本作は、時代も国も、それどころか地球か、もしくは別の惑星かも分からない”どこか”で人類が滅亡を迎え、最後に残った2人の人間のストーリーを綴っているアドベンチャーゲームです。敢えて世界設定や背景の詳細な説明はなく、細部はプレイヤーの想像に任されているのは前作と同様ですが、前作が「広い宇宙の中で2人ぼっち」だったのに対し本作は「既に滅びてしまった世界で2人ぼっち」で、その荒涼とした風景や退廃的な雰囲気、寂寞感は前作とは全く異なります。
この世界では、死者の霊魂はロケットに乗せられて天へと送り届けられる「宇宙葬」が”巫女”によって執り行われていました。
主人公の一人「ヨハン」。彼は宇宙葬が大好きで、両親を置いて会場まで走って行ってしまいます。
本作のアドベンチャーパートは、頭上からの見下ろし視点のマップ上を画面ドラッグで進んでいくというもの。途中、人や何かに行き当たると台詞やイベントが発生します。
宇宙葬は国を挙げての大きなイベントで心待ちにしているのはヨハンだけでなく、他の町の大人たちもロケットに向かって行列を作っています。
宇宙葬を執り行う巫女は「礼儀とロケット技術」を身に着けた女性だけがなれる特別な役職。そのためヨハンは父と同じくロケットを作る技師になることを夢見ます。ところが…
それから25年、人類は疫病で死に絶え、その中でなぜかヨハンだけが一人生き残ってしまいます。しかも死者の声を聴く特殊能力に目覚めてしまい、連日「宇宙葬をやってくれ」と死者の霊魂に急かれるという地獄のような生活を送る羽目になりました。その環境からヨハンの心はすっかり荒れ果て、かつて夢見たロケット作りの情熱も失くし、やさぐれた中年になり果ててしまうのです。
そんな中、疫病蔓延時に長期のコールドスリープ状態にされていた最後の巫女・フェイが登場。彼女は自分の未熟さを知りながらも、健気にもロケットを組み立て、最後の宇宙葬を執り行おうと奔走します。
ヨハンは真面目かつやる気満々のフェイを鬱陶しがるものの、「もう霊魂の声を聞きたくない」という消極的な理由から渋々フェイのロケット作りに協力することにします。
ヨハンはロケット作りの夢を失い、フェイは未熟…彼らは既にロケットを作る技術を失っています。しかし嘗て多くの宇宙葬を執り行っていた街には工場跡や部品があり、それをマップ探索で探し集めれば最後のロケットを組み立てることができます。
こうして、マップ上を歩き回り、必要な部品を少しずつ集めていきます。
こちらがゲームの基本画面の工場跡。拾い集めた部品をフェイに渡してロケットを作っていきます。
とりあえず必須なのはエンジンです。しかし人類が滅亡して25年も経過したこの世界にまともに使えるエンジンなんてあるのでしょうか?

























