12月6日はフィンランドの独立記念日ですが、2017年は独立100周年にあたる年で、2017年12月6日はどこの街でも特別なイベントが行われたり派手なイルミネーションが飾られたりと、いつもの独立記念日よりも華やかだったようです。そんな中、私はまさに12月6日に食料を食い尽くすというミスをやらかしました。この日は祝日だから軒並み店が臨時休業してしまうんですよね。
しかし!例外的にコンビニチェーン「R-KIOSKI」は開いていました。偉い!さすがコンビニ!
で、朝一番に行ったら見事にビールが売り切れていました。それも6缶パックから。みんなパーティで相当飲んでいるみたいですね。
とりあえずR-KIOSKIで日本円換算300円台のグラタンと売れ残りで半額になっていたパンやらお菓子やらを購入。
グラタンはパスタベースではなくジャガイモとサーモンとチーズでした。そういえば昔のフィンランドの主食ってジャガイモだったらしいですね。
そういえばR-KIOSKIには高橋よしひろ先生の犬マンガのフィンランド語版が当たり前のように売っていました。やはり相当な人気、というかもはや定番になっているようです。
とりあえずR-KIOSKIで買った食料を食った後、独立100周年の日の街の様子でも見てみようと外に出た私の目に真っ先に映ったのは…
ポケモンGOにいそしむタンペレ市民の姿でした。
このオベリスクがジムになっており、ちょうどこの時間にホウオウが出現していたのでした。独立記念日までレイドバトルかよ!と一瞬思いましたが、まあホウオウが出たんじゃ仕方がありません。
タンペレでポケモンGOをプレイしたレポート記事も既にvsmediaにUPしているので是非ご覧下さい。
【レポート】なぜかカゲボウズだらけ!フィンランド・タンペレで「Pokémon GO」をプレイしてみた
しかしこれで「タンペレにはガチな位置ゲーマーが相当数いる」ということがよく分かりました。
一応独立100周年ということでリースやらロウソクやらが飾られていても誰も見やしねえ。
で、レイドバトルが終わったらみんなそそくさと去っていきました。
その後、私は海辺の遊園地「サルカンニエミ」に向かいました。遊園地の電動式の遊具は冬季は稼働していませんが、それでも敷地内には入ることができ、ここもまたポケモンの巣として知られているところなのです。っていうか向かっている途中にもポケモンがいるし。
夏たったらさぞ良い景色なのでしょうが、冬だとただ寒々しいだけです。
それにしてもタンペレ、かつて工業都市だった頃に使用されていた機械をこのように”モニュメント”として街中に飾っていたりして見せ方が本当に上手いです。もう工場萌えとスチームパンカーを一本釣り!良さしかありません。
遊園地の敷地に入ったら早速出た!
こちらが遊園地のMAP。遊園地としては休業中ですが、中にある美術館や展望台、公園には入ることができます。
っていうか車で入ってきた地元民のポケモントレーナー(家族)いるし。
工業都市だった当時に走っていた昔のトラムの車両。時代を経るにつれタンペレはトラムを廃止してバス路線に変えましたが、現在またトラムを復活させるべく道路工事を行っている最中です。トラム路線開通は2021の予定。完成した頃にまた訪れてみたいものです。
展望台に上らなくても、公園の丘からもそこそこ良い眺望が楽しめます。そういえばここはマリルがやたらと出てきました。
実はこの先にアングリーバード公園があるんですが、残念ながらエリアごと封鎖されていました。
で、タワーの壁にはこのように歯車が描かれていて、いちいちタンペレが工業都市だったことをアピールしてきます。良さしかない。
本当なら展望タワーに上るのにも入場料が必要なんですが、独立記念日サービスでなんと無料になっていました。ラッキー!
んふんふ(六本木ヒルズやスカイツリーの展望台に行ったことがあるとぶっちゃけ”ふ~ん”といった程度の感想しか出てきませんが、それでも二つの湖と街の様子を一気に見ることができるのは貴重で楽しい体験です)
団地の風景だけはどこの国も変わらないなあ、おそらく団地は労働者を効率良く働かせるのに最適化された住居形態なんだろうなあ、なんて考えたり。
あと街に煙突が何本も立っていて、しかもそれがまだセントラルヒーティングの湯気と暖炉の煙を逃がすために生きているって最高だなとか感激してみたり。
この前タンペレ商工会議所の方に案内してもらった場所はあそこら辺だったなとか思い出してみたり。
とにかく知らない街の景色をぼんやり眺めるのは非常に贅沢な時間だと思います。
展望台のお土産屋さんにてたった
5ユーロ(約620円)にて投げ売りされていたアングリーバードのオリジナルデザインTシャツ。時の流れとは残酷なものです…。
その後また街の中心部に戻ってきてポケモンGO再開。
煙突から湯気と煙が出て、それが雲と一体化している様子が良く分かります。ビル群とその間に見える煙突、それらから出る湯気と煙が上空まで届き、そこに街の光が映る…まさにSF映画「メトロポリス」の世界観そのままです。
ここでふと、人々がみな同じ方向に歩いていることに気付きました。気になったので後をついていったら、クリスマスマーケットのある中央広場に着きました。どうやらタンペレの独立100周年イベントはここで開催されるらしく、隣接するビルの屋上には花火もセットされていました。
中央広場は黒山の人だかり。フィンランドでこんな人込みは滅多に見られません。
広場の隣のビルの屋上から花火が打ちあがった瞬間。写真では白い光ですが、実際はもっと青白い色でした。フィンランドの国旗にちなんでイルミネーションからデコレーションと何から何まで青で統一されていたんですね。
独立100周年記念の市のメインビジュアルに
さり気なくハッシュタグを記載する抜け目のなさ。さすがIT都市、時代を分かってる!
広場の中にあった木造のオールドチャーチに入ったら、ちょうど中でコンサートが開催されていました。教会の中でやるコンサートだからやっぱり聖歌か何かだろうと思ったら、実際に演奏されたのはフォークメタル/ペイガンメタルバンドが演奏しそうな実に民俗的なメロディーの曲。
フィンランドの伝統的な曲だったんでしょうか。
なお、教会の撮影機材がスマホ1台のみ、シンガーのカンペがタブレットというところにも時代を感じました。まあスマホ撮影ならすぐに各種SNSに投稿できて便利だし。
で、コンサートを鑑賞した後はまた広場とクリスマスマーケットでポケモンGO。
独立100周年のお祝いでレアなやつが出てくるんじゃないかと期待したんですが別にそんなことはありませんでした。
んふんふ(どこもかしこも真っ青!この写真は何のフィルターもかけていないし補正もしていません。街頭の下で撮影したらこんなのになっちゃいました)
バス乗り場の屋根のライトも青一色!(普通は白)
クリスマスツリーも青一色!
それからメインの大通りを歩きながら適当に出てきたポケモンをGETしてアパートまで帰りました。
その後アパートでテレビを点けてみたら、どのチャンネルも延々と独立記念日祝賀パーティの様子を放送しているのみで、まるで日本の大晦日~元旦みたいな空気を感じました。まあ家族や友達と集まって延々と飲み食いして区切りの良いところでどっかに集まって祝って花火を見て屋台(クリスマスマーケット)をのぞいてって日本の大晦日~正月の過ごし方とだいたい同じですからね。