースされました。各社もっとタイミングを考えろよ!なんでよりにもよって全部同じ日に重ねるんだ!そんなにいっぺんにプレイできねえだろ!…ということでコツコツプレイを進めていきたいと思います。

 

先ほど「Pokemon Goの妖怪ウォッチ版」と書きましたが、そもそも妖怪ウォッチの設定は、「妖怪ウォッチを現実の空間にかざして覗き込むと妖怪が見える」という実にAR的なものだったので、むしろARゲームこそ実際にリリースするべきだったと言えます。アプリを起動すると、まずガイド役のウィスパーが登場し、彼の案内に従ってチュートリアルをこなしていきます。

 

 

ゲームのマップにはGoogle Maps APIが使用されており、自分の現在位置周辺のマップがいい感じに3Dで表示されます。そこでまず妖怪ウォッチを使って探索してみると…

 

 

紫色の影が見えた!これは妖怪の気配!

 

 

自分の周囲に妖怪がいると、このように妖怪メダルとして表示されます。これをタップすると…

 

 

いきなりジバニャンS!チョロい!ポケモンに例えるならいきなりピカチュウが出たようなものです。なんてチョロいんだジバニャン!

 

 

ただ見つけただけでは友達になってくれず、まずはバトルをして勝たなければなりません。また、このバトルで勝ったところで必ず友達になってくれるわけではないので、そこはかなりシビアです。Pokemon Goではボールを投げるだけでしたが、これは結構ガチなパーティ編成と育成、バトルが必要なようです。

 

 

こうして探索→発見→バトル…を繰り返して友達妖怪を増やしていきます。

 

 

あと、ここからが本作独自の機能なのですが、探索パートで妖怪だけでなく「妖怪ウォッチを持っている他のユーザー」も探すことができます。

 

 

さらに他のユーザーに自分の妖怪を「ヒョーイ」(憑依)させて、他の誰かと共に移動させることができます。これは何気に便利な機能かも!

 

 

こうして他のユーザーの力を借りて妖怪の活動範囲を広げていくと、今度はそこに「妖怪の木」を植えることができるようになります。これはPokemon Goに例えるならポケストップのようなもので、この木の周りには他のところよりもたくさん妖怪が集まってきます。Pokemon Goのポケストップ(またはジム)がIngressのポータル情報に基づいており、ユーザーの好き勝手に増やせないシステムであることに対し(一定レベルまで到達すれば”申請”は可能)、この「妖怪ウォッチ ワールド」はユーザー自身がそれを作ることができるというのが面白い点であり、プレイの幅が広がります。

 

 

 

 

なお、ヒョーイ機能で遠くまで旅をした妖怪たちは、行った先で拾った様々なアイテムを持ち帰ることがあります。これは何気に「旅かえる」的な要素もあり、「待ちゲー」「放置ゲー」としても楽しめそうですね。

 

 

 

 

こうしてプレイし続けているとレベルが上がっていくのですが、最初が「ミジンコ10級」って…

 

 

 
 
なお、妖怪はガチャでもGETできます。ってことは探索しなくてもガチャを回し続ければ妖怪はGETできるってこと?!これには一瞬「なんだよ!」と思いましたが、考えてみたら地方のクソ田舎がどうしても不利になってしまうのが位置ゲー。それならある程度ガチャという救済処置を用意しておくのも悪くはないでしょう。
 
本作はリリース直後から好調なようで、既にダウンロード数は50万件を突破し、早速ファミマとコラボレーションを行っています。とりあえず仕事の行き帰りにコツコツプレイしてみようと思います。