「Crystal Shot」は、一見縦スクロールの弾幕シューティングと思いきや、実は頭を使うパズルゲームの要素を持った雰囲気パズルシューティングゲームだったという不思議なタイトルです。なのでシューティングやアクションが苦手という人やスタイリッシュな作風の雰囲気ゲーが好きな人も楽しめます。
基本画面はこんな感じ。画面下中央にある三角が自機で、画面をタップすると楔のような弾を撃って前方にある障害物を破壊します。
破壊した瞬間に再生されるサウンドが、まるでガラスが割れたような硬質の音で爽快感が半端ない!涼やかですっきりしたグラフィックと相まって、ユーザーの達成感や爽快感を引き出すヒーリング効果を盛り込んだような設計となっています。
ステージは10ステージごとに区切られており、クリアするごとに各種SNSに投稿・共有できるようになっています。最初のステージはチュートリアルも兼ねているので動きの少ない標的をただ狙って撃つだけで簡単にクリアできます。
ところが次の11ステージ目から徐々に難しくなっていきます。これは非常にシンプルに見えますが、実は…
左右に動き、さらに1発撃ちこんだだけでは倒せず、撃たれるごとに色と形状を変える特性を持っていました。
2発撃つとこのような形状に。
なお、このゲームは画面上部にバリヤーが置かれており、調子に乗って弾を撃ちまくっていると、障害物に当たらなかった弾がそのまま跳ね返って自機に当たりゲームオーバーとなってしまいます。このゲームは敵に攻撃されることはありませんが、「反射」を考えて効率的に障害物を破壊していくパターンを考えなければなりません。実にパズル的発想。
たまに動画を視聴するとある程度跳ね返った自分の弾から身を守れるシールド効果を得られることがあります。
もっとも、このシールドも無限ではなく、撃たれるたびに色と形状を変える障害物と同様、弾を食らえるのは3回までと決まっています。なるべく調子に乗って撃ちまくったり、障害物を撃ち漏らさないようにしましょう。
何気に難しいのは、たくさんの動く障害物を次々と破壊し、「あと一個!」というところまで来たとき。たくさんあれば適当に撃ってもどれかに当たって破壊できますが、残りが少なくなればなるほど撃ち漏らす確率も高くなり、自分の弾が跳ね返ってくる確率も上がります。
ステージを進んでいくと、さらに動く障害物と共に動くバリヤーまでフィールド上に現れ、そのタイミングを”読んで”撃つスキルが必要になってきます。これ、ちょっとずれるだけですぐ弾が向こうまで突き抜けて自爆してしまうんですよね。
やった!うまくタイミングとバリヤーの角度を計算して動く障害物を破壊できた!
バリヤー同士の間隔が狭いと弾がどんどん跳ね返って思いがけない軌道になります。どんなタイミングで撃つとどんな軌道になるかあらかじめ頭の中でシミュレーションすることも求められるようになります。
このように、ステージが進むにつれて頭を使う局面が多くなる、頭の体操的な要素もあるシューティングゲームです。まあシューティングの皮をかぶったパズルゲームと書いた方が適切かもしれません。プレイし応えもあるうえに、見ての通りグラフィックも非常に綺麗なので見た目的にも楽しめます。常時広告が表示されているうえに動画広告の挿入回数も多めなのがちょっと難点ではありますが、その代わり課金要素は一切なく完全無料で遊べます。